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AKB48を好きになって10年、いま思うこと

私がAKBのことを好きになったのは今から約10年前、中学生の頃でした。

小学生の頃は芸能人に全く興味がなく、高学年になっても毎週ドラえもんを観たり、秘密基地を作って遊んでいる精神年齢低めの子供でした。
そんな私が中学生になり、たまたま付けたテレビにAKBが出ているのを目にし、そのキラキラした姿に衝撃を受け、人生で初めて芸能人を好きになりました。
大島優子さんです。

それからは毎日学校から帰ってくるとYouTubeでMVを観たり、これまでの歌番組やAKBINGOやその他バラエティ、メイキングまで、ネットにある動画は片っ端から観まくりました。それだけでは飽き足らず、コンサートのDVDを買ってもらってずっと観ていました。

人生で初めて自分で買ったCDは中古の「RIVER」でした。
今ではダンボールに在庫を抱えている私ですが笑、あの頃はCD一枚を手にするたびすごく嬉しかったことを思い出します。

そんな毎日を送っていた私は中3になり、クラス替えで仲の良かった友達と離れてしまいました。そのときのクラスが最悪でした。
女子がはっきりとグループに分かれ、そのグループは誰かの悪口を言うことで結束していました。
私はそんな人たちと関わりたいと思うことができず、会話をしなくなり、クラスで孤立するようになりました。

中学でよくある「好きな人同士で組んでください」ってあれなんなんですかね。当然好きな人なんていないので毎回一人だけ取り残されました。休み時間は図書室に篭る典型的なインキャになり、誰とも会話せず1日を終えることすらありました。

そのうち悪口を書いた紙をロッカーに入れられたり、避けられるようになりました。先生から「〇〇さんがあなたの悪口言ってたよ」と世界一いらん報告を受けたときは、学校を辞めたいと思いました。

朝起きると学校に行きたくないストレスから体調が悪くなることすらありましたが、私には絶対に叶えたい夢があったし(今の職業です)、その夢を追いかけるために行きたい高校があったので、推薦を貰うためだけに登校していました。

全然AKBの話出てこないじゃんって思いましたよね。長くなってすみません。今からまた出てきます。

中学生のときってまだ世界が狭くて、学校が全てのように感じた経験はありませんか?私は習い事をしていたけど毎日行くわけではないし、スマホは持っていなくてSNSで繋がる友達もいなかったので、学校での孤立は世界からの孤立でした。そんなとき、私を支えてくれたのがAKBの存在でした。

画面の向こうに広がるAKBの世界はキラキラしていて、メンバーはみんな可愛くて優しくて、夢に向かって走ってて。こんなにしあわせな世界があるんだと希望を貰いました。楽しそうなAKBを観ることが心の支えで、生きがいでした。

楽曲のファンでもありました。
「夕陽を見ているか?」は当時毎日聴いていて、今でも大好きな曲です。世の中の全アーティストを合わせても、この曲が私の好きな歌詞部門第1位です。

今日がどんな一日だったかなんて
帰り道 考えるよね
悲しいことやつらいこともあるさ
楽しいことが勝ち越せばいい

夕陽が沈む空を見ているか
時間が過ぎるその背中は美しいだろう
それなりの今日が終わり
すべてリセットする夜が来るよ

それなりの今日を許してくれて、優しさで包み込んでくれるこの歌詞にあの頃どれだけ救われたか。(秋元康さんありがとう)

私はAKBに支えられたおかげで休まず登校し、納得のいく成績を出して、推薦で第一志望の高校に合格することができました。
高校は同じ夢を持った子や価値観の合う子ばかりで、みんな優しくて楽しくて、本当にしあわせな高校生活でした。

高1で初めて行ったAKBのコンサートは忘れられません。ペンラ振るとかレス貰うとかそんな余裕なんてなくて、その場にいられて生で見られるだけで胸がいっぱいだったなぁ。

そんなピュアだった私も、優子以外にも推しメンができてカプヲタになったり、同じCDを何枚も買って握手会に通ったり、またさらに推しメンが増えて劇場に通ったり、生誕委員をやって横断幕を作ったりメセカを作ったり多いとき週一でイベントに参戦したりAKBのツイートをしまくってフォロワーが3000人を越えたりするわけなんですが…(何があった)
あの頃の気持ちは忘れていないつもりです。

2020年の今、AKBより人気のあるアイドルはたくさんいます。美人しかいないグループ、独特な世界観でファンを魅了するかっこいいグループ、フレッシュで可愛らしいグループ。世間ではその子たちの方が流行りで、AKBの全盛期は終わったと言われてしまっているのが現状です。

でも私にとって、一番元気になれるグループはAKBです。
この10年間、AKBの明るさや一生懸命さやその存在そのものに、どれだけ救われてきたんだろうと思う。

AKBがいい、どんな世界中の美女たちより比べられないくらい…(僕だけのvalue)(突然感情を歌詞で表すヲタクあるある)

最初の推しメンの大島優子さんはとっくに卒業
したし、そのあとも次々と推しメンが卒業して、もう離れようかなと思ったときは正直ありました。
それでも、やっぱり私はAKB48グループを離れることはありませんでした。

AKBにはまだまだ魅力的なメンバーがいるし、つらいとき支えてくれたAKB、人生を変えてくれたAKBのことを好きじゃなくなるわけがなかった。

先日の歌番組のポニーテールとシュシュで、現役メンバーが「〇〇さんの衣装を着ました!」と誇らしげに、嬉しそうにしているのを見て、AKB、いいなぁ。と改めて思いました。

全盛期と呼ばれていた時の、世間のみんなが知っているAKBはいなくても、AKBの魅力そのものは変わっていないと思う。

今のAKBのライバルは昔のAKBだけど、今のAKBをアツくさせるのもまた、昔のAKBなんじゃないかなと思っています。

子供の頃からAKBのことが好きで、AKBに憧れて、AKBであることに誇りを持っているメンバーが作る、2020年のAKBも私は大好きです。 

AKB48のことを好きでいたい、これからもずっと。


熱く語りすぎてしまいました。ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。


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