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"もう中学生は変わらないでいてくれる"と確信した話

今、再ブレーク中のピン芸人、”もう中学生”さん。


私は、彼のインスタライブがだいすきだ。



マウントをとるわけではないけれど、、、、、、

最近のご活躍よりずっと前、彼が24歳の頃から”もう中学生”という存在を知っていた私。(知っていただけで、追いかけるほどの濃厚なファンではなかったことはご了承願います)

この記事が、今も定期的に読んでいただけていて嬉しい。

そして、こんな私の書いた駄文がたくさん読まれているということこそが、現在のもう中学生さんへの注目度を表していると思っている。



コロナさんの影響で活動が制限されてから、YouTubeを開設したり、SNSでネタをあげたりする芸人さんが続出した。

その中で、もう中学生さんは、週に2回ほど、自宅からインスタライブを行うようになった。

彼のこだわりで、時間は”ぞろ目の55分”間。

まさに、アットホームな空間と時間が流れる。

ゆるネタあり、コメント欄で視聴者とのやりとりあり、おすすめ(もう中語で、オスス)のCDを紹介する「かーーぅんだーーーぅんてぃーびーー」(CDTV)のコーナーあり。

心の治療中の私にとって、最適な時間だった。

本当に、居心地がよい場所だった。

コメントで、素直に自分の気持ちが言えた。

そして、彼のやさしさに、何度も救われた。

※参考記事がこちら。




ただ。


ここ最近、皆様ご存じの通り、インスタライブを始めた頃とは生活が一変し、多忙な毎日を送る彼。

これは、もちろん何より喜ばしいことだ。


吉本の劇場の無観客配信でコール&レスポンスのネタを披露していたもう中学生氏の話を、TVでしてくださった麒麟の川島さん。

そして、ラジオにて、視聴者に交じって大喜利の投稿をしていたもう中学生氏に「お前のくる場所はここじゃない」と話し、その後自身のラジオや『有吉の壁』等の番組に呼び活躍の場を与えてくださった有吉さん。


もう辞めよう、実家の長野に帰ろう、、、と思っていたという彼の生活は、先輩方から与えられたきっかけでがらっと変わった。現在”もう中ワールド”にハマるひとが続出している。やさしい、癒される、そしてあまりに独特すぎる彼の存在が、今世間に関心をもたれ、受け入れられ始めている。

過去に、『爆笑レッドカーペット』などでネタを披露していた頃以来の、メディア出演の多さ。『有吉の壁』をはじめ、『マツコ・有吉のかりそめ天国』のロケコーナーや、『スッキリ!』のマンスリーコーナーMC、さらにはバラエティーのナレーションのお仕事(私はこれがすごく彼に合っていると思うのです)など、数々のTV番組に呼ばれている。また、『マツコ会議』や『しゃべくり007』では、”もう中学生”の人物像やこれまでの人生を深堀りされ、ネタでおなじみのお手製の鳥”チュン太郎”と”チュン次郎”の誕生秘話も初めて明かされた。まさか、失恋がきっかけで生まれたとは、、、、、、インスタライブでも話すことがなかった、初めて知るエピソードがいつもあって、どの番組のゲストで呼ばれていても観ていて驚くし、何より気づけば笑ってしまう。


※チュン太郎とチュン次郎はこちら。


そして、なんと朝ドラ『おかえりモネ』にまで出演した。



苦節20年。

本当に、芸人”もう中学生”にとって待ちに待ったときが、今なのだと思う。



、、、、、、ということを、わかっていても。



どうしても、インスタライブどころではなくなった彼のことを、

ファンがどんどん増えて彼を「面白い」「すきです」というひとが続出するこの状況を、


”さみしい”


という感情が、私の中に出てきてしまっていた。

※参考記事がこちら。



ただ、

今が大事なときだということは、痛いほど理解できるので、

「最近、インスタライブがなくてさみしいな」

ということは、口が裂けてもご本人様に言えるわけがなかった。

やさしいから気にしてしまうだろうし、そのせいで無理させてしまうことは絶対に避けたかった。




この秋から、テレ朝の深夜帯に『もう中学生のおグッズ!』という冠番組も始まった。いよいよ、TVのひとになってしまうのだろうか、と、思っていた矢先。


私の目に、もう中学生さんの、こんなツイートが飛び込んできた。







、、、、、、、、え、えええええええ、ええええ



みっつめ、

インスタライブ


って、書いてない⁈


気のせいじゃない?よね???




