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「美しい彼」S2-4の話。めちゃめちゃ長いよ!!まとまらなかった!ごめんね。

片想いの苦しさは甘美だった。

わかる。一方的に相手のことを好きな時。
相手のことを勝手に想像してる時って、楽だ。

S2-3で清居が出ていって、ズタボロになってた平良からのその翌朝。
清居ー!!!清居が帰ってきてる!!
まさか帰ってきてくれると思わなかった。あと1話あったら帰ってきてないよね??
洗濯物に囲まれて寝る清居。平良のシャツ…?抱いて寝てたん?
ありがとう清居、帰ってきてくれてありがとう。
夜中にそっと帰ってきたのかな?眠る平良の顔とか眺めたりしたんだろうか。でも同じベッドに寝ることができなくて色々葛藤して居間に寝てたのかなとか考えると、ぁぁぁぁーー!!ってなってしまう。
朝起きて平良が自分を見つけた時に、どうしようとかきっと考えたよね。

「俺がなんで、帰ってきたかわかる?
「俺を殴るため?」
平良の言葉に清居が少し笑ってくれて
「それは正解かもしれない」って言ってくれたから殴られるかもしれないけどよかったって言っちゃう平良。
人生でこんなの初めてだからどうしていいかわかんないという平良だけど、清居だって人生ではじめてだからね??君ら初恋同士カップルなのでは??

「好きなだけ殴ってください」にで目を閉じる平良。
殴るとかもなく、ビンタするとかもなく、ぺちっと平良の頬に手を添えて顔を近づける。
この時の平良、一度目を開けたけど清居がキスしてくれると思って先に目を閉じた。キス待ちの方ってやっぱり先に目を閉じるようになってんのかな。だいたい平良の方がキスしようとするから清居は先に目を閉じるよね。

「しばらくキスとかしない」
「お前がちゃんと俺と向き合うって決めるまでしない」
決めるまで。
別れるとかじゃないですよ。待ってんの。
清居は平良が自分と対等でいてくれるように、待ってる。
「見上げるじゃない、向き合うんだ」
同じ高さで、同じ場所で。

城田結婚するってよ。
ていうか同級生LINEあるんか。ちゃんと平良もメンバーになってて安心した。入ってなかったら清居もそのグループ退会する。

オープニング。
S2のオープニングもこれで見納め…。
やっぱり平良の手の美しさってすごくない??
1話しか観てないんですけど「月読くんの禁断お夜食」の手の映像がやばかった。手のお手本にしたい。

有識者さんに「smash.」というアプリに課金すれば、素敵な動画が観れますよ!と教えていただいて、このオープニングのメイキング映像を観ることができたんですが、最後の手に口付けるシーンのとこで、うぼぁぁぁってなっちゃった。
あれ、そのまま流したら視聴者が尊さに溶けるからあんな加工にしてあるんだと思う。監督の慈愛を感じる。
あの「smash.」の動画って、円盤には収録されたりしないんですか?どうにかしてほしい。繰り返し観たい。

同窓会、いつもの平良だったね。おしゃれにした平良で現れたらちょっと清居がどうにかなってたね。あと1話は必要になってたかもしれない。いや4話って少なすぎるんよ…!でも12話とかあったら平良と清居がぜんぜん会えない話が2話くらいありそうだからそんなの絶望してしまいそう。

城田…私はまだお前のことは許してねぇ!!!!!
ほんとに繊細で優しいやつはクラスメイトにトマトジュースぶっかけねぇよ!!!!??
でも城田が高校卒業してすぐから付き合って今結婚…ってのが、平良と清居の何かしらのスイッチになったことは間違いないわけで。そこらへんはありがとうな!!
同窓会に出て周りの人がどんどん変わってることに焦る平良。他人は凄そうにみえるけど、みんないいとこしか言わないしそんなに焦ることもないと、思う。

神社だーー!!!聖地だ!!
これさ、スズメがチュンチュン言ってるんだけど朝?同窓会、オールした?あのメンバーで??
清居と平良で抜け出したりした?どうなの?そのへん詳しく教えてほしい。
同窓会、平良と清居のキューピッドみたいなあの担任の先生もいて嬉しかった。

「結婚かー」
「まぁ、俺には関係ない話だけど」
この清居の言葉ってさ、平良に対してそこらへんはどうお考えなんですかってちょっと聞いてるよね。

ちなみに付き合ってる人と結婚したい時にどういうタイミングに結婚を切り出すといいかという話を同僚としたことがあるんですけど「いつも遊んでた友達が結婚した時」がチャンスって言ってました。

