YPの方はこんにちは、MTGプレイヤーの方は初めまして。Pitaと申します。

今回はチャンピオンズカップ予選のレポートを書いていきたいと思います。

1.デッキ選択

カードプール的な選択肢としては、

・環境トップの【BR Midrange】
・なんだかんだ1番使い慣れている【UG Company】
・【BR】に有利（だと思っている）【Human】

の三択でした。BRはミラーマッチを勝てる自信が無く、【Human】も他の【Company】デッキに不利と聞いたので、もっとも使い慣れている【UG Company】を使うことに。

2.ソフトハウスアルゴ（店舗予選）

思いの外、【BR】がキツくデッキ選択を見直すことに。【Phoenix】に勝てたのも相当奇跡だし……。【BR】多く当たる想定で【4c Human】へと変更し次の店舗予選へ。

3.パピー弥富店（店舗予選）

うーん……。《英雄の送り火》を採用した構築で挑んだのですが、そもそもの生け贄用クリーチャーを用意出来なかったりして使い勝手としてはイマイチでした。《光輝王の野心家》を採用したアグロ寄りにした方が良さそうと聞いたので、次使う時はその構築にしようと思います。

この後、【WBG Parhelion】のパーツが届き選択肢が増えることに。

4.すまいるキング安城店（店舗予選）

【WBG Parhelion】にデッキを変更して挑戦。3ラウンド目まで天使どころか、猫トークンすら出せない下振れで落ち込みました。SEの目が無くなった途端にブン回り始めキレました。

ただ感触は悪くなかったので、プレミアム予選はこれで挑むことに。

5.ドラゴンスター日本橋3号店（プレミアム予選）

またしても開幕2戦で1度もトークン出せず。そろそろこのペットボトルロケットとお別れするかと思いましたが、他のプレミアム予選や店舗予選で結構TOP8に残ってたりしていたので、まだ使い続けることに。

弱かった部分を変更して、次の店舗予選へ。

6.晴れる屋TC大阪（店舗予選）

まさかの86人というとんでもない人数の店舗予選。多いとは思ってたけど、まさかこれほどとは……。

《脂牙》をハンデスで落とされた上からもう一度引いてくるゲームが何度も発生し、身内から大ブーイングをもらうくらいでした。

店舗予選は抜けれたのでもう出ないつもりでしたが、三ノ宮のプレミアム予選に出れることになったので急遽参加することにしました。

7.ドラゴンスター神戸三ノ宮（プレミアム予選）

TC大阪の店舗予選に続き、化け物のような引きが継続してました。勢いはあったのでワンチャンあるかと思いましたが、最後ワンミスが祟って負けてしまいました。悔しい……。

構築はTC大阪の時と全く一緒です。

8.構築について

すまいるキングの店舗予選からドラゴンスター神戸三ノ宮でのプレミアム予選まで使用した【WBG Parhelion】について書いていこうと思います。

【Parhelion】系のデッキは、ネオ神河で登場した《大牙勢団の団長、脂牙》の能力で《パルヘリオンⅡ》を釣り上げて勝つというデッキです。
環境初期は【WBR】と【WUB】のタイプが多くいましたが、それほど結果を残すことなく消えていきました。
その後登場したのが緑を入れて墓地肥やしをしやすくした【WBG】型です。《サテュロスの道探し》《忌まわしい回収》《ウィザーブルームの命令》で高速で《パルヘリオンⅡ》を墓地へと落とすことが出来ます。上記のタイプでは謀議や血トークンで手札から捨てる事がメインとなり、デッキから落とす手段は《縫い師への供給者》ぐらいです。そのため、コンボ達成の速度が圧倒的に違います。
また、《エシカの戦車》によるサブプランも強力で、《パルヘリオン》が落ちなくても盤面を形成出来ます。

すまいるキングで使用した構築です。おそらくもっともベーシックな形だと思います。サイドの《タシグル》がなかなかいい働きをしてくれました。これ以降の構築では枠の都合もあって採用出来ませんでしたが、可能なら1枚は入れたいカードです。

ドラゴンスター日本橋3号店のプレミアム予選で使用した構築です。すまいるキングでの予選が終わった後に、リストを調べていてたどり着きました。

《ウルヴェンワルド横断》

間接的な《脂牙》の枚数の増加、土地の安定と使っててかなり良いカードでした。

《朽ちゆくレギサウルス》

《パルヘリオン》を捨てつつ、7点のクロックを刻み続けられる《レギサウルス》はかなり噛み合ってると思い採用しましたが、継続的なディスカードがキツすぎてクビになりました。

