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キラキラひかる夜空の

わたしは外的環境の影響をかなり受けやすい。

雨が降ると頭痛になることも多いし、
ストレスが溜まると、突然高熱が出たり、
身体が食べ物を受け付けなくなる。
嫌いな人に会うと身体が痒くなるし、
試験前にはお腹が痛くなる。

でも、いいこともあって、
自分の好きなこと、楽しいことをしたり、
好きな人に会うと、1日中ハッピーで入られる。
ハッピーすぎて、常に瞳孔が開いて、目に映るものが、全部色付いて見える。

今日は台風が過ぎ去って、とても天気が良かったので、起きてすぐに洗濯をした。
風が強いおかげで、数時間足らずで厚手の服も乾いた。
わたしはそれだけでハッピーになった。

ハッピーになったついでに、Amazonプライムで、
高校生の頃に好きだった、映画版【のだめカンタービレ】を観た。

久々に人が楽器を演奏している画をみたら、
テンションが上がってきて、ピアノが弾きたくなったので、近所のレンタルピアノを予約した。(平日って何をするにも空いててサイコー!!)予約の受付のお姉さんの感じが良くて、ここでも気分が良くなった。

数年ぶりにきちんと調律されたピアノを弾いた。
「鍵盤ってこんなに深かったっけ~」「正しいドの音ってこんなんだっけ?」とか思いながら、高校生の時に弾いていた曲を弾いてみたけど、
本当に全然弾けなくて、指が当時の感覚を取り戻すのを待ちながら、1ページ目だけを繰り返し繰り返し練習した。

結局3分半程の曲を通して弾くことなく、あっという間にタイムリミットになってしまった。

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ピアノは10年以上習っていたけど、
ピアノを好きだと思ったことは多分1度もなかった。
先生も怖かったし、発表会もコンクールも嫌い。

一緒にピアノを習っていたお兄ちゃんは、
音楽が大好きで、しかも、練習嫌いの私と違って、
いつも何時間もピアノに向かってしっかり練習していた。ピアノが上手で、コンクールで優勝できなかった時は、人目を憚らずに大泣きできるお兄ちゃんは、
いつでも私の自慢だったけど、
ピアノを好きになれない自分はなんなのかがよくわからなくて、
一生懸命になることを、とことん避けていたように思う。

でも、今こうして1人きりで音楽に触れると、
もしかしてわたしピアノのこと好きだったのかなぁと初めて思えた。

音をきれいに奏でたい
ちゃんとしたリズムを刻みたい

そんなことを思いながら、他のことを忘れて
目の前の音符に一生懸命向き合った時間は
この上なくハッピーだった。

あーした てんきに なーれ

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