マーケティングで大切なのは、
お客様を理解することです。
そこからすべてが始まるのだと
おっしゃるマーケターは少なく
ありません。

もちろん、他にも大切なことは
山ほどありますが、
まずはお客様の理解あってこそ、
そのお客様に喜んでもらうために
どのような価値を届ければよいのか、
マーケティングのプロセスが具体的に
動き始めると言って良いでしょう。

多様性の時代、
お客様とひと口に言っても、
本当に色々な方がいらっしゃるのは
想像に難くないところ。

しかし、
あまりに多様すぎて面倒だ！とか、
色々ありすぎて理解できない！
などと言っていては、
仕事になりません。

昨今話題になることが増えた
「LGBTQ」についても、
当然ながら理解しておきたい
ところです。

もちろん、お客様として想定せずに
事業を行うことも不可能では
ありません。
それに、カミングアウトが増えた
とはいえ、世の中のマジョリティを
占めるわけではないので、無視して
事業を進めても、致命傷を負うわけ
ではないかもしれません。

とはいえ、少なからずお客様の中に
いらっしゃる可能性が高いですし、
世の中の「LGBTQ」観、多様性への
深い洞察なしに事業を続けていくと、
どこかしらでヘタを打つリスクは
大いにあるように思われます。

身近に、実際に悩んでいる方や、
カミングアウトして活躍されている
方がいらっしゃる場合は、
かなりの程度「自分ごと」化して
理解する機会を持てているかも
しれません。

しかし、そんな方はまだまだ少ない
ですし、仮に身近にいたとしても、
本音を聞く機会というのは限られて
いるでしょう。

私が3月17日（日）に出演する
「DAF35」では、
LGBTQの当事者である仲間が
お2人ほど出演されます。

お1人は、クマ美さん。
彼（彼女？）は、自ら
「オカマなのにパパ」を標榜する
珍しいキャラクター。

鋭い感性を生かして、
悩める方々を救うカウンセラーと
して活躍されています。

今回も、ご本人の経験に裏打ちされた
ユニークなお話が聞けるでしょう。

もうお1人は、岡佐紀子さん。
彼女は、「次女」が最近「次男」に
変わったご子息の母親というお立場。

本業は売れっ子研修講師ということで、
毎回非常にインパクトのある、
そしてキャラの濃さを存分に生かした
パフォーマンスを披露してくれます。

ステージでは、ご子息の話をするわけ
ではないと思いますが、彼女の豊富な
経験から紡がれるストーリーからは、
いつも「多様性」の何たるかを学ばせて
もらっています。

そんなわけで、2人のお話は
世の中の多様性を理解する上で、
非常に有益なものになるに
違いありません。

私自身、彼らと出会って色々と
話を聞くまでは、「LGBTQ」については
どこか他人事であったなぁという思いが
正直否めません。

普通に生きているだけでは、
なかなか分からない世界を
「自分ごと」として理解する上で、
「DAF35」で彼らや私の話を
聞いてみてはいかがでしょうか？

3月17日（日）12時半開演、
東京北区王子にある会場、
ベースメントモンスターにて
お待ちしております。