アイヌ文化の魅力に触れるイベント
2月最後の日曜日。
雨の中を、代官山T-SITEまで行ってきました。
お目当ては、こちらの看板にある
「AINU CULTURE SHOWCASE」
というイベント。
「見て、触れる。アイヌ文化の魅力」
と題して、T-SITE GARDEN GALLERYで
アイヌ関連の展示と、伝統的な楽器の
演奏、そして絵本の朗読が行われたの
です。
冬と春が同居する T-SITEの中の小径を、
ギャラリーに向かって歩き、
「IVY PLACE」にランチ客が行列する
様子を横目に見ながら到着。
寒い外からギャラリーに入ると、
アイヌのお茶「エント茶」(写真はなし)を
配布してくださり、ホッと一息。
どくだみ茶のような、若干クセのある
味わいながら、美味しくいただきました。
ギャラリーの中には、所狭しとアイヌの
民族衣装や道具類が展示されています。
一番目立っていたのは、
「アットゥシ」という民族衣装。
防寒着のような感じでしょうか。
独特の刺繡でデザインされている
大きな半纏のような見た目です。
私はトライしなかったのですが、
実際にこのアットゥシを身にまとう
体験サービスも実施しており、
記念写真を撮っている方もチラホラ
いらっしゃいました。
ガラスケースの中には、
アイヌの小道具類を多数展示しています。
この、神道で神主さんが手に持っている
お祓い棒(大麻)にそっくりな道具は、
「イナウ」と呼ばれるもの。
アイヌの祭具のひとつで、神様や先祖の霊と
人間との間を取り持つ供物だそうです。
他にも、日常品の類が展示されていました。
一通り展示を見終わってから、
演奏+朗読が始まるのを待つこと数分。
トンコリという弦楽器を操る奏者、
Peteさんが登場しました。
このトンコリという楽器の音色を
聴いたところ、
これがとにかく眠りを誘う音色で、
ひたすら気持ちいい。
短い時間でしたので、何とか眠らずに
我慢できましたが、演奏会では実際に
寝る人が続出するのだとか。
良い音を出すために、素材の木にも
色々こだわって、パーツごとに材を
変えるなどしていらっしゃることを
語ってくれました。
そして、いよいよ最後に真打登場。
朗読アーティストの五十嵐いおりさん
による、アイヌの物語絵本の朗読です。
彼女の主宰するオンラインサロンで、
朗読を日々聴いているのですが、
生で聴くと、また臨場感が違って
とてもよいものなのですね。
普段はつい左脳偏重になりがちなので、
こういったアートに意識的に触れに
いくことが、自分のバランス感覚を
保つ上で貴重な機会になります。
とは言いながら、なかなか時間の確保が
出来ていないので、改めて反省ですね。
アイヌをテーマにした
「プチコンサート」といった趣きの
こちらのイベント、今日明日は大阪、
梅田の蔦屋書店で開催されます。
お近くの方でご興味を持たれた方は、
是非足を伸ばしてみてください。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。