ヒイロ@看護教員→精神科スーパー救急

まじめに精神科で10年以上勤務した結果、突然「教員になれ」と命じられた人。男のクセに育…

ヒイロ@看護教員→精神科スーパー救急

まじめに精神科で10年以上勤務した結果、突然「教員になれ」と命じられた人。男のクセに育休取りやがった代償です(たぶん)。 →教員がクソ過ぎて看護師に戻りました ときどき思ったことを言語化します。

最近の記事

看護教員のキツさ 〜授業編〜

10年以上、普通に目立たず看護師をしてたのに、上司の命令で突然看護教員になった私です。結局、1年足らずで辞めちゃったので、覚えてる内にどんな感じだったかメモしとこうとnoteに投稿。 続けるか分からないけど、今回は授業編。 4月に入職した私。 何の研修を受けることもないまま、右も左も分からない状態で、「とりあえず秋から授業してね」と、看護技術と精神看護の授業の担当となっていました。 看護に限らず教師の人には基礎的なワードなんでしょうか、「授業の3観」に関する本を読まされま

    • 本当に…看護師でいいの…?

      看護師を目指す人って やっぱ結構多いのかなぁ、とふと思い。 SNS界隈、特にTwitterで「看護師」の肩書きを全面に出してる人ってけっこう多いと思うんだけど。 同僚への不満であったり、激務に対する疲労であったり、やってられるかクソ、みたいなネガティブツイートが多いんだよね。 「看護師ってめっちゃ楽しいよ〜」とか 「こういうときは〇〇の情報が役立ちます」みたいな ポジティブツイートもたまには見掛けるんだけど。 イイネとかリツイートが多いのって、 やっぱ圧倒的に前者なんよね

      • 古き悪しき 看護学生への指導。

        専門学校の新人看護教員として働き始めたんだけど、学生指導に関して、なんだこれ、と思うことが結構ある。 自分は看護系大学出身なので、専門学校との違いを知らなかったからかもしれない。自分が学生だったのは10年以上前だから、そのときとは見方が随分変わったのもあると思う。とりあえず、取り留めなく挙げていく。 ・学生に対して管理的過ぎこれは最初に思ったやつ。 大学生ってさ、授業の出席確認とか毎回しなかったし、欠席届みたいなんも書く必要なかった。「今日はちょっと疲れてるし休んじゃお〜

        • 看護師のメンタル

          ピンチな状況って結構ありますよね。 ピンチな状況をどう乗り越えるか、精神科看護師はどう考えてるか、を言語化してみます。まず現在、私自身結構なピンチな状況です。前回の記事の通り、看護師から突然、教員になれ、との命令を受けてます。 ストレスの度合い、についてですが、古くから研究されていて、数値化されたものがあります。 1位は配偶者の死 続いて、離婚やら親族の死。ケガとか、退職とか、出産とかもあって、欧米の研究だからでしょう、クリスマスとかも入ってたりします。 ちなみに配

          看護師と異動

          企業に勤めている以上、異動はどの職種にも結構あるんじゃないかと思う。希望している部署への異動であったり、突然肩を叩かれて思いもやらない部署への異動をさせられることもあると思う。 看護師にも当然ある。 診療所や単科の小さな病院、介護施設とか訪問看護ならないかもしれないが、大半の看護師が働くのは部署が沢山ある総合病院だと思う。 なんで異動をさせられるかっていうと、人員の問題であったり、ジェネラリストを作るため、教育とか成長のためだと思う。色々経験させときゃ、どこにだって当て

          精神科とミラー効果

          ミラー効果: 超簡単に言うと、相手と同じような仕草や言動を取ると、相手からの親近感が湧くとか仲良くなれるとかそんな感じの心理効果。 高校生時代、誰がどこから聞いてきたのか、この「ミラー効果」が流行ったんよね。「これをやれば女にモテるぞー!」ってバカな友だちが言ってた。「吊り橋効果」が流行ったのも同じ時期だったと思う。 気になる女子とのメールのやり取りでは、相手と同じ絵文字を使うとか語尾をマネするとか、会話中には同じタイミングで髪をかき上げるとか水を飲むとか… どれだけ効

