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パワポケRの細々した部分の紹介とイチロー氏の登場について

【お知らせ(2024年5月10日)】
本記事の加筆・修正を行いました。


皆さま、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今回はパワポケRの購入を検討されている方に向けて、あまり他の方が触れていない選手設定・アレンジモード・対戦・俺のペナントモードの細かい部分についてご紹介します。インターネット上では「手抜き感がある」という感想が散見されますが、私も同じように感じる部分はありますので、本記事では「手が行き届いていないと思う部分」を中心に触れたいと思います。
また、2022年4月15日に追加されたイチロー氏の能力等についても触れています。



◆選手設定の惜しい部分◆

【パワター設定】

パワターとして使用できるパーツはパワプロ2020と同じです。

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ただ、サクセス(公式)キャラのパワターは「パワプロ1~8」に加え、今作で選手として登場するサクセスキャラのものは用意されていますが、欲を言えばパワプロ2020にあったダイジョーブ博士や影山スカウトなど、選手以外のキャラのパワターも少しは用意してくれていると嬉しかったです。


【投球フォームの種類が少ない】

実在選手が収録されていない関係上、パワプロのようにどの選手のフォームかの表示はないものの、基本的なフォーム(オーバーやサイド等)の種類はパワプロ2020と比べても遜色ありません。

しかし、登場シーン付のフォームは「パワプロ」しかなく、パワプロ2020に登場したサクセスキャラのフォームが軒並み削除されています。

※パワプロ2022の方は登場シーン付き投球フォームが70以上あります


【打撃フォームの種類も少ない】

打撃フォームも基本的なフォームの種類はパワプロ2020と比べても遜色ありませんが・・・

※オリジナルはイチロー打法がある分、パワポケRの方が多いです

登場シーン付きのフォームは7つしかなく、パワプロ2020に登場するサクセスキャラのフォームが軒並み削除されています。


【アイテムの設定は同じ】

バッドやグラブ、リストバンドの色の設定はパワプロ2020と同じです。

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【出身地の設定も可能】

パワポケRでもパワプロ2020と同様、出身地を設定できます。

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【音声設定の幅が狭い】

私はドリルモグラーズの再現チームを作りたくてパワプロ2020でドリルモグラーズの再現選手を作成してパワポケRに移したのですが、一部の選手の呼び方が設定できません。例えば、以下の選手。呼び方はドリルモグラーズ編の画像のとおり「みぞぐち」です。

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しかし、パワポケRでオリジナル選手に「みぞぐち」と設定しようとすると呼び方に「みぞぐち」はありません。サクセス(ドリルモグラーズ編)では普通に「みぞぐち」と呼び方設定がされていて、パワプロ2020でも「みぞぐち」は呼び方として設定できるのに、パワポケRのオリジナル選手にその呼び方が設定できないのは謎です。

パワポケRで呼び方として設定できる音声は以下の記事にまとめましたが、基本的に「外国人選手の呼び方として設定できそうな音声」と「チーム名の呼び方として設定できそうな音声」がパワプロに比べて大幅に削除されていると感じます。


◆アレンジモードの惜しい部分◆

【監督・コーチが設定できない】

パワプロ2020ではアレンジチームの監督・コーチを設定できましたが、パワポケRでは設定できません。一応監督の能力(戦術やサインのレベル)は設定されていますが、デフォルトの監督から変更はできません。戦術やサインのレベルは12球団の各監督で違いますが、いずれの監督も監督専用特殊能力が一切ありません。もちろんコーチも変更できません。

※アレンジモードでパワターを変更することはできます


【収録球場が少ない】

パワポケRではアレンジチームのホーム球場設定および対戦モードの球場として以下の9つの球場が選択できます。パワプロ2020から考えると、甲子園球場以外のNPB球団の本拠地および準本拠地の球場とパワフェスの舞台がありません。ここはNPB実在選手が収録されていないことと同じ理由だと推察されますので致し方ないところですが、「俺のペナント」をやっていると球場があまり変わり映えしないため、「カイザードーム」「クラウンスタジアム」等のパワプロオリジナル球場でもいいので収録してほしかったです。


