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【5e】2024年に起こること【世界で最初のロールプレイングゲームの第五版】

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前書き

あけましておめでとうございます。mashです。
2024年も開けて数日経ちました。今回は2024年にダンジョンズ&ドラゴンズをはじめとする5eの環境で起こることを簡単にまとめて見ます。
いや、正確には昨年の1月から始まったOGL騒動あたりから解説していくべきですかね…

まず、はじめに"OGL騒動"があった

以前自分のnoteで記事にした「OGL」というLicenceについて改めて解説しておく必要があると思います。このOGLとは、Wizerds of the Coast(WtoC)が制定した、D&Dに使用可能なファンコンテンツ・サードパーティーコンテンツのリリースを可能にする規約のことです。ざっくり言うと。

詳細に説明するのは若干面倒臭いので色々省略しますが、ざっくり言うと「システムリファレンスドキュメント(SRD)の記述内容だけ参照し、Licence文章を貼り付ければ、ほぼほぼ自由に5eのルールに対応したゲームを出版して構いません」というルールです。
ダンジョンズ&ドラゴンズはWtoCが版権を持っているゲームでその独自設定を使ったモノは特定の段取りが必要なのです。しかし、その設定を使わない、SRDの記述を元にして、そこに色々盛り込んで新しいゲームを作る・新しいデータ集を作る分には、最後にライセンス規約文を貼っておけば好きに書いていいというものです。
これにより、サードパーティーのモンスターデータ集や、D&Dと同じルールで遊べる違う世界のRPGが作れる(ちょっとだけ、あるいは沢山その世界向けのルールやデータが盛り込まれている)わけですね。これはダンジョンズ&ドラゴンズのファンコミュニティを盛り上げるのにも一役買っていました。何せ好きに作って好きに出版してもいいわけですから。

ただ、このファンコミュニティとの蜜月が昨年の1月に終わろうとしていました。なんでかというと、WtoCおよびその親会社のハズブロがOGLを改定して以下のように変えたいという流れになったのです。

  • 一定の売り上げを上げたパブリッシャーはWtoCにロイヤリティを支払う

  • 内容に著しい毀損があった場合一方的にOGLの認可を取り消せる

  • アニメーションや効果音などが多い「ビデオゲームと変わりないVTT」には認可を出せない

まぁ問題のアリそうなところは以上の部分ですが、ハズブロレベルの大企業が手を突っ込んでくるにはあまりにセンシティブというか、「そもそも今までロイヤリティ不要だったじゃん」とか「内容に著しい毀損って誰が判断すんねん」とか「自社のVTTで囲い込みたいからって変なこと言い出してる」とかまぁ、当然の反発がありまして、ファンコミュニティから。
そこで慌ててWtoC側はライセンスの規約変更に対してアンケートを取り、その締め切り前に「ライセンス変更を考えたのは愚かな考えだった」と撤回したんですね。

この撤回に至った判断の一因には、ファンコミュニティの反発だけでなくD&D Beyondというサブスクリプション解約運動の結果がだいぶハズブロにダメージを与えていたってのもありまして、結局「このままだと大変な損害が出る」ってことを思い知ったからでもあるわけですが。
まぁ、そんなことで、コミュニティとの間の信頼関係に亀裂を入れて、規約の改定は出来ずと言う、WtoCから見ると割と最悪に近い結果に終わりました。
親会社のハズブロがめっちゃ強欲なのと、あとその割に経営が下手くそ(WtoC以外は割と大きな赤字を出した)なために、今回のことは一旦収まってはいるものの、ハズブロの出方に関しては現在も警戒されていますね。この騒動でD&Dの公式本を使うことそのものを拒否するようなサークルも出てくる始末。なかなかしんどい。

