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新生King&Princeへの想い、いろいろ詰め合わせ②

King&Princeというアイドルの、分岐点を見届けることとなった私。

ジャニーズ事務所所属のアイドルグループで、メンバーが5人から一気に2人になったというのは、おそらく前例がない。

何故3人は脱退したのか、なぜ2人はKing&Princeとして活動を続けることになったのか。憶測で書かれたネット記事やSNS上での意見が飛び交うけれど、真相なんてきっと一生分からない。5人はきっと墓場までもっていくだろうと、私は思う。

ただ、これからの話をしたいよね、と。
彼らが、これからしあわせになれるように応援したいよね、と、思う。

それは、私の応援している永瀬廉という人物が、グループ活動を継続するメンバーとなったから言えることなのかもしれない。
し、事務所がホワイト企業なんかじゃないことくらいは、さすがに感じている。
母が、脱退した平野紫耀ロスで心の調子を落としているのも毎日見ている。キンプリのたのしい話をしようとしても、会話がうまくいかない。立場の違いで意図せず傷つけ合ってしまう。本当に苦しい。
「紫耀ちゃんに会いたい」と言う母に、何もしてあげられない。
共に鬱病を患い支え合っている家族だから、寄り添いたいけれど、なかなかうまくいかない。

だから、せめてここでは、自分の考えていることを言わせてほしい。

※前回記事はこちら。




2人でKing&Princeを継続する、King&Princeを守っていく。

永瀬廉、髙橋海人は、
”家族” ”ズッ友” などの言葉で例えられるほど絆が深い
平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太との5人(過去に脱退している岩橋玄樹を含めると6人)での活動を終了し、グループの名前を残しつつふたりでの活動をしている。


3人が退所することが決まってからの、King&Princeの活動。
”最後までファンのために”、という5人の想いがこもっているからか、TVでみせるパフォーマンスもどんどんすごいものになっていった印象。
この熱が冷めやらぬ中での、ふたりになったときの活動というのは、どのように見られるのだろう?

世間が大注目するだろうとは予測していたが、
彼らは、先日あげた記事に書いた通り、追い風を自ら作って好調に進んでいる(ようにみえる)。

新曲もリリースし、ついこの間まで5人で出ていた歌番組にも、2人のKing&Princeとして出演することになるが、私もちょっとざわざわするくらい、5人での出演から間がない。
正直、私も感情はそこまで追いつかなかったし、ふたりのためにも
”もう少しゆっくりでいいよ?”
と言いたくなる気持ちだった。

でも、彼らやスタッフさんがここでスタートダッシュを決めるんだというつもりならば、応援しようと、、、、、、


2人体制、最初のメディア出演はTBS『CDTVライブライブ!』だった。

私はTBSの電波がない地域の住人なのだが、最近次の日にTVerで配信してくれるようになったし、King&Prince(他ジャニーズの各グループ?)の公式YouTubeにも、CDTVで披露された曲が期間限定で公開されるようになった。

この日、彼らはメインの新曲『なにもの』、カップリング曲の『名もなきエキストラ』の2曲を披露。

初めての2人での音楽番組、生放送。

ステージを作るにあたって、2人と番組スタッフさんとの話し合ったVTRが流れる。
「みているひとに安心したと言ってもらう」
そして2人の現在のコンセプトである
「まず自分たちがたのしんでやりたい」「そこがいちばん」
という言葉もあった。

ステージ上にいる海人は緊張していて、裏で廉に「一緒に緊張しよう」と言っていた、というエピソードも明かされる。
一方の廉は「結構今、わくわくしてます」と。
本心か、海人の緊張に負けじとか、堂々とコメントをしてくれた。
意気込みを聞かれた廉は、

「そうですね本当に、この2曲もそうですけど、本当に心を込めて、本当に”いい曲や”って自信をもって言えるので、なんかこれをみて下さった方々の気持ちが少しでも軽く(”明るく”?)なれば、そして背中を押せるようなパフォーマンスができればなと思います。よろしくお願いします。」

と、しっかりコメント。

「緊張してないらしくて」とアナウンサーさんに廉のことを話す髙橋海人。
”喋りだけでも引っ張らな”、と思っているように見える永瀬廉。

実際の歌唱映像。
緊張していた海人の方がむしろ、パフォーマンスが始まってから生き生きして見えた。
(※期間限定動画)

SNSの反応では、『なにもの』歌唱での最初の、グータッチから始まった部分がかわいいとか、『名もなきエキストラ』での「♪君の王子様になってもいいですか」という歌詞の廉の仕草に「他担だけど撃ち抜かれた」などという、高評価を得ていた。また、ドラマ『だが、情熱はある』にオードリー若林役として出演中の海人をみて「若林が歌ってる」というツイートも目立った。

