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WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球の概要とモード紹介

【お知らせ(2024年4月26日)】
本記事の更新を行いました。


皆さま、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今回は対戦に特化したパワプロ「WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球(以下、WBSCパワプロ)」の概要と各モードの内容をご紹介いたします。

※本記事の画像はNintendo Switch版のものです。


◆WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球とは◆

本作は、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)公式の野球ゲームで猪狩守や矢部明雄などパワプロシリーズのキャラクターからオリジナルチームを作成し、60ヵ国を超える世界中のプレイヤーとオンライン対戦が楽しめるゲームです。なお、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)とは何の関係もないゲームです。

◆収録選手◆

NPBやMLBを含め、現実の実在選手は一切収録されていません。収録されているのは猪狩守や矢部明雄といったサクセスキャラのみです。2024年4月8日現在、本作ダウンロード直後に使える選手は316名(内訳[投手:124名][捕手:31名][内野手:110名][外野手:58名])ですが、チャンピオンシップをプレイすることで使用できるキャラが増えます。
また、本作では定期的に使用できるキャラが追加されており、WBSCパワプロ公式サイトによると今後もキャラの追加収録が予定されています。

◆他のパワプロ作品との連携◆

パワプロ2022やパワポケRなど、他のパワプロ作品で作成した選手データをWBSCパワプロへコピーして使用することはできません。

◆ゲーム開始時の設定~チュートリアルでの留意点◆

ゲーム開始時に言語を選択できますが、2023年4月24日現在で選択できるのは日本語と英語しかありません

居住している国・地域も選択することになりますが、2023年2月9日現在、選択できるのは以下の39の国や地域となっています。

また、居住地は後で変更できませんのでご注意ください。

簡単なプロフィールの設定が終わるとアレンジチームを作成することになります。

ただし、アレンジチームは後から変更可能ですので、とりあえず「チーム」はゲーム開始時に設定した国に、「戦力傾向」は適当に決めて問題ありません。

設定の後にチュートリアルを行うか問われますが意外と難しいですし、後述の「練習」モードで投球や打撃・守備の練習を好きなだけできますのでスキップしても問題ありません。もちろん、パワプロをはじめて遊ぶ!という方は「はい」を選んでもOKです。

◆収録モード◆

本作は対戦に特化したゲームであり、パワプロの人気モードであるサクセス、パワフェス、栄冠ナインはありませんし、ペナントやマイライフもありません。収録モードは後述のとおり「チャンピオンシップ」「アレンジ」「選手データ」「対戦」「練習」「大会」のみです。それに加えて各種設定やサウンドの調整ができるようになっています。

それでは以下で簡単に各種モードの説明をいたします。

【チャンピオンシップ】

チャンピオンシップとはオンライン上で他のユーザーと対戦することができるモードです。このモードでは大会への参加とフリー対戦が可能です。

[フリー対戦]
フリー対戦ではルールを決めて対戦するための部屋を作ったり、既に作られた部屋に入ってオンライン上のプレイヤーと対戦することができます。

設定できるルールは強さ(PR)やイニング数、延長のありなし等です。これによりSNSやインターネット上で交流しているプレイヤーとルールを決めて対戦したり、自分に合った条件で対戦相手を募集している相手と対戦したりできます。

[大会]
基本的には1週間の前半4日間と後半の3日間で異なるルールの大会が実施され、例えば前半はロックオンなしの大会が、後半はロックオンレベルの上限が3の大会といった形式で開催されています。一方、特定の企業や個人の協賛大会の場合は7日間の開催となっています。

そして「大会」で試合をする(=「PR」を獲得する)ことで、使用できるキャラクターが増える仕組みになっています。

また、CPに応じて「パワランク」が決まりD級以上だと定期的にパワランクが変動するようになっています。

また、大会ごとにチーム全体や投手・野手の「コスト」が設定されており、条件を満たしたチームのみ大会に参加することができます。

なお、最初にこころに腕前を聞かれますので、難しく考えず率直に回答して問題ありません(初心者の方が「自信がある」と回答するのは控えた方が良いとは思います)。

そして実際の大会のエントリー画面が以下です。大会ごとに条件が決められています。

大会中は画面右下にリアルタイムで対戦している人数も表示され、参加人数が多いほどマッチングしやすくなります。

上記画面で「試合へ」を選ぶとマッチングが開始され、相手が見つかると「対戦相手が決まりました」と表示されます。

その後、先発投手や打順の設定、1・2軍の入れ替え時間が「60秒」与えられます。この60秒間にイチからオーダーを設定していると時間がギリギリになってしまいますので、後述のとおり、あらかじめ「アレンジ」でオーダー等を設定した状態のチームを大会に参加させると良いです。