うそーーー、やったああああああああああああ!!!!!!!!!!!




この忙しいのに、大丈夫か?とも思いつつ、もう、心から嬉しかった。


ただ、前みたいな、ほのぼのした、アットホームな感じにはならないかな、という覚悟はしていた。

多くのひとが集まるだろう、、、、、、



200人くらい視聴者が集まればいいほうだった、あの頃の彼ではもうない。


でも、久々に、その時間に合わせて家事や用事を済ませ、自分の部屋にスタンバイしよう、というこの、わくわく感を味わえるのが、嬉しかった。




いよいよ、10/19、22時。


少し遅れて(悔しい)私が22時過ぎにインスタに駆けつけると、



あの頃のままの、もう中さんがいた。

いつもの、あのお部屋。

※”もう村航平”による体操を披露。後ろには観客が。


視聴者は、3000人を超えていた。



以前は、視聴者が途中で増えたりすると、緊張しちゃうからと言っていたが、ここが今鍛えられているところなのか、全く、いつもと変わらないお姿。彼のペースで、ゆったりと進んでいく配信。


とにかく、たくさんコメントをしてしまう私。

待っていた、と。



「皆さん、どちらから観られているのでしょう(県や地域)」

「皆さんが交通情報センターとなって教えて◎◇▼*★、、、」

と、視聴者とのコミュニケーションタイム。


私は、このインスタライブでたびたび自分のことを”あきたのひと”と表現しているのだが、伝わるかな、と思い、Twitterのリプライのときもその言葉で自分のことを伝えている(聞いてほしいばかりの自己中で本当に申し訳ない)。

このときも、「あきたのひとですー」というような言葉を送ったら、

「あきたのひ、ああ♪」

と、もう中さんはわかってくれたようなお言葉を発していらした。



、、、、、、嬉しい。




どんなに”売れっ子”になろうと、忘れないでいてくれるんだ。


※これは、もしかしたら、LIVEのときにアーティストと目が合った!というものと同じことかもしれないので、気のせいだよとか言われようとご指摘は受け付けませんw



「今日のベスト3!」と、いつものCDTVも始まった。

この日、彼の独断と偏見で2位に選ばれた、河村隆一さんの『BEAT』が懐かしかった。


そして。


3000人が視聴していることについても、触れる。


「中国3000人の歴史ということで」とギャグを言いつつ、

「3000人という、この人数はうそな気がして。これは、あの、整骨院の電流と一緒だと思うんです、これ、ぐうううぅぅぅって、やると、4000にいきそうな気がするんですよ、」


