連載 読みたくなる!パワーポイントの作り方 第十一回

パワポ屋 ふくみんです。
ブログが第十一回に突入しました。

前回からいよいよ本題に突入し、読みたくなる!パワーポイントにするためのルールと題して以下の3つをご紹介しました。

前回のおさらいを軽く行いたいと思います。
前回は「①テキストとオブジェクトを絶対に切り離さない」と題して、テキストはあくまでもオブジェクトに「編集」コマンドを使って記入しましょう、ということをお伝えしました。

みなさんにとって「読みやすく」、同時に「使い勝手のよい」パワーポイントを作る大前提として、「オブジェクトを作った後に、テキストボックスでテキストを切り離して挿入する」ことは絶対にやってはいけません、そうではなく、「オブジェクト上で右クリック→テキストの編集、でオブジェクトにテキストを挿入する。位置は文字のオプショの余白や文字揃えで調節する」ということが超重要ですよ、ということです。

思い出されましたか?

そして今回のブログを読んでいただくにあたっても、必ず忘れないでいただきたいのが、「これはいいパワーポイントだな」という資料を作るための以下の3つの条件です。
①読みやすい (これは必ずしも見た目に美しい、とは違うので注意が必要です)
②作る負担が少ない
③再編集がかけやすい (特に企業の中で作られるパワーポイントは、次に再利用される可能性を考慮して、再編集がかけやすいように作ることが要求される)

このブログでこれからお伝えする3つのルールを守ってパワーポイントの資料を作れば、内容のいかんに関係なく、これらの条件を満たした素敵な資料が作れます。

今日は前回のブログの応用である「余白/行間を調節しながら、囲みを使いこなす」についてです。

おそらくテキストとオブジェクトを切り離してしまう方の多くは前回の記事を読んでこう思われたと思います。
「そりゃ言ってることはごもっともだとは思うけど、肝心のテキストがオブジェクトにうまくおさまってくれないんだよねぇ~仕方ないんだもんねぇ~(´Д` )」

それってつまりこういうことですか?

本当はこうなってほしいのに↓

テキストが言うことをきかない あるあるその1

テキストが言うことをきかない あるあるその2

テキストが言うことをきかない あるあるその3

…で結局…

…って、テキストボックスで文章を書いてオブジェクトの上にのせちゃうって感じでしょう?(図星でしょう??w)

しかしこれらはすべて今日お伝えする以下の3つの合わせ技でほとんどのことが解決できます。

•文字のオプションの余白
•行間
•箇条書き/段落番号/インデント・ルーラーの調整

どれも「なんじゃ?専門的なことを言わないでほしい…(´・_・`)」と思われてしまいそうですね。

しかしこれらはパワポーイントのちょっとした操作ですぐに使いこなせるとても大切なものです。

たとえば上に示した例で言うと、長方形を描き、テキストの編集で文字を記入したとしましょう。

このときオブジェクト(この場合だと長方形)にカーソルを合わせて右クリックすると以下のバーが画面の右側に出てくるはずです。

ここの「文字のオプション」をクリックし、「A」の文字が描かれているのアイコンをクリックします。

このプロパティを操作するバーで余白を調節するのです。

テキストの余白を調節したいときは、対象となるオブジェクトから右クリック→図形の書式設定→文字のオプション→左余白/右余白でデフォルト設定値が0.25cmになっているので増減させます。基本的には余白を0.1cmにすると洗練されたデザインになります。

上の例だと、「文字のオプション」のプロパティをズームアップすると↓の設定になっています。

左余白と右余白を0.25cmから0.1cmに減らし、「図形内でテキストを折り返す」にチェックを入れただけで、テキストがオブジェクトに読みやすい形で収まってくれました。

基本的にパワーポイントのオブジェクトとテキストはすべてこの画面右側の「図形の書式設定」の「図形のオプション」または「文字のオプション」で修正していけば調整ができるのです。

PowerPoint2013からはこの「図形の書式設定」が画面の右側にずっと残ってくれるようになったので、作業する間は基本的にずっとこの右側のバーを出しっぱなしにしておくことをお勧めします。(あくまでもこれは筆者のRecommendなので強制ではありません、が、出しっぱなしにしておいたほうが結果的に便利で効率が上がるというのが大量のパワポを日常的に触っている僕の見解です)

たったこれだけのことなのですがこの「文字のオプション」のプロパティを調整することができてない方が私の会社の中にも多い!!(パワポ屋の嘆き)

ぜひ今回のこの記事を読まれたみなさんは前回の「テキストとオブジェクトを絶対に切り離さない」と「文字のオプションの余白を調節して使いこなす」ことを習慣付けてみてください。
のちのちきっといいことある…かもね( ̄▽ ̄)

しかし今回のブログを読んでも、「いや、まだ納得できないぞ、だってあんなことや、こんなことが原因でまだテキストがオブジェクトにうまく収まらない時があるじゃないか‼️」という不平の声が聞こえるようです。

もちろん他にも解説しなければならないことはあります。

が、

いいところで終わってしまって、え〜‼️こんなモヤモヤした気持ちのまま、また1週間待つのかよぉ⁉️という連続ドラマのように今回はここでおしまいです。

第十二回予告「暴かれた‼️行間と禁則処理の秘密」てめぇら、許せねぇ‼️

お楽しみに♪

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