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終わりにしませんか?


 インスタで拝見してから、お会いしたことはないが大好きでフォローさせていただいている Itsumiさんが、FBの投稿で料理家の山口さんのnoteについて書かれていた。

 「自分の料理をズボラ、手抜きというのをやめてみる」という題名。

 それを読んで、私も色々思ったことを書いてみようと思う。

  小さい頃からあまり料理をしてこなかった私。独身時代は殆ど外食だった。
  子供の頃、「やりたい!」と包丁を持つと、母に「こわいから大丈夫!」と、断られた。
 「あの頃、もっとやらせてくれたらよかったのに。」と、母のせいにしたこともあるが、笑
「私も母に習わず、自分で覚えた。最初は出来なくても、必要になれば自分でやるようになるわよ。」と言われて終わった。

 30代になり、料理の上手なボーイフレンドから味噌汁や美味しいスープの作り方を習った。
 料理が作れる女に憧れはあり、いつか上手くなりたいなぁ と思っていたが、美味しいカフェやレストランに溢れた東京ライフでは、作る機会も少なかった。

 そんな私にも息子が生まれ、必死で離乳食を作り、マクロビや有機の知識はあったので、安全に食べれらるものを作り始めた。
 
  確かに料理も運転も、数をこなせば慣れてくる。
 段々レシピを見れば、美味しく作れるようにはなった。
 
 だけど私の周りには、センスよく美味しいものを作れる人が多すぎる。笑
 目と舌が肥えすぎて、人に振る舞うようなことはなかなか出来ず、今もホームパーティーを開くときは 美味しいピザやケータリングのお世話になる。

 今日、お2人の投稿を読み、ふと自分の中に「それじゃあまだまだだ。」と思っている自分がいるのに気がついた。
 
 そういえば、「部屋が汚い。」と言うのも私の口癖で、みんなは「いつも汚くないよ。」と言ってくれるのだが、私の中になんだか"理想のライフスタイル" があり、どうやら それにはまだ満たないとでも思っているようだ。

  向上心を持つことは良いことだし、家庭を持ったおかげで実際に少しずつ私の家事スキルは上がってきている。
 結局は、人と比べて まだまだと思っているだけなのだ。

 もちろん、いつも部屋が綺麗で料理もオシャレで美味しい人は素敵だ。
 
 だけど、ちょっと散らかっていて のんびりしながらでも、味噌汁とごはんとお肉か魚料理、あとは きゅうりとトマトを切った簡単な料理を作り、家族で食べれた自分を、「ちゃんとやれてるやん! 美味しいし。グッドジョブぴー!」って、褒めたからって"レベル低い" なんて言わなくても良いのだ。

 ハワイ出身の私の旦那さんから聞くアメリカの(ハワイだからまた大分違うけど) 食文化は、日本とは全く違う。
 
 そもそも旦那さんは、家事も料理も子育ても、当たり前のように私と半々、いや、私以上にやっている。
 それがおかしいなんて、全く思っていない。(と、思う。違うかもだが。笑笑)

 私が夕飯にパスタを一品バンと出しても、息子も旦那さんも「ありがとう〜!」と言って喜んで食べてくれる。
 羨ましがる友人達に、「普通の日本の旦那さんじゃなくて、よかったわ!笑」なんて、冗談で言ったりもするけれど、身近な友人達の話でも 旦那さんに、副菜三品以上作らないと嫌な顔をされるとか、お惣菜を出すと文句を言って食べないなんて話をよく耳にする。

 ねぇ、日本の男性たちは 奥さんをなんだと思っているの?
 王様なのか?って、びっくりする。

 (もちろん一概に国の問題ではなく、結局は個人や家庭の習慣だということは大前提ね。)

 だけど、それも代々彼らのお母さん達が 日々、頑張って作ってくれていた姿、お父さんに甲斐甲斐しく世話を焼いていたのをみてきたからに違いない。

 本当にお母さんが料理や家事が大好きで幸せに、毎日作っているなら何も言うことはない。
 
 だけど、多くのお母さん達が、未だに「こんなもの食えるかー!!」と、コントのようにチャブ台をひっくり返され、泣く泣く片付けると言うことが起きているのを知っているし、変化しているようで、根底にはまだまだ「なんでやらないんだよ💢」という圧力が働いているのも感じる。

 もう、そういうのは終わりにしませんか?
 
 辛いまま 家族の形を無理して続ける必要はないし、お互いが楽しみながらその人らしく生きることを応援しあい、何かをやってくれたら感謝する。
 そんな当たり前の自立した関係を持って行こうよ、これからは。
 友人関係でも、親子、夫婦関係でもしかり。

 その為には、女の人達も ちゃんと深いところで自分と繋がり 強くいなくては。
 
 自分が好きなことや、嫌なことをちゃんと知り、嫌なことには誰に求められようと「ノー」と言う。
 
 男性を変えよう!!と、言うよりはまず自分達がどうしたいのか?に気づくこと。

 それが、いま必要なことなんだと思う。

 これからは、益々女性が芯を取り戻して 強く自由になっていくんだろうな〜。
 

 楽しみだね!


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