見出し画像

南天の木

資材置き場にたくさんの南天の木が植えられております。
むかしむかしに住まわれていた方のなごりで
東西南北すみっこのほうに 
ぽつ、ぽつ、ぽつ、と
たくさんの南天の木があります。

「難を転ずる」
きっとそういう願掛けで植えられているのだと思います。

西陽しか当たらず北風にさらされているものは
ゴボウのようにどす黒く 細く、まるはだかの枝が目立ちます。
でもいちばん鳥が遊びに来ています。
頼りがいがあるから、、?
まるはだかで留まりやすいから、、、?

いっぽうであまり強い風にはさらされず
朝陽から夕闇までいちばん穏やかにうけとめる場所にいるものは
今が紅葉まっさかりです。
ただ僕ですらその姿をあまり眼にとらえることはありません、
あまりにも死角に存在しているのです。

ほかにもいろいろと おのおの特長があって
生まれ育ってきた環境によって
少しづつ少しづつ変わって来たのだろうなぁ、と
感じ入ります。

うまれた場所で咲きなさい、 も素敵に思いますし
人の手によって また別の場所で咲くことも素晴らしいと思いますし、
「なにくそ、」
自分のあしで根っこごと引きずって また別の場所で咲くことも
それも素敵におもいます
なかなかできることではありません。

花や木は もちろん自分では根っこごと引きずって、
なんて出来ないわけですが

風にたくし、鳥にたくし、

また新たに生き直す
そういうこともあるでしょうし

「ザックザックザク♬霜柱ふんで」 2018.1.16作成、紙に色鉛筆


「ふ〜っ♫」  たったいま作成


はて自分は、、、
というと
だいすきな鳥がとまってくれるような力強さは、、
ないなあ、、

「いかんがな!」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?