平良的には、結婚ってどうなんですか。
結婚とか考えたことありますか?
親に関係ないとかそういう次元ってどういう状態なんですか?みたいなニュアンスをこめて投げてみたのに、平良は写真を撮ることに夢中になってる。
平良ってこんなんだから、都度、自分が平良にわかるように伝えないとダメだって、自分も変わらないと平良と一緒に居続けることができないって清居も思ってる。

「お前の親と俺は一生関係ないって言われる。どんくらい辛いかわかるか?」
「お前の今までとこれからの人生、俺はこっからここまではよくてこっからはダメって決められてんの?」

「俺の人生は全部清居のものだから」
「清居はいらないかもしれないけど」

「お前、俺を見てない」

平良が自分を卑下する言葉を聞いてため息をつく清居。
自分のダメなところがどんどん溢れて、言葉もうまく言えなくなってしまう平良の背中を清居が撫でる。
言葉が出てこないことを清居はもうキモいなんて思ってない。

自分は石ころだからと繰り返す平良。清居はどんな平良でも好きだからもう、たぶんこれあきらめてる。どうしても平良のことが好きな自分に。

「平良、俺お前が好きだ」
この時の清居の顔、聖母。ピエタかと思った。

「申し訳ないけど、片想いには戻してやれない」

これね、S2-3の
「ごめんな、お前のこと好きになって」と対になってると勝手に思ってる。
好きになってごめんね、でも俺はずっと好きだって。

相手のことをただ一方的に好きな時の、片想いの時の好きの気持ちはある意味、身勝手で乱暴だ。その好きには責任がなくてもいい。
相手の知らない部分を勝手に想像して、自分の都合のいいように好きでいることができる。
誰かを好きになったとき、相手に好きだと伝えることはとても困難なことに思うけど、相手を好きだということ、相手のことを必要だと思っていること、この世界にあなたが存在してほしいと思うことを伝えることは何よりも大事なことだと思っている。
そう思える相手がこの世界に存在してくれていること自体が奇跡なのに、もし、もし、その相手が自分のことを、同じように思ってくれる可能性があるなんてのはもはや奇跡を超えてしまってる。

好きになるのに理由はないけど、好きでい続けるには理由がいる。

「自分の目標を語らないと、人は想いを共有できません」「恥ずかしさをちゃんと感じながらも「私の夢としているもの」を語ってみてください。」って、しいたけ占いさんが言ってた。いいこと言う。

いつも思うんだけど、朝のテレビの星座占いとか雑誌の占いで自分の星座よりも好きな人の星座を先にみちゃうのって愛だよなって思ってる。
平良は清居の星座を真っ先に確認すると思う。
今日の清居は星占い1位だ!って思うだけでずっとニコニコしてられると思う。きっとラッキーアイテムをつい探してしまう。自分の順位なんかぜんぜん憶えてない。

ほんとは同じ場所で同じ世界をみたい。でもそうしてくれなくてももう構わない。俺はどんなお前でも好きだよ。
そんな強さが清居にはできてしまってる気がしました。
もし本当に石ころだったとしても、清居はそんな石ころを誰にも盗られないようにって大事に大事に保管するよ?
それがダイヤモンドでも石ころでも隕石でも、平良ならなんでもいいやって思ってる。

就職が決まらなくても俺が稼いでるんだから気にすんなよって言っちゃう清居。それを平良が嫌だということもちゃんとわかってる。めちゃくちゃいい彼氏だよ。

「今までと同じなら嫌だ」
あの!!セリフを平良がここで言う?そんな嬉しそうに。
「こんなのはじめてだから、ごめんうまくできなくて」
「お前忘れんなよ、俺もはじめてなんだよ」
そうなんだよ!!!!!清居も!!はじめてなの!!
はじめて!!誰かと!一緒に生きたいと思ってるんだよおおお!!!!好きの向こう側で!!
ずっと一緒にいたい。そのために自分が何をすればいいいのか?すぐに答えがでない問題だけど、それでも。

ここのシーン、話しながら平良が自分のマフラーをくるくるってして後ろの座席に置いてあげるよすごく好き。
清居が座った時におしりが痛くないようにだよね。優しい。
動きが自然すぎて、いつもそんな感じなんだろうなって想像できて尊さに天を仰いでしまう。
段差があるとこで「段差だよ」って言うのも、いつも言ってるんでしょおおおお???曲がるよとかさ。
はーーーー、ありがてぇ、ありがてぇ。ふたりのいつもの日常みたいなのを垣間見せてくれる演出がマジで、神なんですよ…。
「美しい彼」は神々の作り出した芸術作品なんですよ!!!

