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ドット絵を毎日書き続けるための習慣化マニュアル(スタートアップ編)

おはようございます。暑い日より寒い日が苦手になってきた、基礎代謝が落ちてきたpixelflagです。
今回は珍しく役に立ちそうな記事です。

自分が去年、ドット絵を1年間365日毎日描くというチャレンジで実践した方法をまとめてみようと思います。いろいろな心理学の本や動画で得た知識や、実践で試行錯誤して得たものです。

今回は、立ち上げ時にやったことをまとめます。一度軌道にのるとまた違った課題が見えてくるので、またそれは別途まとめます。

まず初めに

習慣化は描くためのスイッチを入れる作業だと思ってください。

良い絵を完成させることは二の次です。くれぐれも毎日続けることはスイッチを入れることであることを忘れずに

最初は、スイッチを入れるまでの行動を細かく細かく設定していきます。ドット絵を描く場合はこうです。描くテーマはまだいりません。

1.椅子に座る。
2.パソコン立ち上げる。
3.おもむろにツールを立ち上げる。
4.新規ファイルを作る。
5.ペンを握る。
6.〇を描いて、目を描いて、口を描く。
7.ファイルを001と番号をふって保存。
8.ツールを終了。お疲れさまでした。

自分が、直後に行動することを、驚くほど細かくイメージします。
雑な顔が出来上がりましたか?これでOKです。あなたは、絵を描くスイッチを入れることができました

テーマを先に考えようとすると、そこで手が止まります。だから最初はいらないです。まずはスイッチを入れるループを作ることを目的としてください。気持ちいい絵を描かなくてよいです。

1ループできるようになったら

習慣化の1ループを2,3日続けられましたか?1日に2,3回やってもいいですよ。最初のループが考えなくても回るようになっているのなら、習慣化はうまく進んでいます。物足りなく感じたら、次の課題を付け加えましょう。

自分の描きたい衝動を待つ

自発的になにか、もっとこうしたいと思い浮かぶまで、簡単なループを繰り返してください。あなたがどうしたいかモチベーションがわいてくることが重要です。

この時、本当に簡単なものにしてください。必ず達成できる物。たとえば、丸を肌色で塗ってもっと顔っぽくする。毛を三本つける。などです。ちょっと疲れたり集中力が切れたら、その日は終わりです。

ああしたい、こうしたい、というモチベーションがわいてくるのを待ってください。小さい行動が次の発想を生むことは良くあることです。

ちょっとずつ拡大していきます。多少物足りないほうが、次をやりたくなるのでいいかもしれません。

繰り返しますが、くれぐれもうまく描こうとしないでください。その期待は、失敗したという感情を作ります。多くの場合これで習慣は壊れます。

スイッチが入って、簡単な課題を完了させた。この事実だけに目を向けてください。

手を動かすことになれてきましたか?

順調に進んでいると思ったら次のステップへ進みます。
さあ、もっと大きな成果のためにテーマを設定しましょう。自由に描いてもいいんですが、毎回考えることは意外にしんどく、続かなくなる原因になります。

安定して発展させるためには、意志力をいかに使わないか工夫することが重要です。

意志力とは、そのまま意志の力です。物事を決める、嫌なことに直面した時に考えて決断する力とか、そんな感じのものです。人間、意志力を使うと疲れます。MPが減るみたいな言い方もいいかもしれません。

多くの人は、日々の生活で意志力を消耗しています。なんの服を着ようか、なに食べようか。日常で多くのことを決断しています。仕事の後なんかは意志力はカラッカラになっています。

その状態で、意志力を使うような作業は手が動かないのです。

絵を描くことも多くの意志力を消費します。慣れないときは特にそうです。絵を描くことを習慣化したいときに、意志力が無い状態でも続けることができる状態にすると安定します。

意志力を使わないようにするには

自分が行った工夫はいくつかあります。

考えることは極力省く。描く対象のデザインが決まっているものを借りました。自分の場合はレトロゲーのキャラクターです。これはただ好きだからという理由で決めました。食べ物でもいいです。トマトとかバナナとか。最初は簡単なものがいいですね。

事前に描くもの決めてリスト化しておく。レトゲーのキャラクターを描くと決めて事前にリスト化しました。描く寸前に何を描くか「決める」ことをしないためです。1年というロングスパンで考えなくても1週間でもいいです。このリストは意志力に余裕があるときに作ります。

最低ラインはずっと低く。最悪模写で良しとしました。ポーズや構図を考えることも意志力を使います。余裕がありアレンジの衝動があるときは、いろいろ工夫して描いて、今日はダメだなと思ったときは模写で終わらせます。
極力考えることは避けて完了できるラインを設定します。

たまに簡単な絵も混ぜて、ダメな日はリストから前倒しして選んだり、調子の良い日は手間がかかるものを選択したりしました。

失敗は許す

続けるためには、失敗を許すようにしてください。へたくそな絵でもいいです。目的はうまく描くことではなく、習慣にすること。描くスイッチを毎日入れることであることを忘れないようにしてください。

続ければ勝手にうまくなり、今日した失敗は消えていきます。意志力が十分あるときに、改善の方法を考えてみてください。

頭は疲れることを忘れずに

人間、頭が疲れることを忘れないでください。疲れると机に向かっていても手が動かなくなります。こうなると回復を待つしかありません。
根性とか、やる気の問題として自分を責めても解決できる問題ではないと、私は考えています。

時間を作る努力をする

これが一番困難ですが、がんばって決めてください。私はゲームをする時間にさようならしました。作る側になりたいという決心をしたからです。それだけ多くの時間を確保できました。

嘘をつきました。正しくは大きく減らしました。

それが難しければ、習慣にしたいものを時間を使わないものにするとか、段階的に進めるとかコントロールしてください。(でも毎日にしてください。)

100日間続ける

だいたい、3,4カ月続けると習慣化するといわれています。自分の場合365日でしたが、3か月目くらいでは、すでにだいぶ安定していたと思います。

おわり

今回は参考になることあったでしょうか。私はこれでうまく回るようになりました。皆さんにとっても有効な手段であることを祈っています。

最後までありがとうございました。

何か得るものがありましたら、よろしければ投げ銭をお願いします。
お礼にちょっとしたドット絵を用意しました。テーマは「羽根つき」です。


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