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翼をさずける

※この紹介記事は先日コミュニティ内の紹介文コンテストで大賞をいただいた記事なので、こちらにも記念として掲載します。
現在この美ら旅セミナーは開催しておりません。
現在はオンラインでの「人生大改造」を月に3回のみ開催しています。

2015年、私の中で思考改革が起きた。
「翼をさずける」と言うコピーは、エナジードリンクよりもこの人にピッタリな気がする。
私に翼をさずけたのは、非常に怪しすぎるこの男性との出会いそのもの、そして彼がやっている「美ら旅」と言うセミナーであった。

彼の名前は大濱 幸太郎。通称ハマコタさん。
写真でわかるように、まず外見があまりにもチャラい。あまりにも怪しい。

最初の写真での印象は

「またアレだろ?パソコンひとつでお金と自由と手に入れて南の島でハッピーキラキラ夢を叶えるフワフワインチキ詐欺商材とかだろ?」

と思っていた。←言い方

SNSの記事内容は「美ら旅・飛行機に798円で乗れる」なんて書いてある。
あー怪しい。
これは旅行系マルチか?

でも、なんか違う。私の妖怪アンテナが
「セミナー行ってみなよ!」とピンピンお知らせしている。

まぁ、たとえ詐欺師だったらそれもネタや勉強になる。
ホテルラウンジで美味しいもの食べながら詐欺師の手口を聞けたなら、それはそれで使える。

「こんな詐欺師に要注意!」などのセミナーができるしな、ネタ作りじゃ!と申し込んだのがきっかけであった。

そして、この出会いがその後の私に翼をさずけることとなった。


まずセミナーの内容はホンモノ。
実際に世界各地、全国各地を旅しながら得た知恵がいっぱい詰まった素晴らしいものだった。
なんたって本人は小型のスーツケース1つで世界中を旅してまわり、家を持たずに生活していると言うのだ。
そんな事が可能なのか??
と思ったが、実際に彼はずっとその生活を続けていたのだ。

私自身も何度も1000円以下でで九州から東京をはじめとした全国各地へ行った。
通常片道でも2万3万が普通だったから驚きだ。

当時九州にいながら出版だのセミナーだのやっていた私にとってはとてもありがたい内容で、そうして経費をお安くすることで、個人の方にもセミナー主催をしていただけるようになった。
そのおかげで多くの出会いに恵まれ、今の私があるのだ。

もちろんそれだけではなく、本当に会いたい友人に会ってお酒を飲む、と言う目的だけで、飛行機に乗って出かけるなんてことも日常になった。
まさに翼が生えたようなものだ。

だが、それも全部はマインドの変革だ。
それまでの自分ならば
「家族に不満を言われるかもしれない」とか
「遠くの地でセミナーするの怖い」とか
そんなしょーもないことで、行動をしない選択をしていたと思う。

もし、ハマコタさんと出会っていなければ、
もし、美ら旅セミナーに出ていなければ、私はどんな人生だっただろう。
今私は東京の地でプチfire生活をしているわけだが、おそらく今の私はなかったと思う。
不満を感じながら、愚痴を言いながら、自分の世界を変えないまま生きていたかもしれない。

もし、1ヶ月後に死ぬとしたら?

もし、完全無料で海外に行けるとしたら?

もし、その人と2度と会えないとわかっていたら?

普段は有り得ないとか、考えもしないことを思うようになった。

自分の1番大切なものはなんなのか?
ダイレクトに自分の思いがわかるようになった。

美ら旅のセミナーの最後にハマコタさんは、「皆さまと僕は今日を最後に2度と会わないかもしれないので。」
と言った。あまりの正直さに驚いた。

普通、講師はみんな言う。
「またいつかお会いしましょう。」と。
私も言う。今でも言う。笑

だが、実際は確かにほとんどの講師とはそのセミナーの後会う事はない。
私達は、日々当たり前に人と出会って人と離れて、情報を右から左へ流していく。
日々の仕事やルーティンに追われて、1番大切にしたかったはずの家族をぞんざいに扱う。
なんのために働いているのか?
なんのためにその人といるのか?
今行きたい場所には、いつ行けるのか?

もし1ヶ月後に自分が死んでしまうとしたら、同じ選択になるだろうか。

翼をさずけられた私は、それから何度か彼のセミナーをSNSでお知らせした。
主催ではない。あくまでお知らせだけ。

そうすると一部の人からは
「あんな怪しい人の宣伝をするなんてやめた方がいい」と心配された。
まぁ、気持ちはわかる。
怪しすぎるもん。笑

だが私の告知で「美ら旅」に参加した方々からは、「ハマコタさんのセミナーを教えてくれてありがとう!」という感謝をたくさんいただいた。
私調べでは、満足度98%だ。
(・∀・)

だが、その後彼は自分の話していた言葉通りの「お試し」の洗礼を受けることとなった。

非常に回復が困難な難病となり、命の危機を何度も味わうことになったのだ。
私は長く会っていない彼を心配しながらも、興味が絶えなかった。
本当にいつ死ぬかわからない、と言う状況で、彼の生き方はどうなるのか?と。

彼は変わらなかった。

可能な限り旅をし、家族との時間をより大切にしていた。
「いつ死んでも悔いはない。」なんて言うが、この人の場合は本当にそうなんだな、と思った。
いや、やはり悔いは残るだろう。
だって、世界を何周もしているのに、
「まだまだ知らない場所、行きたい場所が沢山ある。」
と言っていたもの。

まだまだこれからも、彼はきっと世界中を旅するはずだ。

自分の世界を作っているのは自分だ。
ハマコタさんの
「美ら旅」に行くと、その本当の意味がわかる。

ハマコタさん、もしかしたら2度と会わないかもしれないけれど、
また会おうね。

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