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GP名古屋2020レポートー開拓者達の戦いー

YPの方はこんにちは、MTGプレイヤーの方は初めまして。Pitaと申します。

今回はGP名古屋2020のレポートを書いていきたいと思います。

1.デッキ選択

GP名古屋の2週間、世間は新セット『テーロス還魂記』のプレリリースで盛り上がる中、僕はGPで使うデッキで頭を悩ませていました。手元にあるデッキが、【BG昂揚】【スピリット】【霊気池の驚異】【青赤フェニックス】しか無かったのです。一応少し追加すれば【青白コントロール】【赤単】を作れなくはないですが、【5c二ヴ・ミゼット】や【ロータスコンボ】に勝てる気がしなかったので集めるのを渋っていました。【青白コントロール】に関しては、絶対ミラーマッチをしたくなかったのでそもそもの選択肢にありません。

刻一刻と時間の迫る中、Senちゃんに【緑単ストンピィ】のパーツを借りる事が出来ました。koromonにレシピを貰い、【シミックカンパニー】を試すことにしました。

トトロ杯 1.25
1.青緑ランプ ✕✕
2.死の国ロータス 〇〇
3.黒緑魂剥ぎ ✕〇〇
4.赤黒ミッド ✕〇〇
SE
1.緑単信心 ✕✕

【死の国ロータス】に勝てたのはかなり嬉しいです。メインは《漁る軟泥》、サイド後はカウンタープランが刺さり勝てました。SEに残れたこともあり、関西帝王戦もこのまま行くことにしました。

第1期関西帝王戦パイオニア 1.26
1.5c二ヴ ✕〇✕
2.青白コン 〇✕〇
3.赤黒ミッド ✕〇✕
4.青赤フェニ ✕〇〇
5.青白コン ✕〇〇

めちゃくちゃ人が多く、案の定抽選となった今大会。無事に抽選を抜けることは出来ましたが、対戦相手はBIG MAGIC ELDERSの黒田正城さん……。1本目土地事故をミスって咎める事が出来ず敗戦となりました。

デッキの感触自体は悪くなく、僕と同じくkoromonから教えを乞うたカンヤミ君がTOP4まで行ったので、概ねデッキが決まりました。

2.メガラストチャンストライアル

1月31日、Senちゃん、メンディー、Adtと共に現地入り。SenちゃんはPTQへ、僕とAdtはお買い物、メンディーは行方不明。

8割使うデッキは決まっていたものの、不安にかられ迷っていたもう一択のデッキでメガラストチャンストライアルにJOIN。

メガラストチャンストライアル 1.31
1.緑黒コントロール ✕〇〇
2.青赤ハサミ ✕〇〇
3.黒単 〇✕✕

使用したのは《ケラル砦の修道院長》の入った【トーブランレッド】。ひたすらハンド強くて本戦のデッキを乗り換えようかと思うくらいでした。が、やはり打ち消し構えた方が可能性あると感じて【シミックカンパニー】でいくことにしました。

3.GP名古屋2020本戦

GP名古屋 2.1
1日目
1.bye
2.bye
3.赤単アグロ ✕〇〇
4.青赤ハサミ ✕✕
5.5c二ヴ ✕〇〇
6.黒単 〇✕〇
7.ロータスコンボ ✕✕
8.5c二ヴ ✕〇〇
9.赤単 〇✕✕

R3 赤単アグロ ✕〇〇

女性プレイヤーで嫌な予感がしていましたが、案の定【赤単】。しかも、《ボーマットの急使》や《魔術師の稲妻》まで入ったゴリゴリのアグロ。1本目は押し切られるも、2、3本目はリソース勝負に持ち込んで勝ち。

R4 青赤ハサミ ✕✕

《ボーマットの急使》《アーティファクトの魂込め》《幽霊火の刃》のドブん貰って負け。2本目も特に何も無くボコボコ。

R5 5c二ヴ・ミゼット ✕〇〇

ついに二ヴと対面。1本目は概ね不利なので落とすのは予定通り。2本目以降はカウンターを構え続けるクロックパーミッションプランが突き刺さり、最後は《英雄的介入》叩きつけて勝ち。