【ロゴマークはパワプロ2020と同種類】

アレンジチームで設定できる球団ロゴマークはパワプロ2020と種類は同じです。「パワフルズ」「カイザース」「キャットハンズ」「やんきーズ」のロゴも使用できます。

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なお、「パワプロくん」「パワプロくん(青)」はパワプロ2020と少しデザインが違います。

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【ユニフォームの設定もパワプロ2020と同じ】

オリジナルチームのユニフォーム設定はパワプロ2020と同じです。(NPBのユニフォーム以外であれば)パワプロ2020で再現できたユニフォームはパワポケRでも再現可能です。

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◆練習モードがない◆

サクセスをプレイするにしても対戦で遊ぶにしても、初心者の方からすると野球の操作を練習できるモードが必要だと思いますが、そうしたモードがパワポケRにはありません。
一応ゲーム内で以下のとおり野球操作の説明を見ることはできますが、実際に練習ができないのは操作に不慣れな初心者には不親切であると感じます。

どうしても練習モードがほしいという方は「WBSCパワプロ」(販売価格100円)の購入し、そちらの練習モードを活用することをオススメします。
※WBSCパワプロの概要は以下の記事をご参照ください。


◆対戦モードの惜しい部分◆

【不自然なところで実況が切れる】

パワポケRでアレンジモードでチームを作成してやることは「友人・知人と対戦をする」or「自身で作成したチーム同士を戦わせて観戦する」のどちらかだと思いますが、対戦モードでの実況が不自然なところで切れます。い以下の動画はドリルモグラーズ(の再現)と琉球ブルーオーシャンズ(再現チーム)を対戦させた時の動画です。金城選手がヒットを放ちますが、実況のアナウンスが「打ちましたいい当たり!ライト前クリーンヒット!バックホーム間に合うかどうか!?金城ナイスバッティングです!ドリルモグラーズ・・・」で終わっています。

きっと本来は「貴重な追加点が入りました」といった実況が続くと思われます。これは別に私がボタンを押して最後まで聞かずに遮ったからとかでもなく、パワプロ2020では普通に実況してくれる場面なのにパワポケRだと不自然に実況が切れます。ただでさえ、選手を作成した後にやることが「対戦」と「俺のペナント」だけしか用意されていませんので、実況はしっかり流れてほしいです。ここも「意図的に手を抜いているのではないか」と思ってしまいます。


【監督試合がない】

パワプロ2020や2022には「監督試合」という自分で操作をせずに観戦しながら投手や打者に指示を出したり選手交代をしたりできるモードがありますが、以下の画像のとおりパワポケRにはそのメニューがありません。先述の監督専用特殊能力がない理由は監督試合がないためであると思われます。

そもそも監督試合の需要がどの程度あるか分かりませんが、パワプロにあってパワポケRにないものですので一応記載しました。


◆サイバーバルの細々した部分◆

サイバーバルの攻略やプレイングのコツなどの情報については他のサイトやブログに譲りますので、ここではオンラインプレイについて少しだけ触れます。サイバーバルのオンラインプレイは月額有料サービスの「Nintendo Switch Online」に加入した上で、以下の選択画面の「オンライン」を選択することで行うことができます。

途中、ロビーやルームを設置する画面があり、それを経ると「ルーム設定」の画面が表示されます。

この画面では「プレイ目的」を選択できますので、共通の目的を持つプレイヤー同士で共同プレイを行いやすくなっているのは良いと思います。

もし、解説したルームにメンバーが集まらなければ、ルームを解散することもできます。


◆俺のペナントの細々した部分◆

俺のペナントは2022年3月15日のアップデートで追加されたモードです。モードの概要は公式サイトや他のサイトに譲りますので、ここでは細かい部分をご紹介します。

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【セーブスロット】

俺のペナントのセーブスロットは10個です。Switch版のパワプロをプレイされている方はペナントやマイライフのセーブ可能データが10個ですのでそれと変わりません。

