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ホテルの宴会売り上げを上げるために私たちこんなことしてました【宴会部門15年経験者】

◇この記事はこんなこと書いてます◇

✅ホテルの宴会部門で15年以上働いておりました。
売り上げをあげるための施策を練りに練って実践し売り上げアップに貢献してきた自負があります。

今回は
「ホテルの宴会売り上げをあげるために何をすべきか?」

をテーマにこれまで培ってきた経験、知識、知恵、戦略を
こちらに書いていきます。

参考にできることのみベンチマークとして是非取り入れてみてください。
ゼロから自社で考えるよりも圧倒的スピーディーに成果を出せるはずです。

ホテル宴会予約部門のマネージャー、リーダー、またまた新入社員さんには是非読んでもらいたいと思います。

・近いうちに売り上げミーティングがある
・施策を発表せねばならない

というシチュエーションの方、きっとここにヒントはあるはずです。

そしてこの記事はそこらのネット記事を調べて集約したものではありません。完全オリジナルです。

では始めましょう。

売り上げをあげるために現状から変えなければならないもの…それはこの3つのUPです。


・単価UP
・・人数UP
・・・回転数UP 

この3つのUPです。

よくミーティングなどで上長から突然、
「売り上げはどうしたら上がると思う?○○君」
と名指しされる場合あります。

その時は「単価・人数・回転を上げることです」と答えてください(^^♪

1.単価UPさせる

料理・ドリンクの単価をあげる

これは簡単です。料理、ドリンクの単価を上げるのです。
但し、既存メニューのまま価格だけあげるのではありません。

料理はグレードを上げて…
ドリンクは高いお酒を置いて種類を増やして…上げるのです。

簡単に言うと、高い肉料理を取り入れ、山崎や白州、ヘネシーなどを入れてもっと高いコースもあらかじめつくっておきましょう ということです。

今現在あなたのホテルがビュッフェ形式+飲み放題のプランで
5,000円・6,500円・8,000円
の3プランの設定であれば、

上記を取り入れ
5,500円・6,500円・8,000円・10,000円
の4プランの設定に変更しましょう!

病院系や学校関係は高単価が多いです。
高単価なプランを載せておくことでアッパー層の方は何も言わなくてもに単価の高いプランを選んでくれる場合はよくあることです。

「一番高いプランにしといてー」と言われれば
今までなら8,000円だったところが10,000円に上がるわけですから。

オプションを複数設定して単価UPを狙う

これはセオリーですが、
オプションでローストビーフ・パスタ・サンドイッチ・フルーツ盛り合わせなどなどお一人様500円追加などのオプションを増やしまくります。

これらはプランの説明の際にお客様に必ずお勧めしましょう。

2.人 数 UP させる

テーブル数、テーブルの着席人数(椅子)を増やして多くのお客様を収容できるようする。

例えば、6人テーブルが5つ=30名収容としている会場があります。40人の宴会の問い合わせがありました。

30人しか収容できないと言ってこの問い合わせを断ることはマサかないですよね。

答えは・・・

⓵6人を8人座れるように椅子を増やす

⓶立食パーティーを提案する

この2つです。

ご年配のお集まりでなければ「立食」て結構受け入れられるんです。

椅子を増やして1つの卓の人数を多くすることに対しては、
「これじゃ狭いんじゃない、窮屈じゃない?」
とお客様は言われます。

こんな時はこう返します。

隣の方との間隔があまり空きすぎると距離が遠いので
おしゃべりするにもちょっと体乗り出さないといけませんし会話がしづらいんです。
実は少し近い方が1つの話題を複数でおしゃべりできて会話が弾んで盛り上がるんです!これは見ててほんとにわかります。

と返してました。

みんな納得されてましたし本当にそのとおりなんです。

3.回転数・顧客数UP させる

回転数UPさせる=1日の開催数を増やす

ここが一番難しいのですが、
お昼間や夕方限定のリーズナブルなプランを打ち出し
同じ会場にて夕方開催+夜開催の2部開催の施工を目指します。

これを意識しないと改革的な売り上げUPは叩き出せません。

ではどうすれば・・・

まずお昼間の開催はなかなかありません。

ないと言って問いを待つだけでなく何らかのアクションをおこしておきます。

とりあえずは通常価格より低単価でお昼間限定プランを作ります。
新たにメニューをつくりなおすのではなく通常プランから料理を1品か2品減らしその分を安くするだけでよいでしょう。

そして17:00まで限定プラン と打ち出します。

よく利用があったのが、
老人会、ママ友、消防署、新入社員の懇親会などなど。
WEBで「お昼間限定」などと打ち出すことにより、年配層や子育て層にヒットすることはあります。

お昼の営業をなぜするのか?

それは売り上げUPの他に「認知してもらう」目的が大きいのです。
1度利用してもらえればリピートに期待できます。
新規を取り込むことは超重要なのです。

普段利用のない時間帯をいかに稼働できるようにするかで新たなモデルを生み出すのです。※お昼間のプランについては後述します

これがハマれば夜18:30からの宴会も取り込めますよね。

顧客数UPさせる=そもそものお客様(団体)の数を増やす

まずお客様は3種類に分かれます。
それは
「新規」
「リピーター」
「紹介」この3つしかありません

★新規の取り込みについて

以前に帝国データバンクで企業情報を買い、手当たり次第にDMを送ったことがありましたが全く効果がありませんでした。

「知ってるけど利用はしたことがない」
「建物あるのは知っているけど宴会場があるの知らなかった」

などの取り込みを図るべく
近隣企業に飛び込み営業も行きましたがこれも効果は無し。

ということで新規の取り込み強化としての結論は、

SNS、ポータルサイトを始めとするWEB媒体での露出強化
しかありません。

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