R6 黒単アグロ 〇✕〇

またも女性プレイヤー。向こうよりデカいクロックを並べ続けて勝ち。

R7 死の国ロータス ✕✕

勝てば2日目の確定するラウンド。1本目は無理ゲーなので落とし、サイド後のクロックパーミッションプランで勝利を狙う。2本目の勝負所で択を間違えてしまうというミスを犯し、そのまま負け。3GP連続でバブルマッチへ。

R8 5c二ヴ・ミゼット ✕〇〇

前回のGPの悪夢が過ぎる中始まったR8。1本目を落とし、勝負のサイドボードへ。2本目を順調に取り返す。運命の3本目は《金のガチョウ》に卵を産み続けられる展開。こちらは思うように動けず耐え続けるのみ。しかし、向こうもカウンターを気にしてか、大きなアクションは取ってこない。1度《二ヴ・ミゼット再誕》を打ち消し勝負に出る。出来事から《恋煩いの野獣》を2体追加し、《不屈の神ロナス》でアタック。ガチョウ一体にチャンプブロックされこれでエンド。返しに《破滅の刻》を打たれるが《霊気の疾風》でデッキトップに戻す。次のターン、《恋煩いの野獣》2体、《不屈の神ロナス》、人間トークン2体でフルアタック。ロナスはガチョウでチャンプされるも、人間トークンに+2/+0修正を与え、残りライフ5点。エンドに食物トークンを起動して3点ゲインされる。次ターン、相手はトップに積んだ《破滅の刻》をキャストする。こちらの手札はさっき引いた1枚のみ。残り2枚の土地を寝かせ、手札のカードを叩きつける。

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《軽蔑的な一撃》

これのキャストを見届けると、僕は勢いよく突き出された右手を強く握り返した。

GP横浜2019以来の2日目進出!!めちゃくちゃ嬉しかった!しばた、Senちゃん、こけめんさん、もげろさん、ちゃめさんと続々2日目を決める。

しかし、初日はまだ終わらない。R9のマッチングが発表され席に向かう。

R9 赤単 〇✕✕

横浜の時はトスされたので、初めてR9を戦うことになる。1本目は2ターン目《鉄葉のチャンピオン》を立て、《厚かましい借り手》で道をこじ開けて勝ち。2本目は向こうにブン回られ負け。3本目、疲れから致命的なミスを犯す。《ゴブリンの鎖回し》《朱地洞の族長、トーブラン》のアタックにブロックを考える。この時自分のライフと相手のライフを見間違え、《恋煩いの野獣》をトーブランのブロックに回してしまう。トーブランに《エンバレスの宝剣》が付けられ、大ピンチに。何とか体勢を立て直そうとするも、《栄光をもたらすもの》が降ってきて負け。

初日最終成績6-3で2日目へ。

Senちゃんも2日目進出ということで、みんなで牛たんでお祝い。

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めっちゃ美味かった。

6-3なのでプレイヤーズツアーの権利はありませんが、横浜超えとマネーフィニッシュ目指して頑張ります!

GP名古屋 2.2
2日目
10.赤白フェザー ✕〇✕
11.緑t黒ストンピィ 〇〇
12.赤緑カンパニー 〇〇
13.5c二ヴwith創案の火 ✕〇〇
14.青白ナーセットコンボ ✕〇〇
15.青黒インバーター ✕〇✕

R10 赤白フェザー ✕✕

赤いアグレッシブなデッキなのに、1マナで《鉄葉のチャンピオン》落としてくるの納得いかない。ここまで不利だとは思わなかった。いきなり崖。

R11 緑t黒ストンピィ 〇〇

ついに踏んだ同型。向こうは《グレートヘンジ》使うタイプでした。2ゲームで2回《集合した中隊》から《恋煩いの野獣》2体出して勝ち。

R12 赤緑カンパニー 〇〇

再び同型対決。向こうがマナクリーチャーばかり並べてる所にチャンピオンや野獣並べて勝ち。こっちのアタック時に6マナから《エンバレスの宝剣》出された時はビックリした。

R13 5c二ヴ・ミゼットwith創案の火 ✕〇〇

《創案の火》《奇怪な具現》の入った珍しいタイプ。1本目は不利マッチな上に、《奇怪な具現》から《スカラベの神》とか出されて負け。2、3本目は事故+カウンターで勝ち。

