『可愛いだけじゃない式守さん』第3話感想。

こんばんは、にしおです。
今日はTBSラジオ様の『マイナビ ラフターナイト』のオンエア争奪ライブというものに出させていただいておりました。
とてつもなくでかいテレビ局の中でしたのでとてつもなく緊張してしまい、平場でもわけわかんないことばかり喋っていたような気がします。
でも、とても良い経験になったと思います。これからはこういうことにも慣れていけるくらい”ビッグ”な存在になりたいですね。ええ。
オンエアされるように祈っております。

そして今日は、今期アニメ『可愛いだけじゃない式守さん』の第3話の感想を書きたいと思います。
なぜこのタイミングでこの話数単体の記事なのかと言いますと、ちょうど見たのが昨日でとにかく衝撃を受けたからです。
ここからは、このnoteにしては珍しくプラスではない意見も出てくると思いますのでそう言ったものが苦手な方はここでブラウザバックをお願いします。
まずは。

軽いあらすじ
不幸体質の男子高校生、和泉くん。彼にはとっても可愛い式守さんという彼女がいた。
普段は可愛らしい彼女だが、彼氏である和泉くんに不幸が降りかかったりした時には彼を助け出すなどイケメンな一面もあった。
そんな不幸体質の主人公とイケメン彼女の物語。

第3話は、友人から映画のペアチケットをもらった和泉くんが式守さんをデートに誘うというお話です。
デート前夜、過去のデート中に彼が見舞われた不幸を思い返して対策するシーンなんかは、「おお、ちゃんと考えてるんやな。えらいね。」と思いました。前はなぜかポケットが破けて財布が落ちてしまったから財布を紐で括り付けておく。とか、待ち合わせの道中にトラブルに巻き込まれた時のために早めに家を出るとかね。式守さんの好きな映画を見よう!となって見たのが苦手なホラー映画でもなんとか耐えるとか、その辺もまあ良かったのですよ。

ただそこからの彼の追い上げ(?)がとてつもなかった。
映画の後、ご飯に行こうとなって2人はお洒落なパンケーキのあるお店に行きます。そこで、店頭に陳列されているサンプルを見た和泉くんが「うわぁ〜、かわいい〜!」という反応を示します。ここは、式守さんがカッコイイ系なのに対して和泉くんはむしろヒロインのような可愛い系、というこの作品の前提があるので良いです。
しかしその後、「ちょっとお高い店なのでは?」と不安がる式守さんに対して和泉くんは「大丈夫!ここに来るためにお金貯めたんだ!しかも割引券もあるし!」と言います。
えっ、サンプル見て喜んでたあの反応なんだったの…?
これは実際に見てもらわないと伝わらないところではあるかもしれないのですが、最初にサンプル見た時の彼のテンションは明らかに初見のそれでした。それが実は、下調べし、しかもクーポンすら獲得した上でこの店に来ていたとは…。和泉くんはこんな狡猾さも持ち合わせていたのか、と思ってしまいました。
あと割引券を持っていることって、彼女の前で声を大にして言うことなんでしょうか?知らないけど…。
まあここに関しても、和泉くんが見た食品サンプルが新商品だったから把握してなかった。という捉え方もできると思うので一旦大丈夫です。

そしてその直後。これだけ入念に準備していた和泉くんですが、いつの間にか財布を繋いでいた紐ごとちぎれてしまい、財布が無くなっていることに気付きます。
昨日の対策なんだったんだよ…。
この作品の比較的大事な部分であろう主人公の”不幸体質”。ここがおざなりになってしまっているような気がします。
まあしかしここも、不幸体質だとどれだけ対策してもダメなのか、と理解をします。

しかし最後、ここが肝心です。
結局財布もなくしてどうしようかとなっていた2人の前に、たまたま和泉くんのご両親が通り掛かります。「よかったら式守さんも晩御飯を食べに来ないかい?」となり、結果和泉一家+式守さんの夕食が始まるんです。
ただしその直前、不運なトラブルによって和泉くんの顔面目掛けて飛んでくるフォークを式守さんが間一髪で止める、という彼女のかっこよさを表現するシーンが挟まります。
そして、それを見た和泉くんの両親の反応は「おー!」(拍手)。