          うつ病のおばあちゃん

          精神科で看護師をして、2〜3年目の頃。 患者担当を10人くらいは経験して、統合失調症、躁、うつ、依存症関連、ある程度ひと通りの病気を知って、自分で考えて行動できるようになった頃。 うつのおばあちゃんを担当した。小さくて背が曲がってておとなしい白髪まじりのおばあちゃん。不眠、意欲低下、希死念慮、とにかく体がえらくって一日中ベッドに横になったままのおばあちゃん。 大して治療効果も出ないまま、ベッドに横になったままの入院生活を2〜3ヶ月続けた頃。定期的に来る娘と面会をしたもの

          これはリラックス状態…

          ではない。 壮絶な闘いの跡だ。 正に満身創痍、虫の息状態。 紹介しよう。 わが家の一員、くーちゃんだ。 種はうさぎ。 ホーランドロップイヤーのうさぎさんだ。 いわゆるタレ耳うさぎってやつだ。 抱っこできない、食に貪欲、唸り声をあげる、思いの外でかい、うさぎってこんなんだっけな、と思わせる行動が特徴的なくーちゃんだが、そんなネガティブな印象をも覆すのは、この可愛さだ。 とりあえず可愛い、言いたいことはそれだけ。 うんこもおしっこもちゃんとトイレでするし、部屋

          精神科の身体拘束について

          精神科病棟で見る患者は多彩だ。 妄想がひどく、自分は安倍総理の一番弟子であるとか、宇宙をまたに掛ける旅行者であるとか、食事に毒を入れられているとか、犯罪者組織に電磁波を当てられて常に監視され命を狙われているとか、ふなっしーの正体は私なのよと真面目な顔で言ってみたりとか。 かと思えば、その辺にいる近所のおばちゃんみたいな人も多い。あれ、この人なんの病気だっけ。いつまで入院してるんだろう、早く退院すれば良いのに、みたいに思ったりもする。 そんな中、ひどい興奮状態で暴れ回る人

          医療職の専門性たるや…

          医師 薬剤師 作業療法士 理学療法士 臨床心理士 精神保健福祉士 そして看護師。 母数としては間違いなく1番多い。 医療関係で最も需要の大きい職だと言える。 看護師の免許を取ってから割と年月が過ぎた。そろそろお局の先輩方にも小突かれる課題がある。今後、キャリアアップをどう考えていくか、という所だ。 看護師のキャリアアップについて 専門看護師の資格? 認定看護師の資格? 大学院の進学? 他科に異動して経験を積む? 学生指導、教育担当? 救急とかC

          精神科と宗教の関連について

          前回、宗教について書いたので、職場(精神科病院の入院病棟)で目にする宗教について考えてみる。 キリスト教やたら聖書を持ち歩く人が多い。 絶対数としては決して多くはないのだが、なぜか目を引いてしまう。聖書を片手にウロウロ歩き回る。部屋にいるときは聖書を眺め続ける。しっかりと読み説いている感じではない。ただ常に聖書と触れ合っている。そんな感じだ。 長期で入院していて、頼れる家族がいない。そんな患者さんに定期的に面会にくる牧師さんもよく見る。 精神科において、宗教に救われて

          精神科と宗教の関連について

          ぼくが宗教を苦手になったわけ

          宗教が苦手だ。 別に嫌いというわけではない。 なんらかの宗教に入っている人達に嫌悪感もない。 矛盾してるが、神に祈るという行為も嫌いじゃない。神社にお参りにも行く。八百万の神々がいるという日本の考え方もどっちかっていうと好きな方だ。 ただ、望んでないのに自分に降りかかってくる。 そんな宗教が苦手だ。 * 始めて意識したのは大学時代。18歳の夏。大学生活で初めての彼女と、お付き合いを始めて間もない頃のこと。 「私、実家が教会でキリスト教なの」 「だから、その

          ぼくが宗教を苦手になったわけ

          活動意欲と没入能力

          日々なんとなく考えることを書き留めようと今更ながらnoteを始めることにした。3日坊主になる可能性も高いが、とりあえずはやってみることが大事と、お気に入りのネットラジオに触発されて奮起した次第である。 20代の頃なんかはやりたい事が多くて、片っ端から経験しようと日々、活発に活動していた。予定のない日なんてあってはならない。家でだらだらしてる間にも社会は、社会はというより自分の周囲のコミュニティだけを比較対象として、自分を差し置いて友人たちが楽しく活動しているのが許せなかった