一方で、もともと5人のKing&Princeを応援していてまだ、
”この2人=King&Prince”ということを受け入れられない層からは、
「これはKing&Princeじゃない」
という声も、もちろんあがっていた。
ただ、そういう声があることなど、この2人にとってはもう覚悟していること。
推しが脱退してしまったファンの方々の気持ちは、私にはわからないということは承知しているので何も言えないが、このふたりだって進まないといけないのだ。


その後も、朝の『めざましテレビ』やずっとお世話になっている『ZIP!』の他、『MUSIC FAIR』『うたコン』『MUSIC STATION』『Venue101』など
5人体制のラストを飾ってきた音楽番組に、続々と2人で出演。

そのTV出演や、各番組のSNS動画などで、2人の関係性がどれだけ近いのかが、どんどんファンや世間に明らかになっていく。

単純に、5人のときは5分の1になっていた個々への視線が2人に向くようになるので、このペアがどういう関係性でいるのかがより鮮明になる。そしてそれがたまたま、”ソウルメイト”というくらい、わーきゃー盛り上がるよりも心でつながりあってきた2人だったことが、この”癒し”とか”ぽやぽや”と言われる雰囲気を生んでいる。それが、”今のKing&Prince”という目線で見られている。
もともと、”距離感がバカ”(無意識に異常にくっついている)と言われていたこのコンビだが、歌番組、特にMステなんかでは緊張もあってか、歌唱前に広いステージ上にふたりが密着しちんまりと、一体化しているように見えて愛おしかった。

世間の評価がよく、そして5人でいるときの雰囲気と違い、なんだか廉がゆったりと自分を出しているように見える方がいるようで。
SNSを見ていると、これまでのファンの一部からは、
「最初から2人でやりたかったんだ」
という声が出始めた。
また、5人でのラストパフォーマンス(『Venue101』での『Beautiful Flower』)で平野紫耀が泣きだしてしまったときに、廉が笑ったように見えてしまった方がいたようで、それに反応して廉を悪く言う、、、、、、
そんな動きまで出始めて。

”キンプリが5人でなくなったのが寂しい”、というのは十分寄り添える気持ちだけど、
平野紫耀×永瀬廉は関西Jr.からの長い付き合いで、いちゃいちゃしなくても
お互いに信頼しあっている関係性だということを、すっかり忘れてしまっているひとがいるようだ。
”ズッ友”と、最後まで絆を見せてくれた5人のメンバーなのに、
その中で永瀬廉に関して「早く離れたかったんだ」「2人で活動したかったんだ」なんていうファンの言葉を聞いて、愕然とした。

「6人のKing&Princeがすきだった」
「(3人の)辞めたいという意志に気づきもしなかった」
「守れんかった」
と、涙ながらに語った永瀬廉を、私は忘れない。
(2022年11月10日の、『King&Prince永瀬廉のRadio Garden』にて)


グループの体制が変わる、推しが事務所を退所するなど、あまりの精神的ダメージで理性を失う状況なのかもしれないが、私は永瀬廉がすきで、5人が本当に心からつながっている仲間であることを信じているので、本当に悔しかった。
(”廉が笑った疑惑”については、擁護するひとのほうが圧倒的に多かったので救われた)




新体制になってからのTVでのふたりのコメント、雑誌などの言葉からわかること。

永瀬廉、髙橋海人による”新生King&Prince”の現在のモットーは、

・まず自分たちがたのしむこと
・できないことより”2人だからできること”を探す

が主軸。
そのことによって、ファンに安心してもらいたいという想いがあるようだ。「この状況をたのしんだもん勝ち」「俺ら伸びしろしかない!」という発言もある。

そして、目標として

「2人でもドームに立ちたい、&日本全国を回りたい」

という話もしている。

ふたりの共通点は、
とにかく「ファンに会いたい」という想いだった。
”グループで世界進出”、というかつての目標よりも、目の前のファンを大切にしたいという思いの比重が大きくなったのか、それはわからない。
どうしてこうなったのかは、誰にもまだわからないのだから。

彼らだって、自分の意志でこうなったとしても、誰かの力が働いていたとしても、6人でデビューしたのが2人になった現実にまだついていけていなくて当然なのに、5/23以降、アイドルとして、毅然とメディアに出続けている。

彼らは、2人での活動となって心配しているファンを不安にさせないように、どこかで自分たちを奮い立たせながら、ある意味たのしく”見せている”。プロのアイドルの根性だと思う。