お弁当を食べる清居。
清居が自分に彼氏がいること、平良のことを杏奈に話せるようになってるのがなんかよかったなって思っちゃう。
杏奈が自分の好きな相手のことを話す時の顔いいよね。
好きだから離れたくない、離したくない。でも時間は距離はどうしてもすぎていく。どうするの?って誰もが考えないといけないことだったりする。
同じ場所で時間で生きるためにどうしようかって。
考えないと、努力しないと、ほんとうに好きな相手とは一緒の時間をすごすことはできない。

野口さんとの出会い。
野口さんめっちゃイケオジですよね。
平良の手土産はひよこ。
平良がコンテストに写真を応募したことで、スイッチが入って野口さんに出会うことができた。
平良のレーダーは合わないって言ってたけど。
野口さんみたいなちゃんとした大人が平良の近くにいてくれたらいいなって思う。
野口さんのスピンオフとかあるんかな…若い頃の野口さんみたいな。

撮りたいものを聞かれて即答する平良。
清居のことを思う時、平良はつよい。
野口さんに出会って自分が撮りたいものがなんなのかを強く自覚して平良の世界が切り替わる。

「撮りたい写真がある」「清居の写真」
「同じステージで、雑誌でもウェブでもいいから、いつか清居を撮って、平良一成って載せたい」
「小さくてもかまわないから、同じステージで、同じ空間で」

平良が、清居と同じ場所で一緒にいたいと強く願ってくれる。
それは清居がずっと願っていたことだったと思う。
もう、スタンディングオーべーションしたい。
平良、がんばった!!えらい!!

ごめんね、ここからほんといちばん最初に書いた感想とあわせるね。
まずね平良が清居にキスをしようとしてる時にまず唇をガン見してるとこがめちゃくちゃ好き。これからキスするぞキスするぞキスするぞって。めちゃくちゃ唇みてる。
そんな唇見てる人いる??ってくらいガン見してるんよ。それをふまえて話をしますが、

清居にアヒル隊長とチョコをもらって嬉しくて死にそう…な平良を、これまた嬉しそうにちょっと誇らしげに笑う。

家宝にする、写真を撮る、保存する。そんな平良に
清居が問答無用で「ほら、食え」って平良にチョコをさしだす。食べろと。

えっ清居そのお高そうなチョコ自分で買ってきたんか?神なのに??えらいな??
神の言うことは絶対な超絶庶民平良は神の言うがままに唇を開き、そこに清居の指とともに差し込まれるチョコ。
清居の指先から直にいただくチョコレートなんてもう甘露ですよ、甘露。天から与えられた甘い甘い不死の霊薬です。ひらきよにはふたりとも不死になって永遠に幸せでいてほしい。エターナル。
平良はチョコを口に含んでゆっくり咀嚼。
咀嚼っていうか舐めてんのかな?画面は平良の横顔を写してます。
最初は少し下を向いて、でも少し顔をあげる。
平良の横顔めっちゃいいよね。好き。たぶん清居もそう思ってるよ。でも清居は同担拒否だと思うからごめんな。
この少し上を向いた時から平良の目は清居を見てるんです。ガン見してる。
そのままゆっくり平良が清居に近づいて、平良の顔が清居に近づく。清居の横顔は本当に美しいよな。平良と清居の美しい横顔を同時に観ることができる視聴者でよかった。酒井監督ほんとうにありがとう、そしてありがとう。
この時の清居はじっと平良をみつめてて、平良にキスされるなってまず顔を傾けて清居が目を閉じる。キス待ちの清居って尊すぎんか。
えっ、キス待ちの清居が見られるのは平良だけってコト??前世で世界何個救った?
それから清居の目が閉じられて、清居の顔を見てた平良の目線が唇に降りる。
唇をガン見してる状態でギリギリまで目は開いてて、キスしてからやっと平良も目を閉じてチュッと。
でさぁ、ここで口移しの効果音がある。
この効果音めっちゃ好きです。
「静かにしろい この音が…… オレを蘇らせる 何度でもよ」って私の中の三井寿がつぶやくもんな。
この1週間の間で何回繰り返し観たかわからない。仕事が終わってからの職場の駐車場でこのシーンだけ観て尊い…ってなったこと2日くらいあった。
この口移しのあと清居が、清居がはずかしそうにはにかんで目を伏せて少し唇を舐めてからの「ぁま」の破壊力がすごい。東京タワーくらいなら壊せる気がする。
この時も平良は清居の唇を見てる。自分が口移ししたチョコが清居の体内に…は?とかたぶん情緒がめちゃくちゃになってると思う。安心してください、観てる方もめちゃくちゃです。
この時の清居をみると可愛いを通り越して尊いも通り越してよくわかんない感情に押し流されます。たぶん平良もそうだよね。気が合うな今度一緒に清居会で話そうぜ。
こんな清居を真正面から受け止めてこの世に存在できるでしょうか…平良は存在を許されてるので問題なかった。よかった。
ここで平良がチョコを飲み込む音。私はスイッチが入った音だと思ってる。平良スイッチ。ピタゴラスイッチみたいなもんだと思って。
「ごめん清居、きょうはがまんできないかも」
あえて、きょうはがまんできないかもをひらがなで書くよ。この時の平良、脳内で漢字変換する余裕がないと思うから。
でさぁ、清居が「うん」って言うんだけど、このうんより可愛いうんありますかーーー??って。お赤飯炊こう。ふたりの日々を寿ごう。
こっからちゅっちゅとキスしてからの押し倒しという神のピタゴラスイッチ。
2人の呼吸音、服同士のかすれる音。なんかもう頭がパーン!!ってなる感覚。脳みそが焼かれるってこう言う感じ?初見した時から脳みそが焼き続けられてる。ハンニバルかな?
私はこのシーンを出先でも観たくて、ふたりの声が聞きたくてワイヤレスイヤホン買ったからね。バカじゃないのかな?!

