週刊少年松山洋_タイトル_修正

韓国映画のススメ 復讐編

私は映画が好きです。

もちろんTVドラマや漫画・アニメ・小説などのありとあらゆる“ドラマ”も大好きなのですが、やっぱり映画は特別。

たった2時間程度の尺の中に始まりから終わりまでまるごと詰まっているのがいい。

TVドラマを10時間も観て“うーん、イマイチだった”なんてことも良くある話。

もちろん映画だってイマイチな作品もありますが、それもたった2時間の消費で済むところが良い。

良くも悪くも2時間が全て。これが私が映画そのものを愛する理由です。

そしてそんな映画の中でも韓国映画が特に大好きです。

私が韓国映画を愛する理由は大きく3つ。

【理由①低予算制作】
大作志向のハリウッド映画などと違って韓国映画の多くは低予算で作られることが多い。なんでもお金をかければ“CG=凄い絵”が作れるし万人を魅了することだってできます、が低予算だとそうもいかない、“誰も見たことが無い地球侵略”や“とんでもないスケールの宇宙戦争”も描くことは出来ません。ではどこで勝負するか?となるとアイデアと演出と脚本力で勝負するしかない。私は“そこ”に魅力を感じるのです。勇気を感じる。低予算だからといって面白いモノが作れないわけじゃあない。そのマインドが大好きなのです。(同様の理由から邦画も大好き)

【理由②飯が旨そう】
これは私が日本人だからだと思うのですが。ハリウッド映画での食事シーンで“旨そう”って思ったことがありません。ナイフとフォークでカチャカチャやってる時点で“あー、食事してんな”とは思っても“旨そう”とは思わない。作業にしか見えない。その点、韓国映画には実に多くの食事シーンが出てきます。そしてそのいずれもが家庭的。ステンレス製の容器にびっしりと詰められた白米に、わかめスープ、そしておかずとキムチともやしナムルと海苔。登場人物のきたない野良犬のような食べ方を観るほど逆に旨そうに見える。親近感が湧く。

【理由③復讐劇が多い】
韓国映画は大別すると“恋愛モノ”と“復讐モノ”しか無いって言えるくらい復讐劇が多い。なぜそうなのかはわかりませんがとにかく復讐をテーマにした作品が毎年たくさん作られています。で、私はこの“復讐劇”が大好き。これは韓国映画に限らず邦画でもハリウッド映画でも同じ。コピーに復讐と書かれていればとりあえず何でも観てしまいます。その中でもやっぱり韓国映画の復讐劇は秀逸。観ている人間の感情の掴み方が上手い。そもそも復讐はホントや絶対にやっちゃいけない禁忌のひとつ。だからこそ。せめて映画の中でくらい果たさせてあげたい!って気持ちになる作品が実に多い。そしてスカッとさせてくれる。(スカッとしないモノもあります)

ただし、韓国映画を観る時の注意点もあります。

個人的には以下の2点。

【注意点①表現がエグい】
目玉を抉り出したり、腕を切ったり、足を潰したり、とにかく表現がエグいです。酷い目にあわされた後に復讐に転じるわけですから、まずはとにかく酷いやられかたをすることが多い。そして復讐する時にそれ以上にエグい表現で落とし前をつけることが多いのでこれまた目を覆いたくなるようなシーンがたくさん出てきます。

【注意点②実在事件をモチーフに作られることが多い】
どんなに酷いシーンが出てきてもフィクションであれば“よくこんなこと思いつくな”で済ませることもあります。なのに韓国映画はとにかく実在事件をモチーフに作られた作品が多いのです。そうなるともう他人事ではなくなります。観ながら“本当にこんなにひどいことが実際に起きたのか!?”って信じられないような凄惨な事件が実に多い。その分、感情移入もしてしまいます。だって“実際にあった”出来事なんですよ?

これから私のオススメする“これぞ韓国映画の復讐劇!”という作品を8個挙げます。

いずれも私は観終わったあとに拳から血を流した作品であり、その後に体重を測ると“痩せていた(体重が減っていた)”って作品ばかりです。

それぐらい感情を根こそぎ持っていかれる作品ばかりですので覚悟して観てください。

中にはアマゾンプライムやネットフリックスで観れる作品もありますし、レンタルで観ることもできる作品もあると思います。が、必ず観る前にもう1本“口直し用の作品”を用意しておいてから観始めてください。

口直しは『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』などがオススメです。これらの“口直し用作品”で心をリセットしましょう。

でないと悔しさや怒りで眠れなくなると思います。それぐらい感情を持っていかれると思うのでご注意を。

では、どうぞ。

これぞ韓国映画の真骨頂!
観ると痩せる映画8選

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