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お天道様が見ている

そろそろ『致知』の新しい号(4月号)が
我が家に届く時期。
先月届いた3月号をその前に読み切らねば
と思い、ようやく読み終えたところです。

1年半ほど前にここで書かせてもらった、
「スタミナ苑」を日本一の焼肉屋にした
立役者である、豊島雅信さんの新しい
インタビューがありました。

この記事を書いたきっかけは、
NHK 『プロフェッショナル 仕事の流儀』
豊島さんとスタミナ苑が特集されたから。

徒歩10分という近所で育ったにも関わらず、
その数か月前まで一度も訪問したことが
なかったのですが、ご縁あって初訪問を
果たした記憶もまだ新しいタイミング
でも
ありました。

冒頭の写真は、その際にいただいた
ホルモンの盛り合わせ
「放るもん」が語源のホルモンも、
より美味しいところのみを残す
丁寧な仕込みが、我々訪問客に感動を
与えるほどの味わい
をもたらしてくれる
のだと思います。

3月号に掲載されていた記事は、
見開き2ページのコンパクトな内容。
NHKでカバーされていたエピソードや
メッセージも多かったのですが、
改めてここで紹介するのは、
最後のパートを読んで心が動いたから。

「人事を尽くして天命を待つ」
という言葉から始まる最後のページで、
豊島さんが今一番気がかりなこと
して、難病を患っている娘さんのことに
触れているのです。

「娘が助かるなら僕の命を全部捧げたって構わない。」

豊島さんご自身も、小さいときに
右手を精肉機に突っ込んでしまい、
指2本を失って手が変形したという
辛い状況と向き合いながらの人生。

自分たちばかりに試練が訪れるのは
何故だ?!と天を恨みがましく思う
こともあった
ようです。

それでも何とか乗り越えようと、
毎日の努力を怠らない姿勢が凄い。

僕は休業日でもたった一人、三時間の仕込みを続けて来たけれど、誰も見ていないところで努力する。今もトイレの掃除は毎日自分でするし、絶対に手を抜かない。誰がやるのでもない。自主的にやるしかない。それができないのはまだケツが青い証拠なんだ。手を抜いたら明日客が一人来なくなると思って自分を奮い立たせてきたね。

日本一を獲る人は、
日本一に相応しい努力をしている

ということが、ヒシヒシと伝わって
くる気がしませんか?

最近とみに思うのです。
やはりお天道様は見ているのだなぁと。

一見、自分にだけ不合理なことが
起きている
のではないか?
自分ばかり、不公平な目に遭っている
のではないか?
そんな思いに駆られることも、
生きていればありますよね。

しかし、起きることはありのままに
受け止め、自分がやるべきことを
淡々粛々と進めることに集中して
いけば、良い結果が出る
ものです。

いや、良い結果が出ていることに
気付く力が高まった
だけなのかも
しれません。

日本一になりたければ、
日本一に相応しい努力をする。

甘い誘惑や、忍び寄る怠け心に
負けないで、コツコツ継続する。

自分は継続が得意だと思っていますが、
私のレベルで慢心していては、
すぐに土台が揺らぎかねません。

改めて、気を引き締めていきたいと
思った次第です。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。