《突然の衰微》

参考にしたリストがメインに1枚採用していたので試してみましたが、イマイチでした。メインは墓地肥やしの出来る《ウィザーブルームの命令》で良かったです。

TC大阪、ドラゴンスター神戸三ノ宮で使用した構築です。《レギサウルス》を《ラフィーンの密通者》に戻しました。ビートダウンプランの時の打点は大きく下がってしまいましたが、デメリットを解消しつつデッキを掘れるので密通者に戻して良かったです。

次からは採用カードの解説をしていきます。

《大牙勢団の団長、脂牙》
《パルヘリオンⅡ》
《エシカの戦車》
各4枚

コンボのメイン部分です。減らす理由が無いです。《パルヘリオン》を1枚、《スカイソブリン》にしようか迷いましたが、デッキの分布がバラけているので《スカイソブリン》を強く使えない可能性があるのと、《スカイソブリン》では釣り上げてもすぐに勝利まで繋がらないと考えたので、メインはコンボ全振りの4枚になりました。

《縫い師への供給者》
《サテュロスの道探し》
《ウィザーブルームの命令》
《忌まわしい回収》
各4枚

墓地肥やし組。こちらも減らす理由が無いので、全部4枚です。《命令》1枚減らして《未練残り》を3枚にしようかと思いましたが、《命令》の使い勝手がめちゃくちゃ良かったので4枚にしました。

《思考囲い》
4枚

万能ハンデス呪文。安定してコンボを決めたいので、こちらも4枚です。

《ラフィーンの密通者》
3枚

手札から捨てる要因。枠の関係もあるんですが、1度釣ればほぼ勝てるのでそこまで積極的に落とす必要も無いと感じたので3枚になってます。

《未練残り》
2枚

フラッシュバック付きのリアニメイト呪文。単体では腐りがちなのと枠の都合で2枚となりました。正直もう1枚欲しいです。

《ウルヴェンワルド横断》
2枚

条件付きサーチ呪文。ライブラリーを削るカードは非常に多いので昂揚の条件達成はそこまで難しくありません。デッキ内のクリーチャーの水増しと考えています。
また、4枚目の土地をサーチしてきて《戦車》を出すパターンも何度かあったので、入れてよかったカードです。

《秘密の中庭》
《花盛りの湿地》
《寺院の庭》
各4枚

《草むした墓》
3枚

《神無き祭殿》
1枚

《闇孔の小道》
2枚

《見捨てられたぬかるみ、竹沼》
《沼》
各1枚

マナベースのカードです。ここは完コピなので特に考えてないです。

《森》
1枚

《ウルヴェンワルド》採用につき、採用となりました。サーチする分には《平地》の方が良いんですが、《平地》は素引きした時めちゃくちゃ弱いですし、《森》なら《森》＋《ウルヴェンワルド》でキープ出来たりするので《森》を採用しました。

《致命的な一押し》
4枚

黒の軽量除去。アグロデッキに押し込まれてりするので、4枚採用してます。

《強迫》
3枚

汎用性の高いハンデス呪文。元々4枚入れていたのですが、コントロールがそこまで多くないと踏んで、1枚減らしました。

《墓地の侵入者》
2枚

墓地対策兼ビートプラン用カード。ミラー等の墓地を利用するデッキはもちろん、【BR】相手にも入れます。

《突然の衰微》
3枚

打ち消されない除去呪文。環境で採用されてる墓地対策カードはこれと《命令》でほぼ割れるので、ほとんどの相手に入れます。

《未認可霊柩車》
2枚

墓地対策カード。《侵入者》同様、墓地を利用するデッキ相手全般に入れます。また、《脂牙》で釣り上げてこれるのでデッキ自体とシナジーしてます。

《領事の旗艦、スカイソブリン》
1枚

除去性能を持った機体。5/6/5の飛行持ちと優秀なスタッツに加え、クリーチャーかプレインズウォーカーに3点ダメージを与える能力が対クリーチャーデッキに対して有効に働いてくれます。【BR】や【Human】等のクリーチャーデッキ全般に対して入れます。

9.最後に

【WBG Parhelion】から何度も変えようと思いましたが、諦めずに使い続けて良かったです。コンボデッキながら、色々な大会で結果を残している所を見ると改めてデッキパワーの高さを感じます。

仕事の都合上、プレミアム予選にはもう出れないので次は9月のエリア予選に向けて調整していきます。そして、11月のチャンピオンズカップファイナルに出れるよう頑張っていきます。

また次の記事でお会いしましょう。