アニメ『逆転世界ノ電池少女』

こんばんは、にしおです。
今日は事務所で毎月行われているライブの3日目、『プレGETシアター』で初めてMCをさせていただきました。
MCなんてやらせてもらえることは当然滅多にありませんので、とても勉強になりました。
拙い部分、不慣れな部分など多々あったかと思いますが、ライブを盛り上げるための一つお手伝いができていたらなによりです。

さて、今日は僕の大好きな作品『逆転世界ノ電池少女』を紹介させていただきたいと思います。
この作品が放送されていた2021年冬は空前のロボットアニメ大量クールとして話題になっていたのですが、僕の中ではロボに限らずぶっちぎり一位がこの『電池少女』でした。
では。

軽いあらすじ
西暦2019年、改元を目前に控えた日本の上空に突如として現れた次元の裂け目。その向こうには、かつての軍国主義を継承したまま永世昭和を謳う並行世界の日本、真国日本があった。
真国日本は、現代の兵器を無力化するガス兵器「幻霧」と、巨大人型兵器「伽藍」を用いて現代日本をあっという間に掌握、征服してしまう。
それから10年後、令和を迎えることなく真国日本の属国として生まれ変わった幻国・日本。厳しい検閲によってアニメ、漫画、アイドルなどのサブカルチャーが徹底的に排除された。
しかしそこには、「Otaku is not dead!」を掲げ、真国日本に真っ向から立ち向かう秘密結社「アラハバキ」が存在した。彼らは、「電池少女」と呼ばれる少女達のときめきを原動力に動くロボット「ガランドール」を主力に、日本を取り戻すために戦い続ける。

あらすじをご覧になれば多少お分かりかもしれないのですが、この作品の最大の魅力はその”痛さ”と”熱さ”です。
一昔前のヲタクの、好きなものへの熱意が溢れすぎているが故の痛さ、そしてその熱意が戦うための力になるという。もうこの設定の段階で大好物です。同じく僕の大好きな作品『非公認戦隊アキバレンジャー』が好きな人には刺さるであろう作品かな、と思います。『アキバレンジャー』についても今度記事書きたいですね。

そんな、この作品の最大の魅力である痛さと熱さ体現しているとも言えるのがメインヒロイン、電池少女の赤城りんです。

彼女が赤城りん。
ちなみにこれはネットの一番くじの景品です。


彼女はアニメと特撮をこよなく愛しており、中でも劇中劇である「海帝ザバーン」に強く憧れを抱いています。
ガランドールの電池少女として戦う際にはそのザバーンなどヒーローもののお約束などに対して強いときめきを抱き、それが力になるんですね。
いい歳して未だにヒーローに憧れている僕としては、そんな姿にめっちゃ憧れますし、彼女のときめきを感じるポイント(BGMを流しながら戦いたい、とかそういうの)にもかなり共感できます。
もちろんりんちゃんは可愛いので、ヒーローへのまっすぐな気持ちはとてもキラキラしていて、僕とは似ても似つかないんですが。
しかしそんな風に思う時、劇中で彼女が言っていた「空想が魂のエネルギーになるんだよ。」という言葉が本当に突き刺さります。
辛い現実に立ち向かうためにやっぱ僕にはヒーローが、アニメが必要なんですねぇ。そして、そんな僕を受け止めてくれるのがこの『電池少女』という作品なんです。泣きそうになります。

しかしこの作品のさらにすごいところは、ただのヲタク賛歌だけではないということです。
というのも、主人公である久導細道はヲタクでもなんでもありません。それどころかホストですし、そういうコンテンツに対してはむしろあまりいい感情を持っていないところから始まっています。彼がいることによってこの作品が手放しでヲタクを賛美するだけにならない、ある種のアンチテーゼの様にも感じられ、それがすごくいいバランスだったと思います。
彼については話しすぎるとネタバレになってしまうのでどうしようかって感じなんですが、彼の過去を掘り下げると、アニメなどのコンテンツとその作者の関係。というテーマが見えてきます。
これ以上は言えませんが、まさかそういう話まで触れてくるかと。こういう話題に触れるというところにもこの作品の、ヲタクコンテンツへの真摯な向き合い方が見えてきます。

そしてこの作品のさらなる大きな魅力はなんと言ってもパロディ。
僕はものにもよりますが、基本的には愛あるパロディの豊富な作品は大好物です。
しかも、この作品で基本的にそう言ったことをする役回りである司令官、バルザック山田のCVが杉田智和氏というのも良い。杉田氏のギャグとかパロディは心地良いです。
僕が特に好きだったのは、
まず第3話のラストの戦闘シーン。ここはパロディというか演出から何から、全体的にスパロボへの熱いリスペクトを感じました。りんちゃんも「熱血!必中!」と言ってましたしね。
そしてもう一つ特に好きだったのが、第8話。バルザック山田が敵を食い止めるために地下のヲタクを鼓舞する場面で、サトームセンの曲を歌い出すんですよね。そしてそれにちゃんと反応する地下のヲタク達。見てて気持ちよかったです。
シーンを上げ出すとキリがないのでこの辺にしておきますが、ご覧になって何のパロディか探すのも楽しいと思います。

本当は二人目のヒロイン蒼葉夕紀、3人目のヒロイン黒木ミサについてや、僕の見たかったもの全てが詰め込まれた最強の最終回について、OPと EDの良さなども話したかったのですが、すでにちょっと長いのでこの辺にしておきます。

最後に。
先程も書きましたがこの作品はかなりスパロボへの愛が強いです。パロディのみならず、世界観的にもかなり色々妄想が膨らみます。「ザバーン」と「ゲキガンガー」で絡む電池少女組とナデシコ組とかね。
そんなわけで、「逆転世界ノ電池少女」スパロボ参戦熱烈希望です!

ありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?