、、、、、、ちょっと、言っていることはすっと入ってこないが、この、3000という数字で遊ぶ、ということをしようとしている。


ただ、力を込めて

「ぐうううぅぅぅぅぅぅっぅぅぅぅぅぅぅぅ」

と、言うだけ。

「絶対に上がるよ、これ電流と一緒なんで!」

「今、わかりましたか?今上がりましたよ!」

「皆さんも一緒に」


と、言うと、

コメント欄にも

「ぐーーーーーー」

「ぐうううううーーーーー」

が、あふれる。




わかりづらいことかもしれないが、

これが、彼のパフォーマンスだった。


観ているひとがどんな人数であろうと、彼は、彼のまま。

ちょっといい格好をしようとか、そういうことなしに、今、目の前のひとをたのしませようと、かつありのままで、いてくれている、、、ということ

を、この時に感じたのだった。


そして、意図が伝わりづらいネタのときは、しっかり視聴者数が減っていた。笑


彼は、数字の増減を気にしないところまでレベルアップした。

たくさんのお仕事を経験して、また、いろいろ彼の中で、強くなったのだろう。



、、、、、、というか、もう中さんは、どこまでも強いと思う。


段ボールネタ、そして、独特の世界のネタ、それでお仕事がなくなっても、貫いてきた。

自分を信じて。



時代がそんな彼に、ギリギリで追いついてくれた。

インスタライブを始めたようなときと、彼がやめようと思っていたという時期が、重なるのだ。

それを知ったとき、そんな思い悩む中、インスタライブで癒しを届けてくれ、私の精神を支えていてくれたのか、、、、、、と。



そう、インスタライブ中に考えていたら、感慨深くて仕方なくなった。



その一方で、もう中さんはというと、「もうり末慎二による配管工事」という意図のわからぬネタをやったり、相変わらず2ℓのペットボトルからお茶を直飲みしていたり、おならがでちゃったり、、、、、、

、、、、、、今まで通りだった。




何にも、変わっちゃいなかった。


少し、強くなった。

注目を浴びて、お仕事が増えた。

きっと、少し生活が潤ったり、疲れてしまったり、はあるだろうけれど。


それ以外、何も変わっちゃいなかった。



決して、どんなときも威張らない、謙虚なひとだ。

「嬉しい」「ありがたい」「自分はまだまだ」という、いつも低姿勢な彼。

その上、いつも堂々としているところが、すごいのだ。

そして、さりげなくやさしい。弱いひと、悲しいひとに対して。


私がなりたい人間像、私とは正反対な人間像。




「最初にTVに出始めた頃は、”自分が段ボールに絵を描いたから、自分のおかげで売れたんだ”という気持ちだったけど、お仕事がなくなってからは、それでも応援してくれる仲間がいて、自分はこのひとたちのためにがんばろうと思えた」

という趣旨の話を、『マツコ会議』でしていた気がする。



私も、変われるだろうか。もう中さん。





この日の、インスタライブも終わり、というときに

「また、必ずや!」

と、次回予告なんてできない忙しさなのがわかる。


ただ。



「、、、、、、、、、、、、、した!」

(とんねるずのみなさんのおかげでした、のまねで、”ありがとうございま”、が省略されていると思われる)

と、いつものようにシメようとするもう中さんが



「あああああ!!!!!」


、、、、、、、、と。




どうしたのかとおもいきや、


天然の、大オチが。

これは、ぜひアーカイブを見てほしい。笑


”もう中学生”には、笑いの神が味方するなぁ。





私の心配は、全くいらなかった。


芸人さんは、いつだって、どうなるかわからない状況と隣り合わせだ。

明日、何かあったらお仕事がなくなるかもしれない。

たとえ今、どんなに注目を浴びていても。

どんなにベテランの、大御所のひとでも。


コロナ禍によって、それは芸能のお仕事だけではなくなってしまったけれど。



今応援したいひとは、今応援できるなら、今応援しよう。

だって、自分がたくさん助けてもらったから。


鬱病無職が続き、私はお金をかけた応援はできない。

もしかしたら、こうやって発信することも、応援になったら、いいのかな、、、、、、



不思議なワールド。唯一無二のワールド。

あったかい、癒されるけれど、理解できるかは自信がない。

でも、それを断固として続けてきたことの強さ。

そして、”もう中学生”という芸人の悪口を、まだ誰からも聞いたことがない。



20年続けていても、まだ未開拓なことが多い”もう中学生”という芸人さん。

売れる売れないという言い方がそもそもどうなのか?ということもあるけれど、何があっても、インスタライブのようなホームの場所が、あるといいな。彼が作るものだと思っていたけれど、きっと、応援する側が、守っていく場所なのかもしれない。

次の配信は、いつになってもいい。

必ず、集まるよ。


私にとって、安らぎの場所をありがとう。

いろいろな媒体での活躍を観させて、あ、観ささせていただきつつ、インスタグラムで待ってるよ。


ちょっと、上から目線かな。


忙しい毎日の中、たくさんのひとに、心安らぐひとときがありますように。

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