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シングルかダブルか、それが問題だ

今日も、昨日に引き続いて、
トイレットペーパーの話。
だが、少し趣向を変えてみよう。

皆さんは、トイレットペーパーを
買うときに、シングルとダブルの
どちらを求めるだろうか?
私と同じ関東圏出身であれば、
恐らく大半はダブルを選んでいる
可能性が高い。
逆に、関西圏出身者の場合は、
シングルの確率がグンと高まる。

そもそも、シングルとダブルの違いは
どこにあるのか?
市場で最も売れている「エリエール」
ブランドを例にとると、
シングル(1枚重ね)=60m
ダブル(2枚重ね)=30m
となる。
長さという点からいうと、
ダブルも30m×2=60mある。

次に大きなブランドの「スコッティ」
ブランドだと、
シングル(1枚重ね)=50m
ダブル(2枚重ね)=25m
なので、ダブルも結局のところ50m。

つまり、ブランドを問わず、シングルと
ダブルは同じ長さという結論になる。

しかし、実はここに落とし穴がある。
もし店頭で時間に余裕があったら、
シングルとダブルの両方を持ち上げて
みて、重さを比較してみてほしい。
まぁ、ほとんどの人は違いを見分ける
のが難しいだろうが、実は重さが
異なるのである。

一体どういうことか?
長さは同じでも、厚みあるいは密度が
異なれば、当然重さが変わってくる。

ここまで聞いて、シングルとダブルの
どちらが軽くてどちらが重いか、
見当はついただろうか?

そう、ダブルの方が若干軽いのである。
シングルとダブルとでは、
GSM*が異なり、シングルの方が
面積当たりの重さがより大きいのだ。

*Gram per Square Meter
=平方メートル当たりのグラム数

紙の長さは変わらないが、若干重い
ということは、僅かながら厚みに
差があると考えてもらえば良い。
大抵のお店では、同じブランドの
シングルとダブルは同じ価格で
売られているから、シングルを
買う方が僅かながらお得、という
計算になる。

繰り返しになるが、長さは全く同じ。
なので、お得とは必ずしも言い切れ
ないのが実情だ。
それでも、僅かに厚い分、水分を吸う
量も多いはずで、チリも積もれば
何とやら、長い目で見ればシングルの
方が本当に得をしている可能性は
否めない。

冒頭に、関東ではダブル、関西では
シングルの方が売れていると書いた。
シングルとダブルの裏に潜むこの辺の
事情を、いつしか「大阪のおばちゃん」
たちが見抜き、噂が噂を呼んで、
シングルばかり買い求める人が
関西に増えたのではないか?

そんな荒唐無稽な仮説を立てたのだが、
あながち遠くないところに真実が
あるやも知れず、だとするとやっぱり
「大阪のおばちゃん」たちは最強だと
思うのである。
なんちゃって。

実際のところは、長さが2倍あると、
何となくそちらの方がお得、経済的と
感じられるところから、コストに
敏感な関西人はシングルを選ぶこと
が多いのではないかと思われる。

そうは言っても、長さはダブルと
どうせ同じ、であれば触り心地など
に秀でるダブルを選ぶ人が関東に
多い、そんな仮説が思いつく。

真相は、正直なところ分からない。
人によって選ぶポイントも異なる
ようで、これが正解!というものに
はまだ出会っていない。
皆さんは、どんな理由でどちらを
選んでいるだろうか?
私と会う機会があった際は、是非
参考までに教えていただきたい。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。