そして、永瀬廉が生き生きと見えるようになってきたのには、またもうひとつ理由があると私は思っていて。

King&Princeは、デビューしてからずっと、活動に関して自分たちでイチから話し合って取り組んできた。推進力のある平野紫耀、ステージ演出全体を担ってきた神宮寺勇太、何に対しても真面目でひたむきな姿勢を見せてきたリーダー岸優太、創作意欲があってアイデアをたくさん生む髙橋海人。
永瀬廉が得意な分野は衣装だった。
ただ、思うに自らがクリエイターになるということが得意ではないタイプの廉は、それ以外の演出系のことに関しては、他のメンバーのアイデアがおもしろいのでそれに任せてきたのだと思う。もちろん信頼のもとに。

昔から、夢ややりたいことがなかったというタイプの永瀬廉。
彼の活動を見ていると、自ら何かアイデアを生むことよりも、与えられた環境の中で”確実に”実力を発揮できる、ということにおいての天才なのだと私は思っている。

そんな彼が、2人でKing&Princeを続けるということになったとき
「自分の意見も出さないくせに」「メンバーに任せきりだったくせに」
と批判を受けていたのも知っている。

ただ、
5人が5人とも強い意志を持ってぶつかり合うだけのグループだったら、ここまで続いていただろうか?

永瀬廉は、ひとの意見や発想を肯定し、受け入れることのできる器の大きさを持っている。
そして、メンバーの思いに応えるべく、得意とは言えないHIPHOPのダンスも、個人仕事がどんなに立て込んでいても時間を作って、誰もいない所で努力して仕上げてくる。(それは全メンバーがそうだということもわかっている)

以前、5人体制の頃に放送していた『King&Princeる。』の中で、
髙橋海人が、自分の創作に対するこだわりが強いことについて話していた。
「ライブの打ち合わせをするとき、自分が思いついた感性を信じすぎて、折れることができない。譲れない。打ち合わせが終わった後に、(演出担当の)神宮寺に”あそこ、こそっと戻しておいてくれない?”と電話したりする。頑固なんですよ」(意訳)

自分の発想があって、それを実現したいというこだわりの強いひともいるし、一方でそれを冷静に聞いて受け止める側のひともいる。
人間、それでいいのではないかと。
それで社会は成り立っていくものではないかと。


、、、、、、と、そう思っていたら、
永瀬廉は、2人体制になってから、自分の意見を言わなくてはいけない場面が必然的に増えたことで、
「自分が思っていることを話していたら、僕の中からどんどん新しいアイデアが出てきた。”こんなに自分でやりたいことがあったんだ”と気が付いた」
と。

今までは”絶対にこれがしたい”という意見を持てなかったという彼。
人間・永瀬廉としては、これが大きな成長のきっかけになっていくのかもしれない。
それが、最近の生き生きとして見える永瀬廉の姿として、現れているのかもしれない。

結局「2人でやりたかったのかよ」と言われるような書き方になっているかもしれないが、なにを隠そう私自身、どんなに仲がよくても、大人数だと意見が言えないタイプだ。
私はわかるのだ。そういうひともいるのだ。
しかも、King&Princeの場合、その個々のセンスがずば抜けている。私がメンバーだったとしても、その中に入って自信をもって自分の意見、アイデアを言うことはできないかもしれない、と思う。
彼は今、どうしても”自分が引っ張っていかなければ”、という責任感をもつ場面になって、絞り出してみたら、今までふさがっていた何かの蓋がぱかーんとあいたような、そんな感じなのだろうか、と想像する。

彼の口から、「やりたいことがあった」という言葉が出てきたことは、すごいことだと思っている。

そして、それとは逆に、自分のアイデアがどんどん湧いてきて、それを譲れないというくらいのこだわりをもつクリエイター、髙橋海人。
基本的に受容と肯定のひとである廉とは、うまくいきそうだとは思っていたが、実際、海人は雑誌の中で、
「(廉は)本当にはっきりしているんですよ。やりたくないこととやりたいこと、いいことと悪いこと。僕はフラッシュアイデアがたくさん浮かんでくるから、それを廉がさばいていく感じなんですよね。気持ちがいいんですよ」(要約)
と話していた。

そして、廉のことを「プレイヤー気質」と表現してくれた。
打ち合わせを周りに任せてくれて、そこで決まったことをプレイヤーとして100%でやってくれる、と。
海人はアイデアも生み出しつつ、プレイヤーとしてのクオリティも高いのに、、、、、、

