11/7の競馬予想

1レース目
阪神11R  15:45発走
ダート1800m 右回り

[昨年の振り返り]
昨年も阪神コースで開催された同レースではベストタッチダウン、エアアルマスの2頭が1000m 60.5で通過する速く息の入らない流れの3番手外を楽に追走し3角で軽く気合をつけられてからは長く脚を使い続けて上がり最速で駆け抜けたクリンチャーの消耗戦の強さが際立った内容だった

[レースの見所]
昨年からの連覇を狙うクリンチャーは川田→武豊への騎手替わりで長く良い脚を使えるかどうかが鍵で土曜日のファンタジーSに続いて2日連続の重賞制覇を馬の2連覇で決められるかというところ
差のない2番人気に推されるメイショウムラクモはダートで4-1-1-1で強い勝ち方を何度も見せてきた3歳世代、芝では明らかに古馬よりも世代レベルが上の3歳馬がダートでも勢力図を塗り替えていけるか
右回りと58kgと良馬場に不安材料を探されがちなオーヴェルニュは昨年秋からの成長が目覚ましく12月のベテルギウスSは良馬場でも後のG1馬も競り落としていることからそこまでナーバスになる必要は無いはず、昨年ほど前進気勢の強い馬もおらずメイショウにとっては共倒れも含めてこの馬のG2までの経験値は非常に邪魔な存在になりそう
スワーヴアラミスは目下の充実度は目を見張るものがありハーツクライ産駒のダート馬としては珍しく走るタイプで、ラスト坂があり得意にしてる中山・ローカルの小回りコースよりは実力勝負になる阪神コースでは脚の使い所が難しいイメージはあるが追走が楽な時にはきっちり走れるコースではある
ダンビュライトはダートに戸惑わなければハナまで出て行く手で掻き回す役目になれるか

[有力馬]
11.クリンチャー
牡7 57kg 武豊
帝王賞は大外スタートから終始3頭分外を回りながら最も距離を長く走ることになったが長く脚を使って強い内容ではあった
内のテーオーケインズが上手く立ち回ったために勝つことは難しかったがあの内容で阪神ダート1-3-1-0の得意舞台であれば前が流れても無様な競馬をする可能性はかなり低そう
極端な内枠よりは外目でいつでも動かせるポジションが理想なので枠も良い
JBCクラシックを第一候補に仕上げてきていた背景があるので栗東坂路で51.9-13.1と前がかりの時計になった調教面は多少気になるものの本数もしっかり乗ってきているので心配なさそう
あとは凱旋門賞以来のコンビとなる武豊がどのようにエスコートするか次第

10.メイショウムラクモ[危険な人気馬]
牡3 55kg 柴田善
いわゆる勝ちっぷりの良さが目につくタイプで2月の中山で前での競馬を覚えてからは前でしぶとく粘るタイプの馬にモデルチェンジが功を奏した形
ただしレパードS組のレベルそのものはかなり低調だったように感じるし、オーヴェルニュやダンビュライトに先を行かれてすぐ後ろにクリンチャーという歴戦の猛者を向こうにするような競馬をしたことが無いので脆さを出す危険性はかなり高いと見る
中山で完敗した似たタイプのゴッドセレクションが古馬との初対戦となったシリウスSで1番人気16着と敗北した背景を考えても初の長距離遠征と今の柴田善臣という兼ね合いから見ても古馬初対戦のここは自信を持って切りたい危険な人気馬指定とする

9.オーヴェルニュ
牡5 58kg 和田竜
阪神・京都よりは左回りの中京の渋った馬場がベストコースではあるものの、前でしっかり流れに乗れた時には右回りの良馬場でも全くダメという馬ではない
時期的にも暖かい時期が微妙なので更に良くなるのはこの次あたりのはずではあるが対戦メンバーはここでかなり楽になった点が魅力
良馬場での58kg・右回り・微妙な時期という決して得意条件ではない今回は頭での期待はどうか?と思うものの実力では1,2を争うだけに軽視しすぎると怖い

