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雇用主に「働きながら修士号」のスポンサーになってもらった方法と交渉ポイント

トロントでシニア・サービスデザイナーをしています、Pitomieです。会社といろいろ交渉をした結果、働きながらアイルランドの大学院で修士号を取ることになった話を以前しました。うちの会社でも前代未聞で「どうやったの?」と聞かれるので、今日はそんな過程の話を。

ものすごく簡潔にいうと、どうやったら自分のやりたいことをやりたいようにやれるか?を考えて、その後色んな人とめっちゃ話しました

はじめに:どうやったら自分のやりたいことをやりたいようにやれるか?

前の記事で書いたように、私がトロントで卒業したデザインスクールがアイルランドの大学院と提携し、最終タームの修士論文プロジェクトを完成させれば、修士号が取れることになりました。こりゃおいしい!

ってことでどうやったら自分にとってよりよいかたちで行けるか、考えました。

北米では、社会人をしばらくしてから大学院に戻ってさらに勉強し、スキルや経験の幅を広げるというのはごく普通。同僚でも、30代や40代で大学院に行った人たちがいます。が、この場合、ふつうは休職したり仕事を辞めて行くんですよね。

私はというと、
・今の会社は好きだし、辞めるのはおしい
・なるべくキャリアに穴を開けたくない
・勉強している間も収入がほしい

という貪欲な性格なので、

卒論プロジェクトだけだから4〜5ヶ月だし、働きながら行かせてくれへんかな?

会社をプロジェクトのクライアントにすることで、働きながら行かせてもらえるかも

と考え、とりあえずは会社と話してみることにしました。

いろんな人とめっちゃ話した

ステップとしては、こんな感じでした。

①直属の上司に相談
②人事に相談
③同僚とプロジェクト内容をブレスト
⑤大ボスに報告
④COO(副社長)にプレゼン
⑤人事と契約書の内容を詰める
⑥COO(副社長)に再プレゼン
→OK!

まずは①直属の上司に:
・会社をクライアントにプロジェクトを起こす代わりにフルタイム雇用を継続し、給料も今まで通りほしい
・週2〜3は、午後3時に帰ってもいいなどの対処をしてほしい
という希望を話した上で、誰とどういう風に話を進めればいいかな?と相談。

すると、

週の内この日とこの日(例:月曜・水曜)はプロジェクトに取り組む日にさせてくれ、という風に交渉してみた方がいいんじゃない?そうじゃないと無理して倒れるかもよ」という、驚きの逆提案を受けました。

その後、簡単な資料を作成して②人事へ。
・前例がないからYESともNOとも言えない
・最終的な決定権があるのはCOO。私からこういう話が出ていると伝えておくから、ミーティングを設定して話してみて
と言われ、COOに会うことに。

その間、③同僚に相談してプロジェクトテーマをいくつか一緒にブレストしてもらい、ピッチ資料を作成。

④大ボス(Vice President)にも「こういうこと考えていて、今度COOにプレゼンします」と報告。この時感動したのが、私が修士号取得を考えている、という話をし始めた時に一旦止められて、「え、何?」と思ったら「Can I tell you I'm excited for you?」と満面の笑顔で言われたこと。すごいリーダーシップだ。

その後、⑤COO(副社長)にプレゼン。彼がCEOと話して口頭OK→人事と契約書作成→COOと私がサインして実現するはこびとなりました。

交渉ポイント

弊社で前代未聞のこのワガママ提案の交渉ポイントは、

・私だけでなく会社が受けられるメリットを具体的に提示した
・私がプロジェクトに取り組むことでかかる組織へのコストをこちらから提示した

つまり、「私のコンサル料 x 時間(週2回x8時間) x 期間」で、会社として投資する額はウン百万円です。その代わりにこういう結果が得られます。という提案をしたのでした。

雇い主にワガママ提案したいことがある人は、参考にしてください!

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Pitomie@サービスデザイン

カナダ、トロントのシニア・サービスデザイナー。広告業界→Institute without Boundariesのデザイン戦略プログラム留学→現地就職、移住。ブログ:http://pitomie-chch.blogspot.jp/
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