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善光寺の御守販売に見る工夫

「牛に引かれて善光寺参り」
で有名な、信州の善光寺

2021年の11月に訪れた際、
いくつかnoteで記事を書かせて
もらったことがあります。

昨年、その善光寺から、
思いもよらない「ヒット商品」
生まれました。

それが、「勝守(かちまもり)」です。

そう、「勝」の字が印刷された
お守り
が、売れに売れたのです。

そもそものきっかけは、
昨年日本代表「侍ジャパン」が優勝した
WBCで、多くの選手たちがお揃いで
バッグに付けていたこと。

長野市出身牧秀悟選手(DeNA)
2023年の年明けに善光寺にお参りした際、
善光寺の庶務部長さん発案で、
選手やスタッフさん向けに
40体の御守をプレゼントしたのです。

世界一を勝ち取ったそのパワーに
あやかろうということで、
毎日朝から大行列ができる状況、
作っても作っても品薄、
オンラインは欠品状態

続いていたそうです。

WBC後はしばらく「1人2体まで」
制限をしていました。
今は「1人5体まで」に制限を緩和
しているようですが、
それでも初詣で人が増えると、
また品薄になる可能性もありそうです。

高い反響があった「プレゼント」、
マーケティングでは「サンプリング」
呼ばれる手法ですね。

実際には、侍ジャパンの選手たちが
バッグに付けている様子がメディアを
通じて大きな露出を稼いだ
ので、
「プロダクトプレイスメント」的な
力を発揮し、非常に高い投資対効果を
生んだPR
を実施したと評価することが
できます。

善光寺は、実は檀家を持たない
お寺です。
つまりは、サブスクのような形で
定期的に確保できる収入がほとんど
ありません

なので、7年に1度の御開帳や、
様々なご祈祷、御守などの物販
日銭を稼がないと、お寺の経営が
立ち行かない
のです。

お寺が金儲けをしていいのか?
とモヤモヤする人も、中には
いらっしゃるかもしれません。
ただ、宗教にはビジネス的な側面が
ある
というのは、多くの人が既に
ご存知のことでもあると思います。

どんなにきれいごとを言ったところで、
ご飯が食べられなければ、
人の面倒を見る仕事を続けることは
残念ながらできません。

ある程度の収入を得て、
日々の食事を摂り、
お寺の普請をやり繰りし、
法衣なども揃える。
つまりは「衣食住」を賄うことを
最低限やれない限り、
お寺の経営は成り立たないわけです。

こういう切羽詰まった状況が、
逆に知恵を生んでいる
のかも
しれません。

2021年に伺った際の別記事(下記)で
ご紹介しているのですが、
善光寺には「御守の自動販売機」
設置されています。

御守をより多く販売するために、
PRで露出を稼いだり、
自動販売機を設置してみたり、
様々な工夫を凝らしている様子が
お分かりいただけたと思います。

お寺も、マーケティングを実践
しないと生き残れない時代、
なのかもしれませんね。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。