7.スワーヴアラミス
牡6 57kg 松田大
得意な消耗戦で昨年良いところがなかった同レースだけに気にはなるが勢いが無くなっていた昨年とは臨戦過程が違うという点は魅力かもしれない
相手なりに走りながら接戦を制する形が多いだけにここ4走で対戦したメンバーと競馬の内容を考えると長く脚を使うタイプのクリンチャーらに迫れるかどうか
やや休みなく使い過ぎている点も気になる

4.ヴェンジェンス
牡8 56kg 幸英明
1年以上の休養から復帰三戦目でどこまで馬の状態が変わってくるか次第になるだろう
加齢と共に良化はスローになるはずでも三戦目で得意な阪神になれば今一度期待する手もある
枠が極端な内か外の方が好走するタイプでスタートから出たなりで走れる4番枠くらいならこなせるはず
人気もそれほど高くないのでここで走って次走人気になるくらいならしっかりと抑えておきたい気もする

3.メイショウハリオ
牡4 56kg 浜中俊
前走は逃げ・2番手の馬に割って入る形の2着に唯一内ラチぴったりを追い上げて好走したレース展開はレースレベルは低かったとしても簡単にできるレースではなかった
THE・岩田康誠という内の捌きではあったので浜中にそういう乗り方ができるのか?となると疑問はあるものの今年の1月小倉のレースで本命にした時は大外枠発走で向正面からのロングスパートで3角大外回しで差し切ったような競馬もできる
前のやり合いを見て確実に伸びてくる馬だけに展開が向けばここでも十分勝負になるし、前走の前残りの展開でもきっちり詰めてきただけに前が流れればメンバーレベルが高くなる方が好走の可能性は高くなるはず

15.ダンビュライト
せん7 57kg 松若風
クリンチャーのようにダートに活路を見出してきたが徐々に対戦メンバーを上げていく形ではなくいきなりそこそこのメンバー相手となるのはどうか
枠が枠だけに出して行く形の競馬の選択しか無さそうなのも気になるし、余程楽に行かせてもらえないことには厳しい展開になりそうだが、逆を返せばここでいきなり走れれば未来が広がる

6.ロードブレス
牡5 57kg 坂井瑠
3コーナーの下りで加速できる京都コースで直線平坦でこそのタイプだけに阪神コースでアンタレスSの3着はあるが、勝負圏からはかなり離されてのものだっただけに得意とは言えないコースでどれだけ詰められるか
買えるとしても3着候補の一角程度だろう

[気になる馬]
5.アナザートゥルース
せん7 57kg 松山弘
今年のアンタレスSで崩れた後は休み明けのシリウスSでも全く良さが出ないまま後方でゴール
スピードの乗りが速いタイプではないので中山・阪神で坂のあるコースでだらだらと脚を伸ばす競馬でほぼ崩れ知らずだったところからの現在の転落具合は首を傾げたくなるが元々の力を考えれば急に走られてもというイメージはある

12.ラストマン
牡4 56kg 小牧太
中山コースで全体上がりより1秒以上速い脚で追い込んでくるタイプだけに初の関西圏への輸送で精神的にこたえなければ阪神コースであればこなせても良いというところ
前回も決して得意とは言えないはずの船橋の日本テレビ盃で0.4秒差の4着は悪くない
人気薄の中では最も抑えておきたい

14.エクスパートラン
牡6 56kg 藤懸貴
さすがにここでどうにかできるものは無いと思う反面、灘Sで接戦を演じたサンライズホープがシリウスSを勝利したようにレース展開次第では浮上してもおかしくないだけの脚は持っているし、そのマクりのスイッチは藤懸にしか押せない
藤懸が東京の向正面で一気に上がっていった前走は目も当てられない判断ミスではあったが、東京に比べればまだ乗り慣れた阪神コースの方がコース適性も遥かにある
前崩れのマクり差しが発揮された時には大穴を開ける存在になり得る

