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1999生まれのツインズから、親愛なるブラザーたちへ(という見方)

先日、検定を受けるという(私的には)大冒険をして、
そのご褒美になればいいかな、という言い訳をしつつ、
King&Princeの新曲
『愛し生きること/MAGIC WORD』
という両A面シングルを、3形態セットで購入した私。
(初回生産限定盤A、B、通常盤)

左手前から初回盤A,初回盤B,通常盤。その他は特典。


5月から永瀬廉、髙橋海人のふたりで活動しているのはもう知られていると思うが、近年髙橋海人は作詞作曲にも取り組んでいる。
新体制初のシングル『なにもの』の、”Dear Tiara盤”というFC会員のみが購入できるものの中に、『話をしようよ』という彼の「作詞作曲曲」(by海人)が収録されている。
私は、FC会費を払う&リリースのたびにその限定盤を買う、というところまでは全くお金がおいつかないので、その曲をフルで聴いたことがない。

彼は、自分の、自分たちの等身大の想いを、歌詞に落とし込むのが本当に上手で。「コーヒーが入ったよ」なんて言葉で始まるおしゃれ感もあり、

本当は すごく怖くて
いつも足は止まりそうなんだよ
何かに追われて
何かを追いかけて
涙もあふれて

『話をしようよ』詞:海人

なんて、正直で心のそのまんまの、等身大の言葉がでてくる。


彼は多才だけれど、こんなこともできるのか、、、、、
あたたかいセンスが光ってるな、素直に伝わる言葉選びがいいな、
と思っていた。


今回の『愛し生きること/MAGIC WORD』のカップリング曲の中に、
”作詞:海人”
の曲が、あったのだ。

タイトル、『1999』
これは、永瀬廉、髙橋海人の生まれ年である。

しかも、収録が、初回限定盤A。

一般庶民にも、彼の紡いだ言葉でできた曲を聴く権利があるのだ。
なんて嬉しい。

発売日前に紹介されたサビ部分。

このときは、曲が心地いいなぁ、という印象。

その後、インスタライブの中で、『1999』について、作詞の海人さんからのお話があった。

作詞した髙橋海人による『1999』についてのお話の概要。

・制作期間3日(ぶっ通しではない)
・曲の内容を説明。「家というか、実家というか、大事、愛しいところから飛び立つ、というか、親離れみたいな、、、」と話し、廉さんの「旅立ちの唄みたいな?」という言葉に「そうそう!”旅立ちの唄”、みたいにしたくて」
・廉「結構すきだった。レコーディングしてて哀愁を感じる部分もあったりりとか。またいい歌作ったなと思ったわ」
・音がスウィングしていく感じに気持ちよくハマるように歌詞を当ててみた。英語も調べて入れた
・自分たちのファンでいてくれるティアラのみんなにとって大事な、思い入れのある曲になってもらいたいなと思った。その覚悟で自分たちの生まれ年(1999)をタイトルにした
・タイトルは「いちきゅうきゅうきゅう」と読むことにした

、、、、、、こんな感じだろうか。


SNSに出ていたサビ部分、映像はひとり暮らし、引っ越しのような雰囲気のアニメだった。


だが、
いざ、新曲をgetして聴いてみたところ、



、、、、、、おや?????


これは、もしかして、、、、、、

独り立ち、自分たちの成長、というイメージより、


まさか、、、、、、、


と、思ってなんだかあふれる気持ちをどうしたらいいのかわからずそわそわしていた。

そうしたら、
この方の記事に出逢ったのだ。


、、、、、、、、そうそうそうそうそうそう!!!!!!!!


そうだよね!!!!!!!!!!!


これは、明らかに、



King&Princeというグループを旅立った、
兄貴たち3人に向けた思いを歌っているよね?????


同じ思いの方がいることを知らなければ、結構発言も慎重にしないとな、、、と思ってたけれど、もう、そうとしか聴こえないのだ。


だいたいは、とーこ様の記事で理解していただけることと思うけれど。
(その記事を超えられるとは思っていません、完璧でした)




1番の中で

行かなきゃなって切り出して
うなずくまでのMoment
意地っ張りな僕らなりに
同じ歩幅歩いていた

『1999』詞:海人

と言っていて
2番になったら

手を伸ばしたって触れないこと
まだ慣れないけれど
「もう弱音?」なんて笑うだろうなぁ
違う歩幅で僕らは

『1999』詞:海人

、、、、、、”歩幅”が変わるのだ。


兄貴たち3人が脱退するにあたって、ファンの中では様々な憶測が飛び交ったが、
”世界を目指す”、ということへの考え方で
メンバー内で違ったのは方向性なのか、スピードなのかということを私も考えていた(超新参者のファンだったが)。
私の中ではスピード感だったと思うところに行きついた。

それの、答えがこの歌詞に出たような気もしている。

歩幅=スピード、ということでいいのかな?