また、大会前に一度カーソル移動やカメラ視点、ロックオンの設定を確認しておくことも重要です。大会参加チームやそのチームのオーダー等は大会中変更できませんが、ロックオン等は参加している大会の開催期間中でも変更可能です。以下の画面の「オプション設定」で確認・変更ができますので、一度見ておくことをオススメいたします。

ただし、仮にロックオンレベルをここで「5」に設定してもロックオンなし(禁止)の大会では自動的にロックオンはなくなりますし、ロックオンレベル3が上限の大会では自動的にロックオンレベルが3まで引き下げられます。

[注意点]
チャンピオンシップで遊ぶにはオンライン接続が可能な環境が必要であることを予めご承知おきください(WBSCパワプロをDLしている時点でそこはクリアしている方がほとんどだとは思いますが)。

そして最大の注意点ですが、WBSCパワプロは「ゲーム内課金要素なし」とされていますが、月額有料サービスである「Nintendo Switch ONLINE(Switch版の場合)」や「PlayStation Plus(PS版の場合)」に加入していないとチャンピオンシップモードで遊ぶことはできません。元々これらの月額有料サービスに加入していない方は実質課金要素になってしまいますので十分留意した上でご購入されることをオススメします。

【アレンジ】

アレンジモードでは自分のオリジナルチームを作成することができます。

[所属選手の入れ替え]
アレンジモードではゲーム開始時に作成したオリジナルチームの編集が可能です。チームには最大70名所属させることができますが、先述のとおりチャンピオンシップの大会にはコストの制限(投手の総コスト40まで・野手の総コスト40まで・チームの総コスト55までなど大会ごとに異なる)がありますのでご注意ください。なお、1軍に登録できる選手数は29名までです。

公式サイトにはチーム作りのヒントが掲載されていますのでよろしければご覧ください。

[監督・コーチの設定]
アレンジでは、選手だけでなく監督やコーチも変更することができます。

デフォルト(初期設定)では監督はパワプロ、投手コーチはザコプロとなっていますが・・・

以下のように収録されているサクセスキャラに変更が可能です。

ただし、パワプロ2022のようにサインレベルや監督能力があるわけではありませんので、どの選手を設定しても試合への影響は何もありません。また監督と選手は兼任できますが、コーチと選手は兼任できません。よって、コーチに設定したキャラクターは選手としてチームに所属させることはできませんのでご注意ください。個人的にはデフォルトのザコプロのままにしておくことをオススメします。

[起用設定・オーダー]
1軍登録者や野手のオーダー等を変更することも可能です。ここでオーダーの設定をしておくと、チャンピオンシップや対戦モードをプレイした時にその度オーダーを大幅に変更する手間を省くことができます。

[チームデザイン]
アレンジモードではユニフォームやロゴ、チーム名等を自由に設定することができます。これにより(色の調整は難しいですが)侍ジャパンをはじめWBC出場国のユニフォームを再現することも可能です。ただし、変更できるのはチーム名・ユニフォーム・ロゴ・観客・球場のみです。旗やスコアマークを変更することはできず、チーム名に設定できる音声もありません。

また、球場として使用できるのは「市民球場」「山ノ手球場」「河川敷球場」「みどり公園」「学校」「ブルースタジアム」「クラウンスタジアム」の7つしかありません。仕方ない点もあるかと思いますが、20以上の球場が使用できるパワプロ2022に大幅に劣りますし、9つの球場が使用できたパワポケRよりも少ない点は残念です。

【選手データ】

選手データでは収録されている個々の選手の能力を閲覧することができます。

【対戦】

対戦モードではCOMまたは近くにいる人とローカル対戦ができます。

また、試合を「観戦」するだけのメニューもあります。「近くにいる友人とパワプロで対戦したり観戦したりしたい」というだけであれば、先述のNintendo Switch ONLINEに加入する必要はなく、この対戦モードで事足りますのでそういった方に本作はオススメかもしれません。

【練習】

練習モードではパワプロの試合で必要となる投球・打撃・守備・走塁などの操作を練習することができます。

また、打撃・投球・守備の個別の練習だけでなく、試合の流れでそれらの操作を実践的に練習できる「実践攻撃」と「実践守備」もありますので、チャンピオンシップや対戦でなかなか勝てないという方でもしっかり練習できます。また、先述のチュートリアルは以下の画像の一番下にある「基本操作」で再度行うことができます。

