週刊少年松山洋_タイトル_調整

正しいだけじゃ不十分な世界

これはSNSでよく見る出来事の話ですが。

例えば写真を撮ってツイッターにアップした時に、全く意図していない範囲にたまたま街行く人の顔が小さく写ったりしていて、それを見た人たちが一斉に

“おい、人の顔が写ってるぞ!”

“お前の会社のネットリテラシーはどうなってんだ!?”

“この写ってる人にお前は確認を取ったのか?”

“こんな奴が会社の代表やってるからお前の会社は駄目なんだよ!クズが!”

って攻撃をしてきます。

あ、これだとまるで私のことみたいですね。

あくまでたとえ話だと思って聞いてくださいよ。

この場合に文句を言っていいのは“その写真に写されてしまった被写体の人物”だけであり「その人以外の人々には全くもって言われる筋合いがないッ!」って思ってしまう私はやはりクズなのでしょうか。

あ、やっぱり私のことですね。

いや、もちろん私自身も写真なんかを撮るときには被写体を確認しますし、写りこんでしまった人の顔を見てそれが個人を判別・特定できる状態になってしまっているかどうかは確認します。

で、これなら問題ないな、と判断してからアップするわけですが。

それでも文句を言ってくる方はいらっしゃいます。

恐らくですが、

文句を言う人にとっては“その写真は個人を特定できるから駄目だろう!”という判断で。

私にとっては“問題ないだろう”という判断で。

どちらもきっと主観ですね。

こうなった時にやはり文句を言っていいのは“被写体として写りこんでしまった人物だけ”だと思うのです。

そもそもこうやって文句を言ってくる人たちは何がしたいのでしょう?

私に正しい人物であって欲しいと常に願っている大ファン?

そんなわけないですよね。

ただ、自分が正しいと思っていることを「こいつは間違えた!絶対にダメなやつだ!叩け叩け!」

って感じじゃないでしょうか。

とにかく世の中に間違っていることはないかを探して、それを見つけてはツイッターで文句を言ってくる人たち。(しかもだいたいそういう人ほど自分の素性は隠しています)

暇な人がいるもんだなあ、と思ってしまいます。

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車が来ていない赤はむしろ青や

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