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海外でデザイナーをするといくら稼げる?トロントデザイナー年収情報(2019年)

カナダはトロントで、シニア・サービスデザイナーをしています。Pitomieです。

Design Xというトロントのデザインコミュニティが、トロントベースのデザイナー463名以上の給料を集計した情報を発表したので紹介します!(実は私もサーベイに協力したので、統計データの内のひとりです。笑)

回答者のタイトルは多い順に、
1. Product Designer
2. UI/UX Designer
3. Interaction Designer
4. Experience Designer

ProductとUI/UXが9割を占める結果に。デザイナーの集計とは言ってもグラフィックデザイナー、Webデザイナーという名前がなくなっていっているのがまさに今時という感じです。

トロントのデザイナー平均年収ってどのくらい?

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さて気になる平均年収は、
Art Director:$85k-$90k (約730万円)
Graphic Designer:$55k-$60k(約480万円)
UX Researcher:$65k-$70k(約560万円)
UX/UI Designer:$63k-$65k(約535万円)
Service Designer:$68k-$72k(約585万円)

為替はここ2年の平均(1円=0.012ドル/1ドル=83円)で計算しています。現地でドルで稼いで生活する分には、1ドル90〜100円程度の感覚なので、上記の円表示よりちょっと多めに考えてもらうとちょうどいいかと。

やはり、トロントはカナダ最大の都市なのでカナダ全国で見るより多めです。

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また、日本のデザイナー&ディレクター平均年収(Doda, 2018年)より総じて高いのも印象的。(※日本全国の平均値なので、東京など都市部では増えると考えられます。)

年収は経験年数に比例する

全体的には年収がおおよそ$50,100〜$102,000に収まるデザイナーが多く、この額は経験に比例します。

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デザイナー駆け出し2年目までの平均年収が$59k(約490万円)
中堅5〜7年目で$77k(約640万円)
10年以上で$102k(約850万円)

駆け出しの頃はたしかにそんなもんだなーという感じですが、10年目以上は私の周り=サービスデザイン、UXデザインではもっと高いです。このくらいになると、リーダーシップロール(マネジャー、ディレクター以上)かどうかで幅が出てくるのであくまで平均はこのくらいということですね。と、言うのは…

経験年数×タイトルによる年収の違い

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シニアデザイナーとディレクターでは同じ5〜7年目でも約100万円の差7〜10年目の場合約170万円の差がつきます。

ただし、リーダーシップロールになると人やお金の管理が主になってくるので、「年収は少なめでもデザインクラフトをメインでやっていたい」という人はデザイナー向きです。

中堅でデザインと人の管理が半々ぐらいの役周りでも、やり方次第では1000万円を超えられますけどね。そのためにはスキル・経験・仕事内容を吟味して方向性を考える必要があります。

北米は経験重視採用のため、最初の仕事を得るのが大変。ただし、そこをクリアして経験を積んでしまえば1〜2年単位で数百万円アップしていくことが可能なので、夢のある世界だなーと個人的には思います!

逆に、待っているだけでエレベーター式にはなかなか上がらないので、実績を積むことやそれをアピールするのが苦手な人には向きません。

海外移住を考えている人は、参考にしてください。

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