公式サイトにはプレイガイド(PDF)が掲載されていますのでこちらを先に見てから練習するのもいいかもしれません ↓

https://img.konami.com/pawa/wbsc/s/playguide_ja.pdf

[補足:打撃練習について]
初心者の方の中には打撃に苦手意識を持っている方もいらっしゃるかと思います。しかし、打撃練習では配球メニューで特定の変化球のみを打つ練習をすることもできます。

加えて、「猪狩守のライジングキャノンを打つ練習をしたい」という場合はピッチャーを猪狩守に変更してライジングキャノンのみ投げてもらうことも可能です。チャンピオンシップや対戦で特定のピッチャーに苦戦しているという方はここでじっくり練習するといいかもしれません。

【大会】

大会もチャンピオンシップや対戦と同じく試合ができるモードです。

大会モードではチャンピオンシップや対戦と違い、近くにいる友人やCOMとリーグ戦やトーナメント戦ができるため、複数の友人とパワプロのミニ大会をやってみる時などに重宝すると思います。

なお、リーグ戦もトーナメント戦も最大8チームエントリーできるようになっています。

【設定】

モードの1つということではありませんが、「設定」でできることも記載いたします。

設定では試合に関する「マイ設定」とプロフィールに関する「プロフィール設定」、コントローラーに関する「コントローラー設定」の3種類があります。コントローラーの設定を変える方は少ないかと思いますので他2つについてご説明します。

まず、マイ設定です。マイ設定には試合設定とオプション設定があります。

試合設定ではルールや演出等の設定が可能です。対戦モードで試合を始める前にその度設定することもできますが、基本的にルールや設定は変えないという方はここで設定しておくと対戦モードで遊ぶ度に毎回設定する手間を省くことができます。

操作設定ではカーソル移動やロックオンレベルなどの設定を変更できます。初心者の方や久しぶりにパワプロでプレイするという方は「設定→試合→設定→試合」と試行錯誤を繰り返して自分に合った設定を見つけていくのがいいと思います。

次に、プロフィール設定です。ここでは自分の分身となるパワターや名前の変更等ができます。

2024年3月11日時点でご注意いただきたい点は容姿の髪の毛で一部ロック(使えない状態)のものがあることです。今後いつ、どのような条件でアンロック(使える状態)になるかは不明です。

【サウンド】

サウンドではゲーム内の音量を調整することができます。

たまに打撃音を変えてみるのも面白いかもしれません。

◆公式サイトのF&Qおよび問い合わせ先◆

ここまで本記事を読んでいただけばWBSCパワプロがどのようなゲームであるか何となくご理解いただけたと思いますが、WBSCパワプロについて不安な点・不明な点がある方は以下の公式のサイトのF&Qを参照されることをオススメいたします。

なお、公式(KONAMI)へ直接メールでWBSCパワプロに関する問い合わせを行いたい方は、SNSの公式アカウントではなく以下のWBSCパワプロ専用の問い合わせフォームをご利用ください。

◆本作をオススメしたい方◆

最後に、本作をオススメしたい方、逆にあまりオススメしない方についてお伝えします。まず、本作をオススメしたい方は・・・
・久々にパワプロで遊びたい方
・初めてパワプロをやってみたい方
→100円で購入できますので、とりあえずパワプロをやってみる、復帰するには最適なソフトです。
・近くにいるリアルの友人とパワプロで対戦したい方
→近くの友人と対戦するだけなら月額有料サービスへの加入は不要ですので、リアルな友達と遊ぶなら最適なソフトです。
・既にNintendo Switch OnlineやPlayStation Plusに加入済の方
→これらに加入済の方は購入費の100円だけで本作を存分にプレイできます。
・パワポケRに「練習」モードがなくて不満な方
→パワポケRをお持ちの方は、試合操作の「練習」のためだけに100円の本作を買ってもいいかもしれません(練習のためだけにイチイチソフトを切り替えるのは面倒ですが)。

◆本作をあまりオススメしない方◆

一方、本作をあまりオススメしない方は以下のとおりです。

・サクセスや栄冠ナイン、ペナントをプレイしたい方
→基本的に対戦以外のことはできないため、それらをプレイしたい方には不向きです。

・守備操作が苦手な方
→打撃にはロックオンがありますが、守備は落下点表示くらいしか操作補助の仕組みがありません。よって、守備が苦手でパワプロをやめた、守備が苦手だから栄冠ナインばかりプレイしているといった方にはあまりオススメしません。

・インターネット環境が整っていない方

→チャンピオンシップはインターネット環境がないとプレイできないため、ネット環境がない、あるいはネット環境が安定していないという方にはオススメしません。


以上、WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球の各モードについて紹介しました。
本作は非常に安価ですので、イマイチかもしれないと感じてもとりあえず購入してみるのもいいかもしれません。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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