コミュニティを考える
インベスターZや宇宙兄弟などの編集をしている佐渡島庸平さんの著「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜」の文中で、コミュニティについてnoteに書いてほしいとお題をいただいたので書いてみる。
コミュニティってなんだろう。
イメージしやすいのは、家族、学校、会社とか。
その形は時代によって変わってきている。
そしてその変化は(自分が心理にかかわる仕事をしているのもあるけれど)マズローの5段階欲求説を思わせる。
このピラミッド図を見たことある人は多いと思う。
マズローは人間の欲求を5段階に分け、ピラミッドの下から上の順に欲求が満たされていくものと定義している。
これと同じことがコミュニティにも起きているように見える。
狩猟の時代には、生理的欲求を満たすためのコミュニティが形成される。
コミュニティはあくまで、生きていくための手段にすぎない。
この生理的欲求が満たされると、安心・安全あるいは所属・愛情欲求を満たすために、学校、会社などのコミュニティを形成する。
さらに進化すると、承認欲求、自己実現欲求を満たしたくなる。
FacebookやTwitterなどのSNSを通じたコミュニティでその欲求を満たす。
つまり、コミュニティとは、人間が欲求を満たすために作り上げたシステムであり、時代で求められている欲求に合わせて変化するもの、といえるのではないか。
では、コミュニティは今後どうなっていくのだろう。
ITの発展に伴ってさらに進化するかもしれないし、
戦争や治安悪化、不景気で安心や安全が脅かされると、
旧世代のコミュニティに戻る可能性もあると思う。
時代に合わせた形式をとることで人間の欲求を満たす機能をもつコミュニティ。今後どう変化していくか注目していきたい。
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