サードパーティー出版社の抵抗と、SRDのクリエイティブコモンズ化

で、このOGL解約騒動で一番ダメージを受けそうだったのがサードパーティー出版社で。「今まで俺たちが沢山データ集とかキャンペーンセッティングとか沢山出してシーンを盛り上げてきたのに、なんなんだその手のひらの返し方は!」ってことでOGLからの離脱を訴えたりしたんですね。その結果ORC(Open Roleplayng Creative)ライセンスという新しい規格を作って対抗もはじめました。このORCの旗振り役はD&Dのライバル的ゲームを作っているPathfinderの販売元PAIZOだったこともあり、沢山のサードパーティーがこの計画に付き合いました。
1つのメガコーポが好き勝手にゲームコミュニティを破壊することが可能であることを思いだしてしまったパブリッシャーは、今までの自分のゲーム資産を防衛することと、ハズブロによる恣意的な改変に対応可能にするため、6つの能力値と20面上方ロールの概念だけなら特許や版権と関係ないしってことで似たフィールのORCライセンスに準拠したゲームなどを新規に出版するということを考えはじめたわけですね。

ただ、WotCはこのOGL騒動を治めるために1つだけ偉大かつ強力な切り札を出してきました。それが5e SRDのクリエイティブコモンズ化です。ざっくり言うと「D&Dのコアルールは、ネット上にある人類の共有資産」になったのです。このSRDはCC4.0に則っていますと書きさえすれば、好きに翻訳しても切り出しても追記してもいいというものになったわけです。OGLに則る必要さえ無い。5eのようなゲームを好きに作って出版できるようになった分けです。これはむしろ歓迎の構えでしたね。なにせクリエイティブコモンズに登録したら、もうそれは企業の一存では取り消せない。
このCC4.0化によりさらにいろんなことが動くようになりました。6つの能力値と20面上方ロールの概念だけでなく、一般的モンスターデータやアイテムのデータ、呪文なんかもそのまま流用して問題なくなったわけです。

2024年に起こる5eおよびRPG環境の変化

というわけで、以上のことをざっくり踏まえた上で起こることを今からまとめますね。

1.D&D のコアルールブックが改定される

まずは第一にこれ。2024年中にD&Dのコアルールブックの改定があります。これはPHB・DMG・MMの3冊に手が入り、ここ10年で色々問題が出た箇所とか評判の悪かったところに手を入れて少々修正するというもの…と言う触れ込みです。一応現行の2014年版と互換性はとれているとのことですが、サブクラスの成長曲線とか、新しい特徴とか、種族と背景で取れる能力とか、そういったモノに変化があるので2014年版で作ったキャラと一緒に遊んで差異が出来ないかというと…ちょっとわかんないですね。ただ、過去のサプリメントやアドベンチャーなんかはさほどいじらなくても使えそうなレベルには留めそうです。

2.5eとプレイフィールの近い「別のゲーム」がいくつか予定されている

サードパーティー出版社も黙っては居ない。今まで様々なデータ本を出版してきたのでD&D 2014年版の利点も欠点も理解している、何が足りないかも体感でわかってる、なんなら俺たちはこう変えたい、っていう考えで新しい5eルールブックを作ろうって動きがありますね。

すでにそういう意志で数年前から動いているのがLevel Up:Advanced 5e(A5E) です。以前このnoteでも紹介した「Monstrous Menagerie」がA5Eの出版物です。多くのデータ・記述はあまりいじらずに5eに流用できるので、こっちのルールブックを使ってD&Dの公式アドベンチャーを遊ぶって人も居るくらいです。種族(Race)が「血統」と「継承した文化」の掛け合わせで表現されたり、クラスの内容が整理されたり、技能習熟が固定値では無く追加ダイスになったりと、ゲーム的な歯ごたえが若干増したものになっています。

A5Eはすでにコアルールブックがそろっていて、今からでも試すことが出来るのでおすすめですよ。基本は変わらず、しかし微妙な変化や修正があって従来のモジュールをA5Eで遊ぶだけでも変化がつけられそうです。

プレイヤーハンドブックに当たる「Adventurer's Guide」。種族に当たる血統(Heritage)と文化(Culture)、背景、運命、ちょっとアレンジが入ったクラス群(4th 時代に合ったウォーロードの代わりになるMarshalが追加)、戦闘時のオプション Combat Manuverなど盛りだくさん。

ダンジョンマスターガイドに当たる「Trials & Treasures」には、冒険の指針、ゲーム運営のコツ、キャンペーン世界作成方法、17種類の地形別様々な遭遇ランダムチャート、もちろん大量のマジックアイテムも詰まっている。あまりコンバートせずにD&Dに持ち込めるツールが盛りだくさんだ。

