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デジタルサイネージ広告が伸び盛り

つい最近、JCDecauxがまとめた
「屋外広告ポスター 9つの原則」
というものを紹介しました。

彼らの展開している屋外広告は、
いわゆる「デジタルサイネージ」
と言われるものです。
つまり、紙のポスターではなく、
デジタルの広告媒体

屋外広告もどんどんデジタル化が
進んでいて、渋谷のスクランブル
交差点
などは言うに及ばず、
至るところで見かけることが
増えています。

そんな「デジタルサイネージ」の
広告市場がグングン成長しており

この先も更に勢いを増すであろう、
という趣旨の記事を見かけました。

2023年は約801億円、対前年比で
+19%
、なかなかの勢いです。
そして、2027年まで、毎年のように
2ケタ増の見通し
となっており、
1,400億円近くまで伸びる推計と
なっているのです。

その市場規模の内訳はというと、
交通機関:約399億円(49.8%
商業施設・店舗:約171億円(21.4%
屋外:約136億円(17.0%
その他*:約95億円(11.9%
となっている様子。

*マンションのエレベーターや映画館等

市場のおよそ半分を占めるのは、
交通機関です。
すっかり当たり前になった
電車内のビジョン広告に加えて、
最近、タクシーに乗った際に
小さなビジョンで広告を見せられる
ケースがかなり増えて来ています。

上記記事では、急成長を遂げていた
首都圏におけるタクシー広告の設置が
ほぼ完了した
とあり、次はエリアを
広げていくのか、タクシー広告以外に
流れるのか、注目したいところです。

個人的には、やはり商業施設・店舗
気になるところ。

昨今では、「リテール・メディア」
花盛りとなっています。
昨年末に『日経クロストレンド』誌が
まとめた「トレンドマップ2023下半期」
では、将来性スコアと経済インパクトを
大きく評価
されていました。

「リテール・メディア」とは、
文字通りリテール(小売)の特性を
活用した広告媒体
を指します。
小売店は、顧客が正にそこで買い物を
する場所
ですから、他の媒体に比べて
よりタイミングよく、より直接的に、
購買の意思決定に影響力を与えられる

ことが強みとなります。

加えて、小売店が持っている顧客の購買
情報を組み合わせて活用
できる点で、
将来性を評価されるのは当然と言える
かもしれません。

既に、コンビニエンスストアの中でも
ファミリーマートが特に熱心に
リテール・メディアに力を入れている

という話は聞いていました。

記事にも、「FamilyMartVision」という
デジタルサイネージを店内設置した
店舗数が、6月末で4,600店昨年内に
10,000店に達する計画
だったことが
紹介されています。

より消費者、購買者に近いところで、
より彼らの意思決定に確実に影響を
与えることができる媒体で、
「実を取る」広告を欲する企業が増えた
そんな印象を持った次第です。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。