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タイムイズマネー。

今日は食品衛生責任者の講習会へ。
なんでも食品衛生法が改正されたようで、HACCPに沿った衛生管理の制度化のための説明会だった。

HACCPとは?
Hazard Analysis and Critical Control Point
HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようする衛生管理の手法です。
この手法は 国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表され,各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。

とのことで、衛生管理計画確認票を作成し、毎日自主点検及び確認をするそうな。
そして、保健所の立ち入り検査の時にはその記録を見せる必要がある。
立ち入り検査は抜き打ちでやってくるので、もちろんズルはできない(しないけど)

決まりならやりますわ。ちゃんと。

保健所の営業許可あっての店であるわけで、それに逆らう理由はない。

しかし、とにかくその講習会の内容がいただけなかった。間延びしてだらだらと資料を読み上げる内容。
そして終了予定時間を押した。

もともとこの講習会は受付開始が13:30で定員アリの先着順。
14:00開始の15:30終了。
2日講習日があって、いずれかの日に受講。今日はその最終日。

先着順なんて聞けば、13:30に行く。
しかも会場は職場から車で30分。往復約1時間。つまり13:00~16:00はそのための時間となる。押せば帰りはもっと遅くなる。

基本、「だからお役所しごとは~」とは言いたくない。
その言葉が相応しくないほど懸命に頑張っている人もちゃんといるのを知っている。
私自身、元公務員の時その言葉を言われるのが嫌だった。
だから誰よりも動いて働いた。

しかし、遅れることに謝罪もなく、また間延びした話を始めようなら
てめえ!だから役人は!!
と、言いたくなってしまう。
退出する人もでてくる。

時間も押して「質疑の時間を~」と言い出した瞬間、かなりの人が席を立ち上がる。
私も足早に出口へ向かう。そんなに時間の余裕、ない と。
騒々しい空気の中、終了を告げる声がかすかに聞こえた。

我々はタイムイズ・マネーで動いている。

ディナータイムのある人は仕込みの時間だろう。
私の場合は通常ならばコーヒーを淹れたり焙煎したりする時間だ。
しかもずっと客足が鈍る雨だったが、昨日今日は貴重な晴れだ。お客様の動きも活発で早く帰れるに越したことはない。

必要な講習なら行く。が、その時間にお金は発生しない。

ちょっとした想像力と気遣いだ。「時間が押してしまってすみません」この一言だけで苛立ちは生まれない。

想像力と気遣いのアンテナを誰に伸ばすか。
それが然るべき正しい位置に向けられれば、世の中は混沌という角が削られ、もうちょっと穏やかになるのかもしれない。

選挙が近いので、締めはこんな感じにしてみました。

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