モンスターマニュアルに当たる「Monstrous Menagerie」は、スタンダードなモンスターの数値を見直し、出没の徴候・住処の痕跡・モンスター軍団の構成例など、遭遇の様々な提案が用意されている。

新しいプレイヤーオプションと、より細かいダンジョン構築・運用テクニック、ランダムチャートなどをまとめた、ザナサーの百科全書にあたる「Dungeon Delver’s Guide」

こんな具合に、4冊揃えると「異なるアプローチの5eゲーム」を楽しむことが出来る。

ちなみに、Advanced 5eのルールとデータはなんとその大半がOGL/ORC/CC4.0の3つのライセンスに対応しているSRDもリリースされているので、この記述と5e SRDの内容を混ぜて1つの新しいゲームやキャンペーンセッティング本を出すことが出来ます!みんなも読んでみよう!モンスターやマジックアイテム、ダンジョンの罠のデータ、ランダムエンカウントなどもここから取り出して遊ぶと楽しさが倍加しますよ。

で、サードパーティーの雄 Kobold Press が2024年中に出版する予定なのが Tales of the Valiant(ToV)ですね。ボクが大好きな Tome of Beastsというモンスターマニュアルを発行している会社。この会社はMidgardっていう北欧神話をベースにした濃い口でかつ重めのファンタジー世界設定を運営してまして、この設定でD&Dを遊ぶ人も沢山居るってそういう会社です。これはKickstarterで10000人以上100万ドル(1.4億円)以上の支援を集めるほどの期待作です。

すでにこのToVのコア部分はBlack Flag Roleplaying SRDとして公開されているので、どういう変化があるのかその目で確認できます。
こちらでも種族は廃止されて「血統」と「伝統」の掛け合わせで種族を表現したり、呪文の段階を「レベル」じゃなく「リング」と表記したりと細かい変化もありますが、プレイフィールに大きな変化は無いと思います。
D&Dにないところで大きな変化は以下の二つ。

  • 攻撃を外すたびにPCが獲得できる「LUCK」ポイント。これをダイス目のバフに使用可能。インスピレーションの代わりに使用可能。

ラック
すべてのPCはラックと呼ばれる特別なリソースを持っており、能力値判定、攻撃ロール、セーブのいずれかの判定結果に影響を与えるために使用することができる。
ラック・ポイントを得る。
キャラクターを作成するとき、ラック・ポイントは0から始める。
ラック・ポイントは以下の方法で獲得する:
●ターンに1度、攻撃ロールまたはセー ブに失敗したとき、ラック・ポイントを1得る。
●GMは巧みなアイデア、優れたロールプレイ、最適な選択ではなく興味深い選 択の追求に対する褒賞としてラック・ポイントを1点与えることができる。
●GMは(XPに加えて)困難な遭遇を生き延びたり、ストーリー上の目標を達成したりした場合に、運を与えることができる。
ラック・ポイントを失う。
一度に持てるラック・ポイントは最大5ポイントである。PCがラック・ポイントを5点持っていて、6点目を得ようとする場合、即座にd4を振り、ダイスの結果にラック・ポイントをリセットしなければならない。
ラック・ポイントを消費する。
君はラック・ポイントを消費し、君が出す d20 の出目に加える。
たとえば、あなたのラック・ポイントが 4 で、ダイスの目が 13 であった場合、あなたはラック・ポイントを 2 消費してダイスの目を 15 にすることができる(このときラック・ポイントは 2 のまま残る)。
あるいは、判定(攻撃、能力値判定、セー ブ)を行った直後にラック・ポイントを3点消費してダイスを振り直 すこともできる。
いずれの場合も、ダイスをした後、GMがダイスの成否を宣言する前に運を消費する。運は自然1の効果を相殺したり、自然20を作り出すことはできない。

Black Flag Roleplaying SRD より抜粋して機械翻訳
  • 凶悪なモンスターの恐怖などを表現するために使用されるデバフポイント「ドゥーム」

