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私的『出待ち』の捉え方

某所で某芸人さんへの出待ちトラブルの話を小耳に挟んだのと、私自身が出待ちについて最近色々思いを巡らせていたので、気持ちを整理する為にもここらで書いておこうかと。

あくまで私個人の考えですし、同意を求める為でも同士を集う為に書くわけでもないです。
ご了承くださいませ。

私は出待ちはあくまで芸人さんの『厚意のオプション』だと思っています。
ライブで芸人さんが義務として果たさねばならない『仕事』は上演時間内のみ。
いや、細かく言えばその前の告知等も営業の仕事になるのですが、その辺は引っ括めた上でライブ本番にステージ上でトークやネタを披露するまでが芸人さんの『仕事』と捉えています。
チケット代を払って受けられるサービスはそこまで。
お店で代金と引き換えに品物を受け取るのと同じです。

ビジネス的な事を言ってしまえば、それ以外で客に対してサービスをする『義務』はないわけで…
あくまで『厚意』で提供してくださる無償サービスが『出待ち』です。
出待ち対応は、芸人さんの優しさです。
『しない』という選択肢もある中で、お疲れの中してくださるのです。
本当にありがたい。

しかし昨今の状況で、今まで入り待ち出待ちに見て見ぬふりをしてくださった運営さんから正式ルールとして『入り待ち出待ち禁止』が多くのライブで言い渡されるようになりました。
感染対策としては当然です。

正直寂しい気持ちはありますが、芸人さん達の為、そして貴方自身を守る為に敷かれたルールです。

それを破りながら、対応してくれなかった事にクレームを付けるとは言語道断!!!

『既に第3波』とも言われていますし、もしそれが原因で、大好きな芸人さんに感染させてしまったら?!
幸い感染せずともそれが運営さんに見つかり、大好きな芸人さんが何らかの処分(そのライブには今後呼ばれなくなる等)を受けたとしたら?!

そこまでして己の欲求を満たしたいですか?
エゴを押し付けたいですか

私なら耐えられません。
実際、開演前に偶然推しさんと劇場近くでバッタリということがあり、ご挨拶しようと思いましたが、どうしても躊躇してしまい、かなり腰の引けた素っ気ない態度になってしまいました。(ほぼ「こんにちは」「お疲れ様です」のみ)
『お話したい』より『接したら申し訳ない!』の恐怖が勝ちました。

『あのトラブル』を聞いてからそんなことを考え出し、何となくモヤモヤ~としている最近です。

もちろん、出待ちOKのライブで自己感染対策を充分にした上で実行するのは全然いいと思います。
楽しそうな写真をネットで拝見するのは私も嬉しくなりますし!❀.(*´▽`*)❀.
ただ、ルールは守りましょうね?というお話です。

で、ここからは本当に私個人の出待ちに関する悩みというか、規制前からずっと考えていた事を再びちゃんと考えなくては…と思い始めたので、気持ちの整理をしたくて書き出してみることにしました。
ただの吐き出しですので、スルーして頂いて構いません。

ライブによっては出待ちも許可されるようになり、そうなると『お話したい』という欲がムクムク湧いてきまして…
さっきまで偉そうに語っていたのは何なのか?!と、お叱りを受けそうですが、私にもそういう欲望自体はあるのです。
ある上で我慢しているからこそ余計に上記のような話題を見掛けるとイラッとするわけで…

まぁ、タイミングが悪く出待ちOKのライブに行けなかったり、行けても出順の関係でお会い出来なかったり…という感じの現状なのですが。

そんな中、ちょっと前に1度だけ本当に少しだけ、お話することが出来ました。
大事な舞台前でどうしても『頑張ってください』だけ言いたくて。
その時ばかりは応援したい気持ちが勝ち、1~2分ほど久しぶりにお時間を頂きました。

結果.......罪悪感と後悔しか残りませんでした。
大切な時間を厚意で割いて頂いて、本当に「頑張ってください」しか言えないってなんだよ?!
どう見てもお疲れなのに、足止めさせて気を遣わせて…
応援なんて建前で、それこそ私の『お話したい』って欲望を満たしたかっただけなのでは?!

