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初心者の方へーMTGフォーマット紹介ー

YPの方はこんにちは、MTGプレイヤーの方は初めまして。Pitaと申します。

今回は、マジック・ザ・ギャザリングの各フォーマットについて書いていこうと思います。


1.最初に

周りから

「どれから始めたらいいのか分からない」
「興味はあるけど、カード高いしなぁ……」
「やりたいけど、環境追いかけれるほど時間がない」

等の声をよく聞くので、各フォーマットについての簡単な紹介と必要経費を書いていきます。必要経費については僕目線なので、実際よりいくらかバラつきがあるかもしれません。その辺りは参考程度に捉えて頂ければと思います。


2.各フォーマットの紹介

・スタンダード

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始めやすや:◎
イベントの豊富さ:◎
初期費用:1万弱〜6万程(2019年11月現在)

直近2年以内に発売されたエキスパンションのカードを使用出来るフォーマットです。常に5〜8つのエキスパンションのカードプールから構成されています。毎年10月にローテーションがあり、その度に古い順に4つがスタンダードから落ちる事となります。全フォーマット中、最もカードプールが狭いので新規参入しやすいフォーマットです。

フライデーナイトマジック(以下FNM)をはじめ、最も公認イベントの多いフォーマットです。グランプリ(以下GP)はもちろん、ミシックチャンピオンシップ(以下MC)や世界選手権でも採用されるフォーマットです。マジック・ザ・ギャザリングアリーナ(以下MTGA)の普及もあり、もっとも親しみやすいフォーマットとなっています。

しかし始めやすさや親しみやすさとは裏腹に、新エキスパンションが出る事に環境を追い続けなければならず、初期費用こそそれほどかかりませんが、追加で投資し続けなければなりません。なので、長期的に見ると1番お金のかかるフォーマットかもしれません。ガッツリ競技としてMTGをやっていきたい人には避けては通れないフォーマットです。


・モダン

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始めやすや:〇
イベントの豊富さ:〇
初期費用:3万弱〜20万弱(2019年11月現在)

2003年7月以降に発売されたほとんどのカード使用出来るフォーマット。(エキスパンションとしては『第8版』『ミラディン』以降の通常エキスパンションと『モダンホライゾン』シリーズ)をスタンダードと違いローテーションがありません。カードの単価がスタンダードのものより高く参入しにくいが、1度揃えてしまえばそのデッキでずっと遊べます。普段カードやってる時間があまり取れない人や、別のゲームと兼任したい人にオススメです。

FNMをモダンフォーマットで行っている店舗もありますが、公認イベントはそこまで多くないです。が、GPやMCでも採用されるフォーマットです。


・レガシー

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始めやすや:✕
イベントの豊富さ:△
初期費用:5万前後〜50万程(2019年11月現在)

ヴィンテージと並び、エターナルと呼ばれるフォーマットです。モダンでは使用出来ない統率者セット等の特殊エキスパンションを含めて、全てのエキスパンションのカードが使用出来ます。そのため再録禁止カードも使用でき、参入するまでのハードルが非常に高いフォーマットとなっています。

その分強力なカードが使えるのも事実です。ド派手なコンボや地道なクロックパーミッション等、モダン以上に豊富で爽快です。僕はクロックパーミッションしか使っていませんが、パワー2や3のクリーチャー1体で20点削りきった時はめちゃくちゃ気持ちいいです。

イベントについては、GPのメインフォーマットに指定されることもあります。関西では月1回程の頻度でレガシーの大会が開催されています。

再録禁止カードは値段が下がりにくいですし、投資目的の人にもオススメ出来るフォーマットとなっています。


・ヴィンテージ

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始めやすや:✕✕✕
イベントの豊富さ:✕
初期費用:80万程〜(2019年11月現在)

究極のフォーマット。こちらもレガシーと同じく全てのエキスパンションが使用出来ます。他のフォーマットとの大きな違いは、禁止カードが存在せず、制限カードがあるということです。(厳密には禁止カードはあります。)どんなカードも最低1枚は使えるフォーマットですので、MTGでもっとも有名な《Black Lotus》を筆頭にパワー9(※)の全てが使用出来ます。そのため参入難易度はレガシーとは比べ物にならないくらい高くなっています。一般人が簡単に手の出せるフォーマットでは無いと思っています。

参入難易度の高さからGPのメインフォーマットに選ばれることはありません。ショップ等でもヴィンテージのイベントが行われることはあまりありません。なので、GPのサブイベント等でヴィンテージが行われると、結構人が集まったりします。

非常に参戦しにくいフォーマットですが、《Black Lotus》を使ってみたい人はやってみてはいかがでしょうか?

(※パワー9  MTGの黎明期に存在した、あまりに強力な力を持った9枚のカードの総称)


・リミテッド

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始めやすや:◎◎
イベントの豊富さ:〇
初期費用:3パック〜

自分でカードを用意する必要のないフォーマット。その場でパックを購入、又は配布されるため、ルールさえ覚えていれば手ぶらで参加出来ます。

6パックを開けてそこからデッキを作る「シールド」、1人3パックを4人〜8人で回す「ドラフト」があります。(公式イベントの時は8人で行います。)

GPのメインフォーマットになることもあります。普段リミテッドを行う店は多くありませんが、新弾発売日一週間前にあるプレリリースはシールド戦で行われるので、触れる機会はそれなりにあると思います。

デッキ構築、細かいプレイング等、MTGの上手さがモロに出ます。なので、ひたすら練習のいるフォーマットとなっています。


・パイオニア

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始めやすや:△〜〇
イベントの豊富さ:△〜〇
初期費用:???

10月21日に発表された新フォーマット。2012年10月に発売された『ラヴニカへの回帰』以降のエキスパンションが使用出来ます。ローテーションもありませんし、モダンよりも狭いカードプールになっているため、かなり参戦しやすいのではないでしょうか。

ただ、公式も未だ手探りなため、一週間事に禁止カードが出る状態です。年内はこの状況が続くのでそれまでは参入しにくいですが、年明け以降は環境、相場共に安定すると思います。やってみたい方はそれ以降にすることをオススメします。

パイオニアは各地で爆発的な人気を誇っています。そのためショップでは、次々とイベントが成立しています。2020年1月31日〜2月2日にはパイオニアフォーマットのGP名古屋が開催される事もあり、現在最も熱いフォーマットであることは間違いありません。


3.最後に

いかがだったでしょうか?ぶっちゃけ、スタンダードのデッキでレガシーやヴィンテージをする事は出来ます。しかし、それではあまりにもカードパワーに差があるためオススメしません。適正なデッキを組んで遊ぶ事が1番楽しく遊べると思います。初期費用についてはその辺りを考慮し、主要デッキを組むのにいくらかかるのかを基準に書いております。

出来る限り分かりやすく書いてみましたが、文章力がないため分かりにくい部分があると思います。そこは御容赦下さい。

僕の記事を読んで少しでも興味の出た方、ティーチングキャラバンや初心者講習会に行ってみたり、MTGAを始めてもらえると、記事を書いた甲斐があります。是非一度、MTGに触れてみて下さい。宜しくお願いします。

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