9勝目に到達し、目標の1つだった横浜越えが出来ました。

R14 青白ナーセットコンボ ✕〇〇

1本目は普通にコントロールされて負け。2本目は《集合した中隊》が綺麗に決まり、最後は相手の事故で勝ち。

《1日のやり直し》が入っておらず、《暗記+記憶》と《覆いを割く者、ナーセット》のコンボと《副陽の接近》が勝ち筋だそうです。

10勝目達成したのでFractional Invitenの10%を獲得しました。

R15 青黒インバーター ✕〇✕

マネーフィニッシュラインギリギリで留まり続け、ついに迎えた最終戦。GPで初めて知ってる人を踏むことに。

1本目は無理ゲーで、2本目はパーミッションが綺麗に決まり、勝負は3本目へ。

互いに構えた合う中、《翡翠光のレインジャー》をキャスト。土地2枚を獲得し、クロックを刻む。しかし、相手も《タッサの信託者》をキャストしてこっちのレインジャーを止める。土地ばかり引く中、ついに《集合した中隊》にたどり着く。相手のエンドにキャストし、これが通る。祈りを込めて6枚見ると、そこに居たのは2体のエルフ……。さらにトップから《翡翠光のレインジャー》を引き、そのままキャスト。しかし、+1カウンターが乗ることはなく、足止めを食らう。次ターン、《不屈の神ロナス》のキャストに成功して相手に制限時間を叩きつける。ハンデスカードを引けない中、《真実を覆すもの》をキャスト。これは《軽蔑的な一撃》に阻まれるも、もう一体がキャストされる。こちらのデッキに、ここから覆す手段は無く、次のターンコンボが決まるのを見届けて右手を差し出した。

初日6-3、2日目4-2、最終成績10-5の141位でフィニッシュとなりました。

4.構築について

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koromon謹製の【シミックカンパニー】。基本的に自由枠は4枠で、そこに何を入れるかで悩みました。

《頑固な否認》2枚

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1マナで打てる軽量カウンター。パワー4以上のクリーチャーの多いデッキですので、獰猛達成も非常にしやすく、実質1マナの《否認》でした。ここの2枚は一応自由枠ですが、ほぼ固定でいいのでは?と思います。

《探索する獣》1枚

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『エルドレインの王権』で登場した強力な緑のクリーチャー。4マナなので《集合した中隊》からは出ませんが、詰めれるカードであり、プレインズウォーカーにプレッシャーの与えられるいいカードでした。

《影槍》1枚

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同型やアグロを見て採用しました。意外とチャンプブロックを許してしまうクリーチャーが多いので、トランプルがめちゃくちゃ役に立ちました。

《軽蔑的な一撃》4枚

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【5c二ヴ・ミゼット】と【青黒インバーター】をみて、フル搭載。サイドボードで1番強かったカードだと思います。

《英雄的介入》2枚

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【5c二ヴ・ミゼット】と【青白コントロール】用に採用しました。悩んだ部分でしたがこのカードのおかげで取れてるゲームがあるので、入れ続けると思います。

《霊気圏の収集艇》1枚

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サイドインこそしたものの、引くことも無く、唯一使わなかったカードだと思います。次使う時は、別のカードに変えそうです。

5.最後に

無事に目標だった2日目進出と横浜超えを達成出来てほっとしています。惜しくもマネーフィニッシュは次回以降に持ち越しとなりましたが、目標達成出来るよう練習していきたいと思います。

デッキに関しては、選んで正解だったと思います。ブン回りあり、構えるプランありと、モダンの【青赤フェニックス】のようでした。僕自身のプレイスタイルにあったいいデッキです。対戦した人達からいいデッキだと褒められることも多く、教えてくれたkoromonには感謝しかありません。

レシピを教えてくれたkoromon、カードを貸してくれたSenちゃん、ホントありがとうございます。

次何を書くかは未定ですが、またお付き合い下さればと思います。また次の記事でお会いしましょう。

6.おまけ

色んなことが噛み合い、YouTuberトモハッピーさんこと、齋藤友晴さん(@TomoharuSaito )とご一緒にドラフトさせて頂く機会に巡りあえました。

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(掲載許可は頂いております)

待ち時間の間もずっとお話させて頂きました。対戦することは叶いませんでしたが、すごく楽しい時間を過ごさせて頂きありがとうございます。他のドラフト参加者の方もありがとうございます。

サインして頂いた《ラノワールのエルフ》、大切に使っていきます。またGP会場等でお会い出来ることを楽しみにしていきます。ありがとうございました!!

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