海人は、冷静にどこか俯瞰で物事を見て考えている廉の姿勢、だからこそのMCなどの喋りが得意なこと、クールに見えて愛情をもっていることなど、、、、、、、きっと、それ以上に、永瀬廉という人間のことを知っている。
多才だけれどどこか自分に自信が持てない海人を、Jr.の頃から精神的に支えていたのが廉だったようだ。
5人でいられないのは寂しいけれど、精神的支柱の廉がいることで彼もまた、進もうと思っているのかもしれない。
ほぼほぼ同じ年齢だけれど、
「精神年齢は廉のほうが全然上だからね」と話している。

この髙橋海人が廉のことをたくさんほめてくれているので、私までなんだかうれしくなってしまうのだ。


2人での新曲『なにもの』のFC限定盤に収録されている曲。
『話をしようよ』。

髙橋海人は、自分で作詞作曲までしている。
私は会員ではないので聴けていないが、歌詞がネットで見られた。

歌詞を見るだけで、素直でかつセンスがあってグッとくる。
そして、
永瀬廉が『King&Prince永瀬廉のRadio Garden』でこれまで話してきたことと、内容が一致するのだ。

今の、ふたりの思いは一緒なのだ。


ファンを大切にしたい。
その存在がどれだけ大事か。
不安になってもその存在があるから頑張れるんだと。


2人だからこそ、今までよりファンと近い距離で。
2人だからこそ、自分たちが全国へ飛んでいける。
できることを数えながらたのしもうとしている彼らの姿勢が、本当に素敵で、あたたかさを感じる。

『めざましテレビ』で、廉が
「47都道府県行ってみたい」という発言をしたことには思わず声が出た。

地方民にとってこんなに喜ばしいことはない。

ジャニーズのグループで47都道府県を回った前例があったかな、と思ったら、関ジャニ∞が過去に47都道府県ツアーをしていたらしいことがわかった。

どこまで実現できるかはわからないが、とにかくふたりのペースで、やりたいことをやってほしい。

そのことが、私は、兄貴たちの活力につながると思っている。


一方で、
私はKing&Princeの4枚目のアルバム『Made in』以前の曲に詳しくなかったので、6人、5人の時代の過去のアルバムの音源を聴いて、まるで新曲のようにたのしんでいる。

都合のいいファンかもしれない。

ただ、どの曲もよい。
ROCKずきの私にも、かなり刺さるラインナップだ。

そして、YouTubeで、5人のがんばってきた『Dance Practice』動画をほぼ毎日再生している。
ときどき、
”こんなに努力してきたけれど、もう、、、、、、、”
という気持ちになってしまうこともある。
実際、MVを再生するよりこちらを選ぶのは、MVで5人ひとりひとりの表情を見ることが、少し寂しいから。


5人ともすきなのだ。私は。


ただ、私は、今は廉と海人ががんばって注目を浴びるターンである、それだけのこと、思っている。
ふたりが活躍していれば、きっと、脱退・退所したメンバーにも、タイミングを違えて出番がくる。嬉しいお知らせがくる。
(絶対に表舞台に立て、というつもりはない)

そう、信じたいのだ。


「受け入れられないひとがほとんど」「すきなひとについていっていい」
「立ち直れないファンもいると思うけど、そういう人たちも含め少しでも心のつっかえが取れるような活動を」
と、どこまでも”5人のファン”の気持ちを想い寄り添う永瀬廉。

2人での活動になるにあたって「してほしいこととか、見たいものとか、なんでも言って」と5人体制の頃から雑誌でファンに話し、SNSをチェックしていたり、
新曲を発表したとき「(曲を聴いたら)キンプリどうなん?っていう人も首を縦に振っていただける」と、曲に賭けた熱い思いを話す髙橋海人。

冷静に物事を見ながらどんと構え常に寄り添う廉と、
キラキラなアイデアと内に秘めた熱量の海人。
いいバランスだと思う。

そして「チームキンプリ」と言い、スタッフさんが一丸となってくれていることへの感謝も忘れないふたり。


”ライブがしたい”を叶えるためにはまだまだ乗り越えることが多いことは容易に想像できるが、スタートダッシュはもう十分決まったので、焦らずじっくり進んでほしい。
たのしみだ。




そして、
「紫耀ちゃんに会いたい」とメンタルをすっかりやられている母との生活も、できるだけいい距離感で、していきたいけれど、
うまくいくだろうか。

寄り添いきれない部分がある。
私の方が鬱がひどくなる日もある。

それは、こちらの問題なので、なんとかしよう。


まだ、もうひと息、書きたいことがあるので、
また、筆が進むときに。



だいすきなひとたちと、
読んでくださった方、
自分と周りのひとに、
やさしい出来事が待っていますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。