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のび太でも売れます。/酒井晃士氏

■磯野の本の要約

全体を通してすごく「ユルイスタイルの営業」ですが、ボクはすごく共感しました

\ 営業という名称よりも親しい相談役に /

営業とかセールスパーソン、販売員というとなんとなく近寄りたくないような印象になります

でもお客様が求めているのは「自分のことを理解してくれるプロフェッショナル」です
ゴリ押ししてくるような人は、ほとんどの方は苦手なんだと思います

だからこそ、のび太くんのようなタイプが実は営業に向いていたりするのだと言います
何もできないように見えて、仲間に対して情が熱くて、勇気を出すところは出せるようなタイプです

そう考えると誰でも営業ってやれるんです

そんな勇気を持てる一冊だと思います😊

■プロローグ

どうして僕がそんなに営業という仕事に恐怖を感じていたかというと、「営業は人に嫌われる仕事」というイメージを持っていたから

ドラえもんを読んで真実を教えられたような気がした
世間でよく評価される必死な頑張りよりも、自分のペースでやれることを積み重ねる方が、自分をゆっくり変えられるのかもしれない

・別に営業が好きじゃないなら、それはそれでいいと認める
・できないことを一所懸命にやるのはやめる
・できることを自分らしく淡々とやっていく

開き直りでもいいから「自分はこうするしかない」と、素直に自分で自分を認めてあげれば、それまでの苦しさが嘘みたいにラクになる

どうすればマイペースでコミュニケーション下手でも、無理なく成果が出せるようになるのか?
そんな切実な願いを持っている人にうまくいくテクニックを紹介します

■第1章 のび太くんでも自信を持つためには

一昔前までは、いかにも“できる!”とお客様に思われるようなセールスパーソンのほうが結果を出すとわれていた(webがない頃は)

ネットの現代はお客様自身が情報収集ができ、判断ができます。だからすごそうなセールスパーソンには警戒する

お客様は安心できる人にこそ心を開き、もっと話を聞きたい、商品を買いたいと思う
大切なのは素直に人間性を開示して、飾らず自然にお客様と繋がっていけるような自分をアピールすること

お客様といい関係を築けないのなら
「ゆるされキャラになる」
たとえ失敗しても本当に許されてしまう
失敗してもお客様自身が納得している
だから商品説明においては、「売りたい」気持ちを少し横に置き、お客様の問題を考えることから始めるべきです

売れないのを商品のせいにしがちなら
自信のない人は商品が売れないことを正当化するための理屈をつくる
「この商品は売れる」と確信していれば、拒絶されたとしても「どうすれば売れるか?」と建設的な方向へ思考を展開できる
たいていの商品はよほど劣悪でない限り、必ずお客様にとってのメリットがあるはずです 

■第2章 嫌な営業の仕事と向き合うためには

自分がただガムシャラにノルマを追いかけているときに、目の前にいるお客様はどう思っているのだろか?
お客様から見るとただ売りたいだけ、一方的に話を進めるセールスパーソンとしか映らない

のび太くんは自分のことは二の次でも、目の前の人を喜ばせ、目の前の人の悲しみを和らげることに一所懸命になれる
売れない人に無理やり売り込むことはせず、「この人に合うじゃないかな」と思ったら、その気持ちを素直に伝えるだけで充分だと思います

断られるのが怖いのであれば
営業をしているとバッサリ断られることが多いと思います
断られるのが怖いのと同じように、自分が断ることも苦手です
勇気を出して『必要ないなら、はっきりと仰ってくださいね』と笑顔でいうようになりました

最初は断られることに慣れないかもしれませんが、行動しているうちに『あぁ、そうか。この人にはたまたまこの提案が合わなかったんだ』と受け流せるようになる
そうして断られることに鈍感になればなるだけ、営業成績は不思議と上がっていくものだと思います

■第3章 お客様といい関係を築くためには

上手に自分を売り込めないのなら
自分という商品を知ってもらうには、間違いなく「時間〈 回数」が有効です
まめに顔を出して、話をしたことのあるセールスパーソンから買いたくなるのは当然の心理です

お客様との会話が盛り上がらないのなら
実は話し手にとって嬉しい反応は「うなずき」です。うなずくことで「あなたが話していることが分かっていますよ」と伝えることができます
目の前にいる相手は気分が上がり、いつも以上にあなたに対して親近感を持ち、饒舌になってくれるはずです

■第4章 コミュニケーション下手を克服するためには

恥ずかしくて相手の目が見られないのなら
訴求ポイントはどうしてもアイコンタクトをしたい場合もあると思います
酒井式アイコンタクト
相手が男性の場合:ネクタイの結び目を見る
女性の場合:おでこあたりを見る
→相手は「見られているのに圧迫感を感じない」とソフトな印象を持ってくれる

いい判断できないのなら
判断するときに簡単に使えるひみつ道具がある
『いいとか悪いとかじゃなくて』と言ってみる
僕たちが頭を悩ます問題とは、メリットとデメリットの両面を持っている

お客様にも使える
田中さん、いいとか悪いとかではなく、この商品はこんな場面で使えると思うんです
商品のメリットとデメリットではなく、純粋にこんな活用が出来るという事実だけを伝えると、新たな展開が開ける

コミュニケーションがあまり広がらないなら
正直と誠実はどちらも大切です
場合によっては「正直よりも誠実を優先した方がいい」ことがある

誠実な対応の目的とは、お客様とのコミュニケーションにおいて、可能性を広げることです
厳しいかなと本音では思っていてもらやれる可能性を一所懸命に探ってみる。これが営業における誠実さなのです

■第5章 自分なりにでも成長を目指すなら

仕事モードのON/OFFが上手く切り替えられないのなら
直行直帰を極力しないことを推奨します
一度職場に立ち寄ることで、仕事モードのON/OFFスイッチを切り替える必要がある

出退勤が曖昧な人は、アポイントの時間もいい加減なことが多いんです
わずかな時間だとしても「相手の貴重な時間を奪ってしまっている」と考えられるかどうか

■第6章 折れた心を回復させるためには

ストレスがかなり溜まっているなぁと感じたら
僕は定期的に遠吠えをしているんです
気分が落ち込んでいるときに、思いっきり声を出すと元気になる

自分に自信が持てないなぁと感じているなら
僕はほとんど階段を使っています
階段を登るという小さな達成感でも継続していると日常的に意外な効果を生み出します
達成感とともに自己イメージが高くなり、自信を持って物事に取り組むことが出来るようになるのです

階段を一段一段登っているうちに、考えがまとまったり、新しい発想が浮かんだり、ストレスが軽減していくといった効果があります

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