週刊少年松山洋_タイトル_調整

第02号『あるゲーム会社の年間売上の実情』

サイバーコネクトツーの人月単価は85万円

人月単価が85万円の会社が1ヶ月で10人動かすと850万円かかります。

毎月20人だと1,700万円。30人だと2,550万円。50人だと4,250万円。100人だと8,500万円ということになります。

サイバーコネクトツーは200人いるので毎月1億7,000万円は稼がなくてはいけません。(あくまで単純計算ですが)年間だと12ヶ月あるので×12でおよそ20億円くらいの売上にしなければならないということです。

ここ数年の弊社の決算を振り返ってみると。

だいたい年間の売上は25億円から35億円。*もちろん年度によってもっと大きく変動しますのであくまで例えだと思ってください。

10億も触れ幅があるのはゲーム業界ならではの特性だと思ってください。

今回はそれを説明する話。

人月単価(年間20億円)以上の売上になっているのは、外部発注と仕掛かりプロジェクトの計上によるものです。あとは以前お話した成功報酬による利益、そして弊社が独自に制作・販売を行っているグッズ(設定資料集など)の売上が加算されているからですね。

順番に説明しますが。

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あるゲーム会社の年間売上の実情

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