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【能力アップ】

このモードはひたすら試合をこなしていくだけですので非常に単調で、試合では自分の出番(打席や投球等)をプレイします。

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そして試合や練習を通して経験値が得られ、「マイデータ」→「能力アップ」から能力を上げることができます。マイライフとは違い、サクセスと同じく自分で能力を上げたり特殊能力を取得したりするところは俺のペナントの独自性だと感じます。

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ただし、投手の場合に適性の追加は行えませんので、適性はあらかじめサクセスやサイバーバルで選手を作成する際に付与しておく必要があります。

また、筋力・技術・素早さの各ポイントの上限は「999」までです。この数値を超えてポイントを貯めてもカンターストップして無駄になってしまいますのでご注意ください。


【交流戦・オールスターゲーム】

俺のペナントにも現実と同じくもう一方のリーグとの交流戦やオールスターゲーム(パワポケRでの名称はゴールデンスターゲーム)があります。

ゴールデンスターゲームは自身の成績がどんなに悪くても出場することになります(※以下の画像では防御率5.93、2勝9敗で選出されている)。

また、パワプロのペナントやマイライフでお馴染みの「メモリアル記録を達成すると花束をもらえるシーン」もあります。

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【記録・タイトルの確認】

記録室では自身やチームメイトやライバル球団選手の記録、各種タイトル等を確認することができます。

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【プレイ年数】

強制的に1年間プレイしたら終了となります。なお、以下の画像のとおりシーズン終了後の選手登録画面で能力アップができますので、経験点の割り振りを忘れてシーズンを終えてしまっても全く問題ありません。


◆おまけ:イチロー氏の登場について◆

2022年4月15日のアップデートでパワポケRにもイチロー氏が選手・サイバーバルのサポーターとして追加されました。

【選手能力】

「パワプロ2022」とアプリ「実況パワフルプロ野球」でもイチロー氏が選手として登場しますので、それらの能力と比較してみます。
以下がアプリ版パワプロのイチロー氏の能力です。

そして以下がパワプロ2022収録のイチロー氏の能力です。

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(出典)eBASEBALLパワフルプロ野球2022公式サイト:2022年3月22日アクセス

一方、パワポケRのイチロー氏の能力がこちらです↓

こうして比較してみると、パワプロ2022とパワポケRに収録されるイチロー氏の能力は全く同じであることが分かります。
収録OB選手の☆の値を調べる方法】の各記事でもご紹介したとおり、パワプロ2020収録のOB野手で最も能力値の高かった秋山幸二氏でも「☆574」ですので、イチロー氏は非常に高い能力であると言えます。


【サイバーバルのサポーター能力】

パワポケRで初収録されたモードである「サイバーバル」のサポーターとしても追加されたイチロー氏の能力は以下のとおりです。

なお、イチロー氏の詳細な選手能力・パワター・フォーム・サイバーバルでの獲得方法とスキルを使用した際の様子などは以下の記事に記載しています。


◆今後のアップデート予定について◆

2022年8月3日に第5回アップデートが行われましたが、同年4月のイチロー氏が追加されたアップデートから大きなアップデートがあったわけではありません。
また、これ以降アップデートは行われていませんので、今後アップデートが行われることはないと思われます。


◆最後にパワポケRの良い所◆

今回、パワポケRの良くない部分を書きすぎてしまった気がしますので、最後にプラス面を記載したいと思います。2024年5月6日現在、Amazonでは新品が500円で購入できます。

(出典)Amazon

1,000円あれば「サクセス等でオリジナル選手が作成できて、パワプロと変わらない操作性の野球ゲームをNintendo Switchを持っている友人の分も買うことができる」と考えれば、先述の選手設定やアレンジチーム設定や実況に難があってもお得だと私は思います。


以上、パワプロRの細かい部分についてご紹介しました。
サクセスやサイバーバルの攻略等のパワポケRのメインの情報は他の方が運営されているサイトやブログ等で多く発信されていると思いますので、そういったメジャーな情報を知りたい方はそちらをご覧いただければ幸いです。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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