今できることを複雑にして詰め込む。
新元号は「令和」だそうですね。
どんな風が吹くか楽しみな4月1日。こよみ珈琲もおかげさまで3周目に入りました。
このこよみ珈琲とは、パイオニアで出してる月ごとのブレンド。2017年4月からスタートしました。
そこまで続けることができたのは、毎月楽しみにしてくださっているお客様あってこそ。ありがとうございます。
さあ、そんな3年目第1弾のブレンドができました。
こよみ珈琲「七沢ブレンド」
生産国:タンザニア、コロンビア、その他生産国
焙煎度:シティ、ハイ
名前のとおり、パイオニアのある七沢をイメージして、そしてこの地域へ我々の感謝の気持ちを込め作りました。
「タンザニアは絶対に入れてほしい」というtomoのリクエストを土台に考え始めます。
今回のブレンドはプレミックス×アフターミックスという超手間
プレミックスとは、生豆の状態で何種類かの豆をブレンドしてローストするブレンドのこと。
アフターミックスとは、ロースト豆をブレンドすることをいいます。
プレミックスは事前にブレンドしてからローストするため、焙煎度は一つしかできないけれど、各豆の親和性を深め一つの味を作りやすい気がします。
1回のローストで済むので手間はかかりません。
アフターミックスは豆の種類から焙煎度まで多種多用な素材を組み合わせて作れるので、何通りもの複雑な味を作れます。
また、収穫期の違いをカバーしたり風味の安定をもたらすこともできます。
しかし、それぞれの豆をローストしなければならないので手間はかかります。
今回はプレミックス+A+Bでアフターミックスブレンドを作るという手間に手間をかけました。
タンザニアに3種類の豆をブレンドしてロースト。一つの味を作ります。
これは山や川をはじめとする大地、空気、人のイメージ。
それに火と水の神様のエッセンスを加えます。
そのエッセンスを3種類ほど試し、ベース豆と一番味の調和が取れていたものを選びました。
あとは配合の変えたものを何パターンか作り、完成しました。
タンザニアBL(プレミックス)×ブラジル×コロンビア(アフターミックス)
この作り方は今までで一番複雑な作り方。
といってもプレミックスなお豆を一つの素材として考えれば、基本的なアフターミックスブレンドを作るのと変わりませんがw
でも好きなんですよね、今できる一番複雑なことや難しいことを詰め込むこととかw
でも味としては、奇をてらうようなことはなく長く飲んでいただけるような無難や調和を重視しました。
この七沢に我々がいられることに感謝を込めて。
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