週刊少年松山洋_タイトル_修正

アンチはファンの隣にいる

ゲームクリエイターの仕事というのはもはや“作って完成・終わり”という時代では無くなりました。

“作ったモノをお客様に届けるまでがお仕事”

これは当然ゲームソフトに限らず、漫画も映画もアニメも一緒です。

全ての現代のエンタメビジネスは“届けるまでがワンセット”となっています。

作り手だってその作品をお客様に届けるために尽力しなければならないということです。

“良いものを作れば結果は自動的に後からついてくる”

なんて甘い世界ではありません。

ましてや他の誰かがやってくれるわけでもありません。

作り手自らお客様にその作品の魅力を届ける=伝える努力や戦略が必要となってきています。

その為に色んなイベントや番組に出演してプロモーション活動をやりますし、最近はSNSなどもフル活用してお客様と直接対話することだってもう珍しい事ではなくなりました。

ただ、周りの人(特に若い方)から良く聞くのが

“有名にはなりたいけど叩かれるのはイヤ”

という意見。

意見と言うよりもきっと本心なのでしょう。

そりゃ誰だって頑張ってプロモーション活動をやっているのに“ブス・デブ・ハゲ・キモイ”などの誹謗中傷は受けたくないでしょう。

けど、それでも自分の作品のPRはしたい。

でも、叩かれるのはイヤ。

今回はそんなあなたのための【心がちょっとだけ軽くなる認識の話】をしようと思います。

まずこの図を見てください。

画像1

これはあなたが作った作品に対する世の中の「認識の4階層」です。

作品のことを知っている=認識している層=(A+B)

聞いたことはあるけど良くわからない層=(C)

全く聞いたことも無い層=(D)

下から順に説明すると、D層というのは“全く聞いたことも無いし知らない”わけですからお客様にはなり得ません。残念ですが必ず世の中にこのD層というものは存在してしまいます。どれだけ認知を広げても“視界に入らない”というやつです。

その次にちょっとだけ作品に近くなるのがC層。なんとなく聞いたことはある、けど積極的に情報を取りに行こうとまでは思わない。正に「聞いたことくらいはある」というレベルです。わずかですが将来のお客様になる可能性を少しだけ持っているという層ですね。

そして肝心なのがA層とB層です。その作品のことをしっかりと「認識してくれている人達」です。

なぜこの「認識している層」だけAとBに分かれているのか?

それは実体がこのようになっているからです。

画像2

A層=ファン=その作品のことを好きで気に入ってくれていて応援してくれたり買っていただけるお客様ということです。

B層=アンチ=間違いなくその作品のことを認識はしているけど何かしらの理由があって嫌いになったか(気に入らない)とにかく裏切られたような気持ちがあって文句を言わずにはいられない層です。

まるで真逆の感情を持っている人たちがこんな隣同士にいるなんておかしな話に見えるかもしれませんね。

けどね、AとBはその作品のことを「認識している」という点においては間違いなくCやDよりも作品に近い存在なのです。

(言い過ぎかもしれませんが)B層=アンチというのは最もファンに近い存在とも言えるのです。

さていよいよここからが本題です。アンチの核心に迫ります。

アンチはファンの隣にいる

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