底無し沼のようなお土産コーナーをやっとのことで突破した私は（この時点で20000円ほど使っている）ついにパーク内部へと、その全容へと足を踏み入れたのだった。受付のカウンター、その机に描かれていたのは、

横乳バブルガム。

横乳バブルガムである。

公式イラストの入浴中のバブルガム、横乳バブルガムである。

正直言ってこの存在を日本に持ち帰れただけでも今回の遠征は海外アニメオタク史に残る偉業と言い切っても良い。そう思った。

これほど素直に射精ですと言う言葉が相応しいイラストがあるだろうか？？？こちとら半裸なんだぞ性的興奮を煽るな。バスタブに浸かり溶けた髪が艶かしい。ビビーッッ！！ダメです！！アウトです！！こんなドスケベ禁止でーす！！最高。

いきなりフォスターズホームのブルーとマックがいる…何を隠そう私は半裸でプリンセスバブルガムを抱くためにタイまで来たのだ。（ガチで）プリンセスバブルガムがいるプール。は？？夢か？どんなドスケベシチュエーションだよTo LOVEるか？合法的に半裸でバブルガムを抱きしめる。そのためだ。Lesson5はこのために…

しかしプリンセスバブルガムの出待ちをする私の前に現れたのはガンター、そしてジョニーブラボーだった。またお前かジョニーブラボー。結局バブルガムにもマーセリンにも会えなかった…私はジョニーブラボーがやたら見せつけてくる上腕二頭筋を叩いて『すげえ笑』と苦笑いするだけだった。合掌。必ずリベンジするからな。いつか君を抱きしめてみたいから。

◆すげえプールずら！！！

イヤ夢か？幻か？

海外アニメキャラと南国の楽園が同時に同じ場所に存在しているのである。

ここで私はロシアから来たという海外アニメオタクと意気投合しアトラクションを回った。身長2m近いロシア人の屈強な男性は一人では乗れないアトラクションに乗りたかったらしい。収束の地。海外アニメオタク収束の地である。海外アニメは国境を越え友情と絆を生む。日本からオタク渡りした私も大概だがロシアからオタク渡りして来たオタク、ちょっと強過ぎねえか？？拙い英語同士だったがやはりここでも万国共通語の可能性を感じた。ていうかマジで英語勉強しようと思った。

その後現地の少女達とも仲良くなり最終的に4人の多国籍パーティとなりパーク内を回ったのだがもう一生、きっと永遠に会えない人達との束の間の絆は今でも私の宝物である。きっと今この瞬間も彼らはアドベンチャータイムが終わったことを引きずっているのだろう。僕たちはきっと、ずっと、友達だ。

◆一点の曇り無し全てがカートゥーンだ

流石にはしゃぎ過ぎた。はらぺこだ。私は昼食をとることにした。空腹に苛まれ目に映る生き物全てを喰らわんとするばかりの私を（南国特有のカラフルな蛙がプールで泳いでいたので捕食しそうになった）フードコートで出迎えたのは

チャウダー…！！分かってる…分かってるよねカートゥーンネットワークアマゾンさんはよォ！！流石だぜ！！オタクが喜ぶ事をやってのける！！そこに痺れる憧れるゥ！！！！

フードコート。個人的にもう完璧。完全無欠。100億点満点である。大好物のタイ料理がメニューにずらりと並び、お分りいただけるだろうか？メニュー上部の看板は曼荼羅のような柄だが、よく見るとリグビーとモーデカイなのである。これぞカートゥーン曼荼羅。常夏の空の下、タイ料理を優雅に味わい、スティーブンユニバースopをタイ語で歌うクリスタルジェムズ達の声を聞き確信した。此処が聖地であると。まごう事なき海外アニメオタクの聖地、カートゥーンネットワークアマゾンなのだと…

ちょっとしたドリンクコーナーにも海外アニメキャラ。アイスキングとガンター。もう本当にわかっている。海外アニメを愛する人間が海外アニメを愛する人間のために作った楽園だ此処は…ありがとう…本当にありがとう…それしか言う言葉が見つからない…

◆まとめ

最高。

それ以上に語る言葉無し。

絶対に、絶対に海外アニメが好きな人間ならば一度は足を運んでいただきたい場所となっている。とにかく楽しい。ちなみにタイへの往復の飛行機代は3万円程度。ヘタな国内旅行より安い。オススメは2月。タイは乾期で晴れ渡り日本の鬱々とした寒さを束の間忘れ、存分に常夏に胸躍らせる事ができるだろう。

さぁ今年の冬の旅行はタイ、カートゥーンネットワークアマゾンに決まりだ。

是非あなたにも素晴らしい経験と夢のような体験に出会って来て欲しい。

帰るのが本当に名残惜しかった。

ありがとう。