こんな美しいキスシーンを私は未だかつて知らなかった。S1-6のキスシーンもすごかったよね。あれほんとに至高。
S1-1から10話ぶんふたりの時間が重なっての、S2-4のキスシーン。
きっと平良も清居も、最初よりもっとお互いが気持ちいいと思うところも、可愛いと思うところも知ってる。やばい。愛しかない。
むずキュンなんて言葉があるけど、キュンどころかギュン。萌えすぎて吐きそうという感覚があるんですけどこれが正常な身体の反応なのか私は知らないし医者にも聞けない。そんなすごいキスシーン。
映画に続く。生きる希望。

男同士の恋愛ジャンル、BL、そりゃ好きですよ、大好き。
でも、BLだったらなんでもいいわけではないんですよ。BLだからときめく、BLだからいいとかではなくて「美しい彼」だからよかった。
原作も、キャストも、脚本も、演出も、音楽も、庭の金木犀も、河原の道も、学校のカーテンまでもぜんぶぜんふが素晴らしくて、すべてに愛おしさを感じずにはいられない。
「美しい彼」のことを思う時、甘いにおいのする霧の中にいるような気持ちになる。金木犀のにおい?ジンジャーエールのにおい?チョコレートのにおい?よくわかんないけど、とにかく甘い。
家にあったルームフレグランスを嗅いでみたけど、よくわかんなくなった。
この甘いにおいの感じがうまく表現できないんだけど、沼に沈むのではなく、霧の中をふわふわと漂っているようなそんな感覚。
それが私にとっての「美しい彼」でした。
しばらくはこの甘い霧の中で漂ってたい。

私は上司との面談で「ましろさんは…文章を書くのは苦手なのかな?」って言われたくらい文章を書くのが苦手なため、いつもはイラストと共に文字を描いてるんですが、あまりの衝撃に絵を描くのが追いつかなくてでもどうしても整理したくて仕方なったからうわー!!って書いたものがこの感想文です。勢いだけでうわー!!って書きました。
画力も語彙力もないんですけど、だが情熱だけはびっくりするほどある。自分でもどんびく。キモい。

まさか、1.5日でテレビシリーズを全部観て1週間で高速バスに乗って映画を観にいくようになるなんて、ふたりが表紙の雑誌を買うようになるなんて思ってもみなかった…!!
私はファンの方のことを有識者とお呼びしてるんですが「美しい彼」の有識者のみなさん、ほんと優しいです。公式動画もアプリも副音声もウェブの記事もぜんぶ有識者の方に教えていただきました。ほんとうにありがとうございます。


デザインユニット piqel&piqerm(ピケルピケルム)です。 読んでいただいてありがとうございます。 少しでも楽しんでいただけたらすごくすごく嬉しいです!! サポートしていただいたものは全て制作費用として使わせていただきます。