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お腹のお肉は削ぎ落としてから

アルゼンチンのブエノスアイレス。楽しみにしていたのは、本場のタンゴと触れ合うこと。1番メインとしていたので、ありとあらゆる形でタンゴに触れ合ってきた。

アルゼンチンで感じるタンゴについて話していきたい。

王道は、カフェトルトーニという老舗のカフェでのタンゴショー。宿から近かったので、地下鉄を使ってお店に行って、直接チケットを買う。

舞台が2つあり、地下のステージで夜のショー。早めに行って、舞台前の席を確保し、食事かデザートでもオーダーして、時間まで待つことをおすすめする。舞台すぐの躍動感は日本では、まず体験することができない。

もちろんカフェなので、ヨーロッパの異国情緒あふれる空間を楽しみながら、コーヒーも飲める。ブラジルのカフェコロンボのよう。混んでいるので、カフェ利用の際は時間に余裕を持って出かけたい。

日中は道を歩いていれば、いつもそこで踊っているであろうダンサーたちがストリートパフォーマンスをしている。これもなかなか見ものだし、あらゆる人に見てもらえるという点では、1番やりがいのあるスタイルだ。

1番お気に入りの曲ラクンパルシータはどこへ行ってもかかるから、それぞれのダンサーのパフォーマンスの違いを楽しむのもいい。知らない人は1曲でも予習していくと違う。

ほかにも公園前の広場やボカ地区のレストランでは、タンゴダンサーがよくいるし、踊っている。一緒に写真を撮れるサービスもあるので、自分が払ってもいい値段を決めて、声をかけることをおすすめする。

ボカについては、ときめく空間だったので、また別で書きたい。

女子1人旅の難点は夜の外出に注意が必要なこと。そして、割と夜のショーが多い。ステージによって良し悪しはあるのかもしれないが、観光客用のショーをもう1つ覗いた。そこは、ディナーショー形式で宿の目の前だったので、ホテルの人に予約してもらい、訪ねた。ほかのお客さんとの相席で会話を楽しみながら、ショーを見られたし、夜の1人歩きの心配もないので安心できた。

また、その隣ではミロンガという大衆向けのタンゴのダンスパーティーが行われていて、ふらっと入ってみたら、ローカルなタンゴの空気感を感じることができた。

実際、踊りに誘ってもらい、踊ったがみんなレベルが高いので、全然踊れなくて、恥ずかしかった。旅の恥はかき捨てなので、いい思い出になったけれど。

ミロンガには参加できないと思っていたので、自分の引きの強さに驚く。Airbnbエクスペリエンスでは、タンゴ教室ミロンガ付きみたいなものがあって、行きたかったけれど、日程が合わずだった。

この旅のやり残したことの一つとして、上げておく。

そして最後に、タンゴ教室に飛び込みで参加してみた。ギャレリアの4階にあるタンゴ教室。なかなか難しい場所にあったけれど、少ない人通りの中聞きながらたどり着いた。

何しろこの建物は大きい。教室自体は一角にあり、常に2クラス開講している。私が参加したのは、男性の先生の初心者コース。

日本で通っていたお教室にも男性スタッフがいて、リードされる心地良さというのは感じていたのだけど、アルゼンチンの先生は段違いだった。色気がとにかく違う!上手な男性にリードしてもらうってすごい。

基本のステップしかわからない私が、様になって踊ってる。不思議な感覚だ。しかも英語レッスンなのに。ダンスは国境を越えることは、この身をもって証明された。

それを1000円程度で体験できるなんて、毎日2レッスン受けたい。踊り終わりにありがとうの代わりに、お腹のお肉をプニプニされたことは予想外の展開だったけれど。

タンゴダンサーのスタイルは締まっているから、お腹のお肉つまめるの珍しかったんだろうなぁ〜。絶対痩せてやる!!!

そう思いながら、アルゼンチンタンゴを楽しむ旅を終えた。

カフェトルトーニ

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