週刊少年松山洋_タイトル_修正

ゲーム業界志望者の不合格理由一覧④

『ゲーム業界志望者の不合格理由一覧』①~③の記事の反響が非常に大きかったので、弊社サイバーコネクトツーの最新の実績と共に追加情報をお届けします。

人事担当者から“『③』の情報が最新だと変わってきている”という指摘を受けましたのでそれをベースに改めて紹介していきたいと思います。

まずはその【各段階での合格率(最新版)】をお届けします。

①書類選考(作品審査)

②一次面接(セクションリーダー面接)

③二次面接(役員面接)

おさらいですが、サイバーコネクトツーにおける採用のフローはこの3段階となっています。この1年の最新の実績を反映させると、それぞれの段階での採用率は(100人単位)こうなります。

①書類選考(作品審査)100人→20人合格

②一次面接(セクションリーダー面接)20人→8人合格

③二次面接(役員面接)8人→8人合格

【①書類選考(作品審査)】の合格率は80%~90%という傾向なのでそんなに変化はありません。(やはりまずは作品ありきという根本の姿勢は変わりませんね)*ただし、実態としてはココも変化しているのですが後述して説明します。

そして【③二次面接(役員面接)】でも100%が合格していますので、やはりここも変わりません。

問題は【②一次面接(セクションリーダー面接)】の合格率です。以前は80%~90%の人が合格していたのですが、最近の合格率はおよそ45%程度です。実に半数以上の人が最初の面接で不合格になってしまっています。

大きく変化しているのはココです。

では「何が起きているのか?」を順に説明していきます。

【①書類選考(作品審査)】のあり方がまず変化しています。100人中20人の合格者の内訳が正確には異なります。“同じ実力の20人”では決してないということです。ざっくりいうと“作品・能力・技術が合格レベル10人”と“正直能力は70点以下だけど面接やって本人次第では引き上げることも視野に入れるべき10人”に分かれているということです。

(ちょっと嫌な言い方になってしまうかもしれませんが)【①書類選考(作品審査)】のハードルを下げて【②一次面接(セクションリーダー面接)】に進めているということです。

これは従来通りの能力基準で審査をすると本当に合格者が足りなくなってしまうので、会社として“入れて育てる”ということも大きく覚悟したうえで判断しているということです。

そして【②一次面接(セクションリーダー面接)】。非常に多くの不合格者=脱落者が増えてしまっています。これは何故かというと、【①書類選考(作品審査)】の段階で“正直能力は70点以下だけど面接やって本人次第では引き上げることも視野に入れるべき10人”という人たちが落ちまくっているということです。

採用する側としては“能力はやはり足りないけど本人のやる気や姿勢によっては開花させることが出来る人材かもしれないから一縷の望みにかけてみよう!”という気持ちで面接をやってみたけど、結局“能力の低い人はやっぱり姿勢も何もなっちゃいなかった・全然やる気が感じられない”という評価で不合格者が続出しているというのが実態です。

“このままだと合格者が一定の目標値に届かなくなるのでハードルを下げてでも間口を広げよう”という企業の姿勢の変化も空しく“これ以上ハードルを下げることや妥協することは出来ない”という状態です。

では、この【②一次面接(セクションリーダー面接)】で不合格となってしまった人たちの要因は具体的にどこにあるのでしょうか?

弊社内で直接この【②一次面接(セクションリーダー面接)】を実施しているマネージャーやリード陣の何人かに直接インタビューしてみました。

生の声をお聞きください。

ゲーム業界志望者の不合格理由一覧④

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