◎ 11 クリンチャー
◯  3 メイショウハリオ
▲   4 ヴェンジェンス
△   9 オーヴェルニュ
△  12 ラストマン

3着候補
5 アナザートゥルース
7 スワーヴアラミス
14 エクスパートラン

11→3,4,9,12→3,4,9,12 本線
11→3,4,9,12→5,7,14  本線抑え
3,4→11→3,4,9,12+7,14
3,4→3,4,9,12→11

11一頭軸の変則流し36〜40点にて勝負



2レース目
盛岡10R 絆カップ
ダート1200m 左
17:35発走

4.キラットダイヤは逃げても控えてもこのメンバー相手で崩れることはまず無さそう
唯一対抗できそうな9.ドラセナだけが逆転まで考えるには余程キラットダイヤにアクシデントでも無ければといったレースで点数は買えない
有力馬の中では1.サンエイロードは騎手的に面白いところはあって前走1600mはそもそも距離が適性外で差す競馬のスプリント適性に絞ればやれて良いので内枠で蓋をされなければといったところ
7.タイセイブラストは水沢のスプリント戦であれば迫れるところはあっても盛岡での距離適性は1400mベストでなだれ込む形になってどこまでやれるか
8.ケイアイテディも1200mベストのタイプではないが近走内容からは買えない存在ではないし3.スティンライクビーは坂口に戻ってクラスターC地方最先着の意地を見せられるかどうか
大穴では11.シャドウパーティーが12歳馬になってなかなか良化が望み辛いも末のみに賭ける形で前がキラットダイヤを早めに追う形の漁夫の利があればというところ

4→9→1,3,8,11
4→1,3,8→9   合計7点


3レース目
佐賀6R 九州大賞典
ダート2500m 右
18:05発走

何度もコーナーを回るレースで同型のドゥラリュール不在の6.コンカラーは取りこぼせない一戦だが4.ゲットワイルドと5.ランガディアの番手馬がどこまでついてくるかによって余力の残し方が気になるところ
2019〜2020覇者の8.グレイトパールは昨年も休み明け初戦は馬体増から調整のために走ったのみで息ができた当レースを目標に馬体もしっかり絞っての出走だったことから3連覇への課題は馬体重とパドックでの雰囲気になりそう
昨年に比べると前走は負けすぎな気もするが過去2年と比べれば明らかに今年のメンバー構成の方が楽であることから、あっさり楽勝まで見ておいた方が良い
パイロ産駒の3.タイセイレオーネは距離とコーナー克服次第で面白そうなのは前に行かずに落ちてくる馬を一頭ずつ交わして上がって行く形をとった時の9.スイフトハートだろう

◎ 8 グレイトパール
◯ 6 コンカラー
▲  9 スイフトハート
3着候補
3 タイセイレオーネ
4 ゲットワイルド
5 ランガディア

8→6,9→3,4,5,6,9
合計8点


4レース目
高知7R 黒潮マイルチャンピオンシップ
ダート1600m 右
18:15発走

5.スペルマロンの絶対有利は揺るがないが高知当距離は7-2-1-0で若干取りこぼしがちな距離とも言える
珊瑚冠賞でスペルマロンに追いすがった6.クラウンシャインと高知では1600mがベストの9.ダノンジャスティスに新興勢力の7.スコルピウスがどこまで迫れるかといったレース

スペルマロンの1着の可能性は依然として高いままではあるが、クラウンシャインも差を詰めてきており順当な結果を想定すればこの馬のワンツー
JRA実績馬のスコルピウスは前走が案外だったことから買えても3着候補で配当が安くなるくらいなら切る手もありか
1600mより1400m向きのサンライズフォルテもレース展開は向きそうな反面で予想以上に人気となることから敢えて加えるなら1.モブヘラクレスか

◎ 5 スペルマロン
◯ 6 クラウンシャイン
△  9 ダノンジャスティス
×  7 スコルピウス
×  1 モズヘラクレス

5→6→9
5→9→6
6→5→9
5→6,9→1,7
合計7点

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?