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魔法のかかった悪魔の左足。戦術に慣れるまでの経緯と母国での評価は?


<ティーラトン選手のプロフィール>

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名前:ティーラトン・ブンマタン
ニックネーム:ブンちゃん背番号/ポジション:5/ディフェンダー
生年月日:1990年2月6日(29歳)
出身地:タイ
身長/体重:171cm/62kg

<経歴>
アスンプションカレッジ(タイ) - ラパチャFC(タイ) - ブリーラムユナイテッド(タイ) - ムアントンユナイテッド(タイ) - ヴィッセル神戸-横浜F・マリノス(現在)

<ティーラトンのマリノスでの役割とは>

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サイドでプレーし続ける普通のSBとは違い、マリノスでのティーラトンの役割は中央でプレーをしたり、サイドでボールを受けたりなどと様々な攻撃参加を求められるポジション。要するに、偽SBと言われるものである。

MILKサッカーアカデミーさんの横浜F・マリノスについての通信簿の方にもあるように、彼は補助型のSB。つまり、ハーフスペースの利用方法が上手い選手であり、中央にマルコス選手がいた場合には近くには行かずに、一個前のハーフスペースに位置しまた、他の選手と被らないようなポジション取りをしている。
また、そこでボールがこぼれてくるのを予想した動きも見せられる選手なのである。
そのプレーが典型的に現れたのがこのシーン。

J1第34節FC東京戦でのゴールhttps://youtu.be/f5OwtXz_jSA
(横浜F・マリノス公式さん参照)
※2分20秒辺りからとなっています。

MILKサッカーアカデミー東京校【横浜F・マリノス/通信簿シリーズ2019】 https://youtu.be/PjzTiRCo3eI
(MILKサッカーアカデミー東京校さん参照)
※ティーラトン選手については、19分から話し始めています。


そんなティーラトン選手ですが、今年はタイのムアトンユナイテッドから期限付き移籍で横浜FMに加入。また、タイ代表の活動もあり、横浜FMのサッカースタイルへの戦術理解度の面では遅れを取ってしまう形に。

<戦術理解に苦しんだが、どのようにして自分自身に落とし込めたのだろうか?>

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そんな、戦術理解度の面で遅れを取ってしまったティーラトン選手がいかにしてマリノスの戦術を理解し、レギュラーとして最終節まで戦い抜いたのだろうか?

本人曰く、「慣れるまでに4ヶ月かかった」というように、本職であるサイドバックでの特殊な動き方を求められるポステコグルー監督の戦術への順応に苦しんだ模様。
しかし、それでもどのようにして戦術を自らに落とし込めたのだろうか。

ティーラトン選手自身、2018年のヴィッセル神戸時代から日本に滞在しているので来日2年目となるが、言葉の壁というものは大きいものであり言葉の壁を乗り越えないといけない。さらに、マリノスの特殊な戦術面を自宅で練習時の映像を見直し、ボールを受けるタイミングや動き方を覚えていった。

https://www.nikkansports.com/soccer/news/201908310001197.html
(日刊スポーツさん 参照)


<完全移籍を勝ち取った彼のこの1年は?>

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順風満帆の一年と言えるだろう。
なぜならば、所属クラブである横浜F・マリノスではJ1王者に。
母国タイでは欠かせない選手としてタイ代表の方にも選出され続けている。

また、Jリーグでの活躍は母国のタイにも届き、タイ国内で大きな盛り上がりを起こすことに。

そして、シーズン終了後にはタイを代表するスポーツ選手として表彰もされている。


<母国タイでのJ1制覇を達成した事や横浜FMへの完全移籍のニュースに関する反響とは>


12月7日にJ1制覇を達成した出来事はタイ国内のニュースで取り上げられると
また、同じように12月25日。クリスマスの日に横浜FMへの完全移籍が発表されると、タイ国内では、ティーラトン選手の活躍を健闘する形でニュースとして取り上げられる事に。

また、シーズン中にはタイ国内にてティーラトン選手が出場している試合をテレビ中継などから応援したり、実際にスタジアムへと足を運び応援をしていたりと、タイ国内中からティーラトン選手を応援しているのが改めてよく分かったそんな一年だったと言える。

<まとめ>

戦術理解に苦しんだ一人の選手が己の努力で、理解をしていきクラブにとって欠かせない存在へとなった後に完全移籍を勝ち取るこんなにも、素晴らしいヒストリーが今年の横浜FMでは起こっている。
来季のティーラトン選手の更なる活躍に注目が集まる。


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