礼の一つくらい言おうよ…。

実の息子が失明するかもしれないような危機的なシーンを救ってくれた式守さんに、その場で「ありがとう。」の一言もないんですよね。びっくりました。

まあそんなアクシデントはありながらも結果楽しく食卓を囲み、式守さんは率先して「洗い物を手伝います!」と名乗り出るわけです。素晴らしい女性。しかし、そんな彼女を尻目に和泉くんはなんと…

寝ています。

本当にびっくりした。なんで寝てんのこいつ?
彼女を実家に呼ぶにあたって紆余曲折あったとはいえ

彼女を自分の両親と3人きりにして寝る!?
彼女とのデート中に寝る!?

僕には分からないですが、最近はこういう男性がモテるんですか?
彼の母は「あの子お腹いっぱいになるとすぐ寝ちゃうのよ〜。」と式守さんに言います。
赤ちゃんじゃん。
ていうかこれ不幸体質とか関係ないじゃん。人としての問題じゃん。ここは流石に自分の中でも納得できる理由が見つかりませんでした。

しかし、ここで彼の母が式守さんに「あの子と一緒にいてくれて、本当にありがとう。」と言うんですね。ここで、ご両親にもこの感覚はあるんだなと少し安心しました。
その直後、彼の母はこう言います。
「あの子は自分が不幸体質なのに、周りの心配ばかりしている子なの。だから、あの子に愛想尽かさないで欲しいの。」と。

いや、彼女家にあげといて寝てるやつのどこが周りの心配する子なんだよ!!!いい加減にしろ!!!

すみません、言いすぎました。でもそう思わざるを得ないんですよ。
しかし、何故か彼にベタ惚れしている式守さんは当然そんなこと思うわけもなく
「私はそれを不幸だと思ったことはないです!」
と言い放つんですね。
いや、かっこいいけどさ…。
今後明かされるのでしょうが、何故式守さんは和泉くんにここまで惚れ込んでいるのでしょうか。

そんなこんなで、時間も時間なので式守さんは帰ることになります。和泉くんはと言うと、母に「式守さんもう帰るよ。」と言われてようやく目を覚ますんですね。いつまで寝てんだよ。

式守さんが家を出る直前、和泉くんはカッコよくジャケットを羽織いながら「じゃあ母さん、式守さんを送ってくるよ。」と言います。そんな彼の姿を見た両親は少し安心した様子で肩を寄せ合うんですね。

いや、どこに安心できる要素があるの?

もはや僕には寝起きでスッキリしたやつにしか見えませんでした。描写的にも、お母さんに起こされなかったら目を覚さなかっただろうし。

まあその後も2人きりの会話とかはあったんですが概ねこんな感じのお話でした。

まあ書いたように色々思うところはあったんですが、それで逆に気づいたこと、得た教訓があります。
普段僕らヲタクが、美少女キャラならノータイムで「かわいい〜!」と思っていたであろう描写(ホラーでとてつもなく怯える、ご飯食べて寝ちゃうetc…)でも、男が同じことすると筋が通っていないところが気になるよね?ということです。
つまり、美少女キャラだから可愛いで済ますのではなく、その行動の本質を自分の頭で考えなさい。これがこの作品から僕が感じ取ったメッセージです。

色々言いましたが、このメッセージを汲み取れたことは僕にとってとても大きいことだと思いました。今後はそのような視点も取り入れながら作品を見て行けたらいいなと思います。

ポジティブな記事にならず、本当にすみませんでした。
たかがアニメにマジになんなよ〜!と言われるかもしれませんが、たかがアニメにしかマジになれないのが僕と言う人間なのです…。ご容赦ください…。

ありがとうございました。


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