帰りから翌日までずっとぐるぐる後悔ばかりが頭を巡っていました。
ようやく話せた喜びより、申し訳なさが圧倒的に上回っているのを自覚した時に、ふと思い出しました。

―そうだった!私は人と接する事が壊滅的に下手だった!!―

一般の方にさえ緊張しまくって上手く会話することがままならないのに、憧れの尊敬している芸人さんになんて普通に会話する事が出来るはずがなかった!!!

こんなことは普通に出待ち出来ていた頃に散々感じて反省していた改善点ではなかったか!!
直で接する機会が無くなり、ネット上のコメントでのやり取りしか出来ない状況が続いてすっかり忘れていた!
と、いうかコメントだと考える時間を置けるし、文字でならスラスラ言葉が出てくるから(ネット弁慶)すっかり克服できた気になっていた!!!

半年振りくらいにその事実を思い出した瞬間『私個人は、事態が収束してもこのままの方がいいのかな』とちょっとばかり思い始めました。
差し入れしたかったら事務所に郵送か、差し入れ預かり可能なライブでスタッフさんに渡しておけばいい。
伝えたい事があれば、ネット上で文章で伝えればいい。
そうすれば感染リスクも減るし、いい事づくめじゃないか。

大切な推しさんに、私みたいなテンションだけ高い会話ベタなおばちゃんの相手をさせるくらいなら、もっと話していて楽しくなるファンの人と幸せになるような時間を過ごして笑っていて欲しい。
本当は嫌なのに優しいし、私が凄く歳上だし、お客だし言えないで無理をさせているのではないだろうか…?

これは出待ちを始めた去年からずっと心の奥底で思っていたこと。

ここまで書いて思ったのですが…

暗い!!そして重い!!!
なんてめんどくせぇ女!!

実は上で『出待ちは厚意のオプション』云々書いているのも、自分へ言い聞かせてる部分もあります。

スパッと『出待ちやめる』が出来たらいいのですが『お話したい』がまだ未練タラタラで残っているので、悩ましいです。

こんな思いを巡らせているタイミングで、先日出待ちのネタを立て続けに漫才とコントで2本観る機会がありました。
片方は迷惑な出待ちファンをデフォルメしてサイコっぽいキャラに仕立てられていましたが、ちょっと自分と重なる部分があり、笑いながら心が痛みました
(((;°▽°))
芸人さん側のリアクションも、もしかしてこう思われてるのかなー?とか思ったり。
いや、面白かったので爆笑はしましたよ!そこは別!

もう片方は、ファンに出待ちであれこれするよ?!みたいなネタだったのですが、こちらも観て笑いながら『ただし一緒にいて楽しい人に限る』みたいな戒め?が頭をよぎったりして。

余談ですが上のネタで一緒に写真撮るくだりがあったのですが、私は写真のお願いも出来なすぎる!

と、いうか、一緒に写真撮るお願いって気軽にしていいものだったのか?!

芸人さんをリスペクトするあまり、恐れ多くてろくにお願い出来たことなかった!
と、いうか考えたことすらなかった!
1度だけ撮って頂いたのは、誕生日前日に託けてお願いしたきりだ!
推しさんから「写真撮りますか?」と聞いてくださった事もあったのに

私が写真撮るの下手だから、推しさんの写真(当然ワンショットだと思ってた)をお願いするのは申し訳ないな。

と天然解釈をし「大丈夫です」とお断りする事も多々あった。

その解釈違いに気付いたのは、つい先日。情けない!

色々と申し訳なさすぎるので、やはり永久自粛をするべきなのか考えている今日この頃です。

取り留めのない話を長々とすみませんでした。
ライブ自体は、観られる限り今まで通り楽しもうと思っていますので、レポも続けますね!!!

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