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欲しい時にそこにあること

「マーケティング」の適用範囲は、
とても広い。

一個10円、20円の、安い商品から
一台ウン百万円、一軒ウン千万円と
いった高額商品まで

あるいは、コンビニやドラッグストア、
スーパーやホームセンターなどの
マスリテールから
デパートやブティックなどを含む
プレミアムな小売まで

はてまた、毎日のように消費する
食品や飲料、洗剤や化粧品といった
日用消費財から
せいぜい週一、月一と言った頻度の
消費にとどまる耐久消費財まで

これほど多種多様な商品群たち
相手にしても、再現性高く成果を
出し続ける
ためには、
自分の取り扱っている商品や
カテゴリーに拘泥しすぎずに、
より俯瞰した立場「本質」を
追究する意識が重要
です。

「マーケティング」には、
色々なセオリーがありますが、
この「本質」を踏まえていないと、
セオリーを正しい場面で使えない

ことになりかねません。

流行っているからと言って、
「TikTokで広告を出そう!」
などと盛り上がったとしても、
TikTok広告を使うことが適した
商品やブランドでなかったら、
ただのお金の無駄遣いに終わって
しまいます。

とにかく認知がなさすぎるから、
「TVCMで大々的に認知を取ろう!」
となったとしても、
仮にCMを打てたとして、そこで
認知した人がどこで買い物するか
事前に検証しておかない限り、
認知が取れたのはいいけど、
売上はサッパリ上がらなかった、
などという顛末になることが
十分あり得る
わけですね。

私が関わっているお菓子のカテゴリ
などは、お値段も安く、気兼ねなく
購入できるため、買い物に行く前に
入念に「これを買うぞ!」と決めて
おく場合は少なめ
です。

むしろ、店頭で見かけたものの中から
「これ美味しそう!」
といった具合に反応して、
その場で購入の意思決定をしている
場合が多い
と言えるでしょう。

そんなわけで、
TVCMにせよ、他の広告にせよ、
認知獲得のための施策を走らせるならば、
先回りしていかに実際の店頭に商品の
配荷を済ませておくか
、ここの連携が
非常に重要
なのです。

広告で「欲しい!」という気持ちを
起こさせたり、思い出させたりした
その前後に、店頭で大きな存在感を
放ってアピール
することで、
お客様に見つけてもらいやすくなり、
購入に進む確率が上がる
のですね。

せっかく「欲しい!」という気持ちが
生じたのなら、その気持ちが冷めない
うちに実際に購入
してもらいたい。

そのためにも、
購入場所に確実に配荷されている
購入することが可能な状態になっている
ことが、その場で気軽に買える
商品カテゴリの場合には
特に重要となるのです。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。