海人、ありがとう。

きっと、目標が変わったわけじゃないよね。
もっとじっくり、たくさんたのしみながら目指したかった2人が、今のKing&Princeなのかな?と、いうのが私の見解。
(海人さんの意見ではないのでご注意いただきたい)


歌詞の中の、

僕ら=5人(6人)
きみ=脱退した3人(現在のNumber_i)
僕=海人、廉(現在のKing&Prince)

という説がファンの間でもあるが、そう考えてみると納得で。


この曲をふたりの声で聴いていて、ぐっときてしまうのが、

春の昨日 雨の匂い 夜の音
窓の向こう 涙の跡
僕がいて
きみがいた
意味も嘘もない

『1999』詞:海人

何気ない日常の中にいた仲間が浮かぶのと、

♩「意味も嘘も
なーあああい、
なーあああーーーあーーーーい
、、、、、、」

と、ユニゾンで歌うこの部分が、強いこと。
心が、最もこもっているように感じるところ。

もしメンバーを思って歌っているのであれば、
より思いがこもっているはずである。


そして、海人は今回、初の英語詞にも挑戦した。

Baby,I got your back

『1999』詞:海人

I got your back. = 「私がついているから」

という意味らしい。
君の背後を守っている、後ろ盾になる、援護するといった感じ。

2人でKing&Princeを守っている側が、
巣立っていった3人に対して
「”僕ら”がついているから」
と英語でさりげなく言うのが、粋なところだ。

その他、

・Baby,don't worry about me
・Oh,if I could be your color
・Oh,if I could be your one part
(『1999』歌詞より抜粋)

「僕らのことは心配しないで」と言ったり「あなたの一部になれるなら」と言ったり。

”color”に関しては、新体制初のアルバム『ピース』に収録されている永瀬廉のソロ曲(作詞も廉が担当)『きみいろ』にかけている部分もあると思われる。


とにかく、直接的な言葉ではないのに、心の奥底の素直なものを歌詞として表現することが、髙橋海人というひとはなんて上手でセンスがあって、そしてあたたかいのだろうかと。

会話として言葉で説明することは、インスタライブでも廉の力を借りたように、海人は決して得意というわけではないと思う。
ただ、言葉を使う方法が変わると、こんなにもあたたかく、心に響くものになる。


ただKing&Princeのファンとして、
”わ、この曲は!!!!!”
ということで興奮してしまった私もいるが、
同時に、どうしてこうやって、直接的に、説教のような言葉でなく、やさしくあたたかく響くものが作れるのだろうかと、髙橋海人というアイドル、アーティストのセンスに、またもややられてしまった。

圧倒的なダンススキルに、歌に、芸術に、そして作詞まで。
彼に、たくさんの表現方法を与えてくれた神様とご両親に感謝。
そして、それを努力で磨き続けている、かつ常に新たな物事への興味のアンテナを張り続けている海人自身。これだけの魅力があってなお、伸びしろしかないことが、本当にすごい。
そして、彼の隣には、そのセンスやスキル、興味を肯定し続ける相方の廉がいて。
その彼は、『1999』をきっと、海人と同じ思いで歌っていて。

だから、今新しい世界に向かっているあの3人に、この曲が届くといいなって。


この方も、1999について私と似ている解釈をしているが、
”反転?確かに、なるほど!”と。
こういう書き方ができることが素敵すぎて、私の記事などいらないのではと思うほどだ。

筆が遅い自分、書き方がいまいちな自分がいつも情けなくなる。


ただ、1999は、1999年に生まれた2人からの、やさしい素直な餞の唄だ。
仲間を想う大切な曲だ。

それだけは、解釈が多くのファンの間で一致しているであろうことはわかった。


6人でデビューし、5人で築き上げてきたKing&Princeが、
2人のKing&Prince、3人のNumber_i、岩橋玄樹という形に分かれた今、

”れんかい2人がしあわせになればいい”
”3人を全力応援”
”5人合流派はお断り” 
”そっちが裏切ったんだから”
”再び5人が合流することを諦めない”

なんて、もうファンの考え方はバラバラになってしまって。

もちろん、5人(6人)みんなのしあわせを願うひともいるけれど。

私は、King&Prince(廉と海人)を中心に、Number_iの3人の活躍もたのしみにしている。


海人「King&Princeの歴史を丸ごとすきになってほしい」
廉「3人のことも応援していただけたら」
(意訳であり、SNS情報)

ということをライブで話すようなふたりだ。

こういう発信をしても、いまだに
”3人が裏切った” ”2人がかわいそう”
というような解釈から
”れんかいをしあわせに!”
みたいな感じになっているファンもいる現状が、寂しいものだなと。

もちろん、逆もしかりだ。
(2人が3人を追い出した、など言うひと)


発信されたものをまっすぐ受け止めることも、
言葉や言動の背景を想うことも、どちらも大切で。

本人たちも、批判なんて受けることが当たり前の世界で、こうして様々な形で気持ちを発信してくれている。

れんかいキンプリからは、たくさんの言葉とパフォーマンスで見せてもらった、そして、この歌詞からも。

Number_iは、これからだ。
NYLON JAPANという雑誌で、3人のインタビューが見られるらしい。
我が家にも届く予定だが、平野担である母のものになるので私は触れられなさそうだが、機会を伺い中。


海人さんは、相手を否定しないあたたかいやさしさがあるひとだなと思う。
ファンもそうありたいと思う。

素敵な歌詞をありがとう。

男5人でプリクラを撮って、”ズッ友”って書いて。
スマホの待ち受けにしたりして。
それを嬉しそうにラジオで話したりして。
「メンバーのことがすきなんですよ」なんて堂々と言って。
「5人はこれからも仲良くいられますか」と占い師に聞いたりして。
脱退しても「一生応援してます」なんて言ったりして。
こうして、歌詞に思いをしたためたりして。


そんな5人のことを、まるっと愛せないわけがない。


さあ、
#全員で幸せになりましょう  。

もう、SNSで言っているひとも少なくなったように思えるけれど、
愛すべき我が推しの、ラジオでの言葉だ。


誰か、一緒に、この推しの願いを共有してくれるひとはいないだろうか。


家族同然に思えた仲間ができる、一緒に過ごせたことは、
一生の財産だ。
そう経験できることではない。
きっと、しあわせだったと思いたい。


それぞれの歩幅で進む彼らのこの先が、明るい未来でありますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。