バリバラは「攻めてる?」

piraです。

全集中・piraの呼吸 弐ノ型「憤怒」って感じで怒りを抑えられないのでいきなりですが、本題に入ります。

バリバラ桜を見る回について

4月の23日と30日の2週に渡ってバリバラにて「バリバラ 桜を見る回」という企画が放送されました。(これを書いている時は第一部しか放送されていないけど)

Webサイトの放送予告を見た時には「攻めすぎだろ」って思いましたが、放送後……まあ見事に荒れていますね。

こうやって盛り上がってくれる分にはありがたいのですが、どうも腑に落ちない部分というのがありまして

それは「バリバラ相変わらず攻めてるって言ってる人達って普段見てるの?」っていう感情がどうしても頭の中に浮かぶわけです。

かくいう私もバリバラという番組は24時間テレビの批判を始めた時に見始めた人間なのですがその時から頭の中には「これレギュラー放送の番組だってこと理解している人いるのかな?」って思いがあり、

「24時間テレビの時だけバリバラを観て障害者について理解するのって結果的に(24時間テレビを見ているのと)変わらないのでは?」という疑問が頭にあり、それ以来(バリバラは)毎週見るようにはしていました。

そんな中で24時間テレビ批判の回や今回の件について見ていると「お前ら普段見てないだろ」としか言いようが無いような意見が沢山出てくるんですよ。

今回はそんなバリバラについて思う事を書いていきたいです。

バリバラの視聴者層

さて、冒頭でも言った通り「お前ら普段バリバラ見てるの?」って私が思う大きな理由として「24時間テレビの裏番組のバリバラは面白いですよ!」とか「バリバラは相変わらず攻めている」といった意見がバリバラに対して多く見ることがあるからです。

これについて私から言わせてもらうと、前述した通り「バリバラは24時間テレビの裏番組ではなく週放送のレギュラー番組である」ということ、そして「バリバラはそこまで攻めた企画はやっていない(福祉番組の中ではやや尖った方だけど)」ということを理解して欲しいです。

まず、「バリバラは24時間テレビの裏番組ではなく週放送のレギュラー番組である」ことについて。

これについては特に勘違いしている人が多くて困っています。

少し前に新型コロナウイルスによって24時間テレビの放送ができなくなることに対して日テレが「やらないといけないという使命感がある」ということを述べた記事に対して「そんな番組やるぐらいなら裏番組のバリバラを見ていた方が良い」という意見が非常に見られました。

そのぐらい世間一般から見てバリバラは「24時間テレビの裏番組」という印象を持たれていると感じています。

では「普段放送のバリバラについてはどうか?」と言われるとこれについては毎週番組関連のツイートを検索してみると障害当事者と福祉関係者によるツイートがほとんどで、「24時間テレビを批判している層」のツイートというのはほとんど出てこない。

このことはつまり、「24時間テレビを批判している人達というのも、結果的には24時間テレビのときだけしか障害者について見向きをしない」ということを見事に表していると私は思っています。

次に「バリバラはそこまで攻めた企画はやっていない」ということについて、これは毎週のバリバラを見ている人であればまあ分かる気はするのですが、Webの番組内容を見てもらうと早いです。

LGBTの特集をやっていたり、ヘルパーの話だったり障害者とキャッシュレスの話だったりトゥレット症候群の啓発だったり……

障害の日常の困りごととかを紹介する福祉番組に近い構成だったりします。

とは言っても障害者でM-1グランプリをやってみたり感動ポルノ批判をしてみたりと攻めた企画はありますけどね。

しかし、「バリバラは攻めてる」と言っている人達ほど普段のバリバラを見ていないんじゃないかなと思う節はやはり「普段のバリバラへの関心の薄さ」というのから現れていると思います。

実際毎週放送の予告に対するRT数といいね数を見ていると、数十単位の数しか無くて

「果たしてどのくらいの層が普段バリバラを見ているか」という疑問がここから生まれてくるわけです。

実際24時間テレビの裏で行った回とその翌週のレギュラー放送回の予告のRT数、いいね数を比較したこともあるのですが見るからに雲泥の差だったことを覚えています。

バリバラへの疑問

「感動するな、笑ってやれ」の趣旨で始まったバリバラは24時間テレビの裏番組として良い番組であると思う人もいるかもしれませんが、バリバラも障害者を「利用」しているという面では何ら変わらないなというのが今回の放送で感じました。

障害者を「利用」している。というのは障害者でM-1グランプリをやってみた企画とかから感じてはいたりしたのですが(正直私はこの企画が好きではない。)

24時間テレビを批判してバリバラを褒める人達というのもただ24時間テレビを批判したいだけに思えてしまいますし、

今回のバリバラも政治色が強くて荒れているのかなあと思っています。

私自身としてはバリバラのような福祉番組に一人でも理解してくれる人が増えればいいなと思っており、むしろ24時間テレビを批判をしている人達が障害について理解するために毎週バリバラを見て欲しいという気持ちがあるわけです。

ですがその思いというのは上手く伝わっておらず、その結果「バリバラは24時間テレビの裏番組」とか「バリバラはいつも攻めている」といったイメージを与えてしまっているのではないかと思っています。

私としては「障害者について(こういう時だけ)分かったつもりにならないで欲しい。」と強く思います。

あとは「24時間テレビを批判してバリバラやハートネットを持ち上げるのであれば毎週見て欲しい。」とも強く思います。

改めて「お前ら普段バリバラ見てるの?」と怒りを込めて言いたいです。

さいごに

怒ってばかりであれなのでおっぱいの話でもします。

私は貧乳と巨乳だったら貧乳の方が好きです。以上です。



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