週刊少年松山洋_タイトル_修正

“誰かがやればいいのに”という傲慢

福岡にはGFFという団体があります。

ゲーム関連企業+九州大学+行政(福岡市・福岡県・九州経済産業局)で構成された産・学・官の任意団体です。

詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。

ゲーム関連企業だけでも12社以上の会社が所属していて、“九州・福岡のエンターテインメント産業を盛り上げてハリウッド化すること”を目標に、日々集まって会議を行いイベントやコンテストを実施しています。

もう設立して15年(2004年設立)になります。

こんなにも長く、そして行政や大学ともがっちりと連携しているのは福岡以外にはなかなかありません。

これだけ長くそして強力な連携で活動を続けていると、他県の企業や行政から色んなお問い合わせや相談を受けることも少なくありません。

その相談の大半が

“どうすれば福岡(GFF)のようなことが(他県でも)実現できますか?”

というものです。

こういった相談を受けた時は決まって私は“こう”答えます。

“簡単ですよ。私(我々)のようにやると決めて実行すれば良いのです。我々がやってきたGFFだって最初っから産学官で連携が取れていたわけではありませんし、企業だって最初から12社も集まっていたわけではありません。誰に何て言われようと「自分たちのいる地元を自分たちの手で盛り上げていきたい!」と思って決めて実行してきたから「こう」なったんですよ。だからやりましょう!”

そういうと決まって相手はこう返してくるのです。

“ですよねー。やっぱりそうですよねー、誰かがやるべきなんですよねー、なんで誰もやらないんだろうー?”

コレを言われると即座に私は(キレ気味に)こう返します。

“あなたがやらないからですよ”

“そしてそんなあなたには一生かかっても無理だね”と付け加えます。

これが真理です。

これが全てであり、実態なのです。

“誰かがやれば解決するって俺はわかってたのに誰もやらないんですよねー。全くなんでそれがみんなわかんないんだろう?”

っていうような発言をする馬鹿を私は激しく嫌悪します。

結局、“俺だけがわかってる”としたり顔で言いたくてマウント取りたいだけのただの馬鹿がこの世にはあまりにも多すぎるのです。

“だったらやれよ、お前が。口先で言うだけの外野がガタガタ言うな”

といつも思ってしまいます。

今回はGFFに対する相談のやりとりを“例え”として挙げましたが、これは全てにおいて同じことを思っています。

何度だって繰り返し言いますが

間違いを指摘することは子供にだって出来ることなのです。

そして当事者にでもならない限り、そこにある問題を抱えたうえで最適解を出すことなんてそうそう簡単じゃないってことは理解のしようが無いはずなのです。

極論かもしれませんが。

人のやり方に口を出す以上は、関わるべきです。当事者になるべきです。そうでないのなら黙っているべきです。(外野なんですから)

ろくすっぽ事情もよくわからずに人のやってることに軽はずみに口を出すもんじゃあない、という話です。

(作品そのものの評価とは違いますよ)

さて、後半部分はそんな私がこれからサイバーコネクトツーで実施する新しい施策を先週スタッフ全員が集まる全社会議の中で発表したあることを先行公開します。

いずれ時が来ればちゃんと発表しますが(リリースを出します)それが待てない人にだけこっそりと公開しておきます。

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新施策!『M5(エムファイブ)』始動!

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