オプションルール:ドゥーム
戦闘の各遭遇の開始時に、ゲームマスター(GM)はその遭遇の脅威度(CR)に基づ いてドゥームと呼ばれる特別なリソースを得る。GMはドゥームを使用してクリーチャーのダイス結果に影響を与え、プレイヤー・キャラクタ ー(PC)の状況を一変させたり、クリーチャーを1ターンだけ長生きさせたりすることができる。GM は以下の方法でドゥームを使用できる:
●クリーチャーに攻撃ロールでの有利を与える。
●PCにセーヴの不利を与える。
●遭遇1回につき、ドラゴンのブレスウェポンや伝説的クリーチャーの伝説的抵抗力、メイジの呪文発動など、限定使用能力のリフレッシュや再チャージ、あるいは追加使用を1回得る。

ドゥームはオプションであり、クリーチャーが特に強力で、狡猾で、機知に富んだPCに対抗するための余力を与えるために存在する。ドゥームはすべての戦闘遭遇で使用する必要はない。GMとしては、以下のような場合には遭遇でドゥームを使用することを検討する:
●その戦闘遭遇が、PCがその日に直面する唯一の戦闘遭遇である可能性が高く、PCが十分に休息している。
●経験豊富なプレイヤーが複数いる。
●プレイヤーが4人以上いる。
●プレイヤーのキャラクターが魔法のアイテムやリソース、最適化され たデータ・ブロックなど、平均的な PC よりもタフな要素を持っている。
●遭遇がストーリーにとって特に重要である場合、例えばPCに敵対する敵対組織のリーダーとの戦い、主要なストーリーアークの最後の戦い、あるいは強力な敵対者とのクライマックスの戦いなどである。

Black Flag Roleplaying SRD より抜粋して機械翻訳

6つの能力値とスキルと習熟ボーナスにD20の出目を加えた上方ロールってとこに変わりは無いので。おそらくほとんどいじらなくてもD&D5eのデータを流用したり、逆にToVにしかないメカニズムをD&D5eに持ち込んだりも可能だと思います。実際ラックやドゥームはこのまま導入しても面白いかも知れません。

このほかにも、ウォーハンマーのRPGを出版している英国のパブリッシャーキュービクル7もC7D20という5eとの互換性をある程度保ったゲームを作成する予定になっています。ここは以前紹介したサプリメント「Uncharted Journey」を出版している会社ですね。もともと指輪物語の5e版variantを3年ほど前まで作成していたところで、そのノウハウを活かした5eを作成するとのことです。将来的にはこの会社で過去に出していたスチームパンクRPG「VICTORIANA」をこのC7D20で出版する方針だ、とのことです。

この記事はまだ古いモノなので、5eで出すって言ってますけどね…

3.D&Dキラーと呼ばれるゲームが色々出てくる/すでに出ている

そして、TRPG世界の巨人に対抗するため、独自のゲームを出版するところも色々出てきています。
まずはKickstarterで100万ドルを超える支援を受けたShadowdark RPG。

このゲームを出版してるThe Arcane Libraryは、元々デザイナーの個人企画で非常に質のいい5eアドベンチャーを出版していたのですが、OGL騒動の発生前から企画していた新RPGをこのタイミングで打ち出し、評判を呼んでKickstarterにて多額の支援を受けて出版されました。

ルール自体はスターターセットが無料で手に入るので読んでみるといいかもしれません。

シャドウダークとは?
シャドウダークRPGはファンタジーアドベンチャーゲームで、あなたは仲間と共に黄金と栄光を求めて、埋もれた遺跡、失われた都市、クモがはびこる森、さらには恐ろしいドラゴンの住処へと分け入っていく。
シャドウダークは危険と闇が支配する場所だ。古代の秘密や埃にまみれた財宝を朽ち果てた爪で握りしめ、幸運を求める者たちの運命を誘惑しようと果敢に挑んでくる。

冒険仲間を従えて、シャドウダークの不吉な罠、手強い魔法、冷酷なモンスターに立ち向かえ。

生き残れば、死の淵から救い出された計り知れない富を持ち帰ることができる。そしてやがて、君は再びシャドウダークの呼び声を聞くことになる!

