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esaに絵文字を追加するCLIツール「wataridori」をリリースしました👏

久々のnoteです。今日はツールを作ったのでその紹介をさせてください。

Pittan / wataridori - GitHub
wataridori (わたりどり) というCLIツールです。

esa というWebサービス上のカスタム絵文字をターミナルからサクサクっとアップロードできます。 

esaとは?

アートボード – 7

esaは「情報を育てる」という視点で作られた、自律的なチームのための情報共有サービス (https://esa.io/ より引用)

です。markdown 形式でドキュメントを書いて、チームで共有することができるWebサービスです。つい最近、ドキュメントの同時編集にも対応しました(ベータ版)。

カスタム絵文字

iOS / Androidでおなじみの絵文字の他に、好きな画像を絵文字として使うことができる機能です。SlackやDiscordをお使いの方であれば、ガンガンカスタム絵文字を活用されていることと思います。

スクリーンショット 2019-09-29 23.34.32

これと同じものをesaでも使いたい!と思って、早速Slackから絵文字を落としてきものの、数が500個を超えていて、手作業では無理…。ということでツールを作りました 🙌

使う準備

インストールするには npm が必要です。

$ npm install -g @pittankopta/wataridori

で入れることができます。インストールせずに使うには

$ npx @pittankopta/wataridori

でもOKです。
また、esaの設定画面からアクセストークンを発行する必要があります。

注意

ぼくの実装不足により、以下の制限があります。
PNGファイル以外は対応しておりません。

esaの制約により、以下の制限があります。
日本語ファイル名は対応していません。
APNGファイルは対応していません。

一枚だけ絵文字を追加する

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画像一枚だけを上げるには、

$ wataridori shinchoku.png -t xxx -a xxxxxxxxxxxxx

を実行してください。(-t はチーム名を、 -a はアクセストークンを指定するオプションです)

フォルダごと絵文字を追加する

アートボード – 2

SlackやDiscordからまとめて絵文字を落としてきたものを一括してesaに追加したい場合はこの方法が使えます。

$ wataridori emojis/ -t xxx -a xxxxxxxxxxxxx

を実行してください。(-t はチーム名を、 -a はアクセストークンを指定するオプションです)

ドライ実行する(追加はせずに挙動だけ確認する)

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実行する前にどんな動きを確認したい場合は --dry とつけて実行することができます。このときはAPIとの通信を行いません。

【上級者向け】環境変数を使う

アートボード – 5

定期的に実行したい場合や、CIから実行する場合など、環境変数を使うこともできます。

ESA_TEAM_NAME (https://xxxx.esa.io の xxxx 部分)
ESA_TOKEN (発行したアクセストークン)

を使ってください。

【上級者向け】追加が完了したファイルを削除する

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追加が完了した絵文字ファイルをいつまでも手元に残したくない!という場合は、完了したものを削除するオプションを有効にしてください。

--delete-succeeded-files

です。

まとめ

久しぶりにCLIツールを作りました。めちゃめちゃ楽しい。
要望があれば Issue に書いてもらえれば、可能な範囲で対応してみようと思います 🙋‍♀️

作ったツールを定期的に実行すれば、Slackだけに絵文字を追加しても、自動的にesaでも使えるようになりますね。Slackから画像を落としてきて、差分を取って…とか大変そうですが、それはまた別ツールで…。


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