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「かじる」文化と「シゲキ中毒」

note毎日投稿を始めて2年2か月。
「スキ」をいただく数は、少しずつ
増えてきたとはいえ、平均するとまだ
10個強くらいだろうか。
記事の良し悪し、拡散された度合いで、
それが20や30になることがたまにある
程度。

先週投稿した記事が、初めて
「今日の注目記事」
に取り上げられたのだが、
その効果が絶大であることを、
この度大いに実感させてもらった。
あれよあれよと、まもなく「スキ」が
100に到達しそうな勢いである。

著名な方や、著名でなくとも素晴らしい
記事を書いていらっしゃる方には、
毎記事3ケタの「スキ」が付く方が
ザラにいらっしゃるので、まだまだ
大したことはないのだが、個人比では
今までにない反響
だったということで、
非常に驚き、正直に言って嬉しかった。

毎日の発信で、全てがベストな投稿に
仕上がっているとはさすがに言えない。
それでも、自分の命である時間を削って
書くからには、有用な何かを、それを
必要としている人に届けたい、届いて
欲しい
、そんな気持ちで書き続けている。
だからこそ、反響が大きくなれば、
素直に喜びたいと思うわけだ。

多くの人に読んでもらった理由の第一は、
単純に「今日の注目記事」というnote内の
メディア、ニュース媒体のようなものに
取り上げてもらうことで、露出が圧倒的に
増えた
こと。
それ以上でも以下でもないだろう。

なので、結局重要なポイントは、なぜ
「今日の注目記事」に取り上げてもらえたか

ということになる。

やはり、「TikTok売れ」という現象が、
2021年のヒット商品ランキング1位に
取り上げられたということで、
そもそも話題性の極めて高いネタ
取り扱ったというのが大きい。

それに加えて、「Z世代」という言葉が
極めて熱く注目を浴びているパワーワード
であることも一役買っていそうだ。

私が書いた内容自体は、ByteDance社が
PRリリースで発表している「白書」の中に
詳しい。

しかし、そこは「白書」である。
見栄えがよく、ついついページを先へ
先へと繰る魅力のある内容に仕上がって
いるものの、それなりのボリュームだ。
それに、そもそもこの「白書」について
自分で調べてたどり着く人というのは
そうそういるものでもないのだろう。

結果として、面白そうな内容をとりあえず
「かじる」
ために、私の1,000字程度の
記事を活用してくださった、そんな方が
多かったとの見立てが妥当であろう。


私の記事の中では取り上げなかったが、
白書の中に出てきた言葉として、

「シゲ中」

というのがある。
「シゲキ中毒」を縮めて「シゲ中」

やりたいことが山ほどある。
知りたいこともそう。
色々手を出して、自分の可能性を広げたい。
自分が本当に好きな何かと出会いたい。

だから、常に「シゲキ」を求めて彷徨う。
次の「シゲキ」こそ、自分が求めていた
ものかもしれない。
そう思って、スワイプする指を止める
ことができない。


TikTokの提供しているサービスが、
この「シゲ中」な若者のニーズと重なる。
いや、TikTokのサービスの設計が、
「シゲ中」を更に増幅させている部分も
間違いなくあるだろう。

とにかく「雑音」の多いこの社会。
シゲキが強くなければ、そもそも認知して
もらえない、覚えてもらえない。
衆目を集めるゲームで勝ち抜くためには、
シゲキMAXで挑まなければならないのだ。

しかし、シゲキの強度に騙されて、
本当に大切なこと、重要なことに
注目が集まらないのは、本末転倒

ある気がして、心が落ち着かない。

シゲキで誤魔化すのではなく、
本当に大切なことを、伝えるべき人に
確実に伝える。
そのような確固たる信念をもって、
マーケティングに携わることが大切

なのではないか。
そんなことを感じている。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。