Shadowdark RPG スターターセットの序文より引用し機械翻訳

このゲームは暗くてデッドリーなダンジョンハックを、モダンでかつ軽量、一貫性のあるゲームデザインのルールで遊ぶというOSR(オールドスクール・ルネッサンス)の流れの上にあるものなわけですが、特徴的なのが以下の二点。

  • 暗視の概念はPCにない。モンスターにはある。

  • たいまつは"1本1時間"。リアルタイムで。プレイ時間1時間でたいまつ1本を消費する。

このルールのため、あまり悠長にダンジョンハックしては居られない。たいまつが消えたら命も危ない。ルールが軽量なのも判定に戸惑うとこのゲームの面白さを損なうから。非常に緊張感のあるダンジョンハックを楽しめるので、すでに販売しているアメリカでも好評のゲームです。

また、以前紹介した Flee,Mortals!を発行している、個人的にはもっともイカしたアートセンスを兼ね備えたパブリッシャーMCDM Productionも、全く新しいRPG「MCDM RPG」を発行予定です。
2d6上方ロールに、シチュエーション次第でD4を足す、あるいは引くというダイスロールに、戦闘スピードアップのために「命中とダメージを同時に扱う」など様々なアイディアが組み込まれているようで、これも実際のリリースが2025年だというのにすでに300万ドル(約4億円!)もの資金が集まっています。独自のVTTまで開発するという触れ込みで、このゲームもD&Dキラーとして注目を集めています。

上記の動画は、MCDMの代表マシュー・コーヴィルが「我々はなぜこのRPGをリリースするのか、このRPGはどういうゲームか」を50分解説した動画。マシューはめちゃくちゃ博学のオタクなので、話そのものはめちゃくちゃ面白いのだがとにかく長い!どうでもいい話もめっちゃ長い!台本書いて動画作っているからだいたい事前にその長いトークの内容が決まってるってことなのでまぁそういう人です。

あとは詳細はよくわからんのですが、D&Dを一躍有名にしたストリーマー集団クリティカルロールも独自のファンタジーキャンペーン向けRPGである「Daggerheart」を発行予定ですね。現在テストプレイ中とのこと。これもまぁ遠くないうちにリリースされるでしょう。興味があるならテストプレイパケットを受け取ってみるといいかもしれません。

追記:2023/3/20 Daggerheart オープンβルールブックの配布が始まりました。

Daggerheartのテストプレイ用のセットが無料で配布開始しています。d12を2つ振り「希望」と「恐怖」のどちらの雰囲気で成功したか、自分のキャラはどう生まれ何を目指し何と戦うのか…という長期間のキャンペーンセッションに向いた様々なギミックが含まれています。キャンペーンの構築とかも「まずプレイヤーと行ったセッションゼロで方向性を見いだせ。多くを決めるな、次のセッションに必要なモノを用意して毎回積み上げていけ」という方針を明示してになっています。キャンペーン世界についてはちょっとまだ良くわかんないけど地図は用意されています。英語圏ではいろんな人が今テストプレイしていますね。楽しみです。

2024年はTRPG界激動の年!って事になりそう

と言うわけで、2024年は英語圏RPGにおいて激動の年になりそうなわけです。D&Dそのものの改定、D&D5eクローンの投入、様々な大型Kickstarterの予定、そしてD&Dキラーを期待される新作、いろいろあります。盛り上げて日本語版の出版なんかまで進めたいですね。
自分も結構楽しみにしています。ワクワクさえしている。正直に言うといくつかの大型Kickstarterにはもう支援を投げつけているので、これからどんなものが仕上がってくるかだいぶ期待が高まっているのですね。以下のこの辺ですが。

https://www.kickstarter.com/projects/nat19/somnus-domina-retia-a-dandd-5th-edition-handbook/description

https://www.kickstarter.com/projects/1985games/obojima-tales-from-the-tall-grass-a-5e-campaign-setting

https://www.kickstarter.com/projects/nordgames/ultimate-bestiary-secrets-of-the-fey-for-5th-edition/

https://www.kickstarter.com/projects/977277590/the-aetherial-expanse-setting-guide

https://www.kickstarter.com/projects/devillich/dungeon-denizens/

まぁ、出来上がったものがダメダメだったとしても、それなりに読んでレポートすると思います。
そんじゃぁ、また。2024年もよきTRPGライフを!!

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