スクリーンショット_2019-05-25_21

『ワクワク』が止まらない!2016→

4年目を迎える2016年度の「クリエイティブアウォード関西」は3年目となる前年度で全体の形が定まってきたと内部で感じたからこそ、このままでは「変化し続ける事」への限界を感じた事、そして危機感を覚えた事から、あえて「これまでの事務局を解体し」新しい事務局体制にした。

その事で「これまで」の3年間を「外から眺めた上で感じた」新しい事務局から提案された「問題点」の改善に取り組む事にしたのだ。その1つが「クリエイティブアウォード”関西”」と言いつつも、関西各地での知名度、認知度はまだまだ低いのでは?という事。そしてもう1つが、評価基準を「クリエイティブ」としている割に項目それぞれが言語化しすぎて、逆にクリエイティブではないのではないか?という事だった。

前者においては「関西の近畿二府四県の全てでプレ的な説明会を開催する」事で、その解消に努めるつもりであったが、他の事業とのスケジュールの兼ね合いから、結局は大阪、京都、和歌山の3ヶ所でのみの開催となってしまった。それでも、特に和歌山でのプレ的な説明会がWEBニュースにも掲載された事が、この年、2016年度での和歌山方面からのエントリー増加に繋がったのは間違いないと思う。https://wakayama.keizai.biz/headline/652/

ただ後者、評価基準に関しては、この年のキャッチコピー”『ワクワク』が止まらない”が示しているようにまだ言語化・数値化できていない活動を応援する為に「擬音語、あるいはオノマトペ的な表現で基準を設定する」事を検討したものの、結局は事務局内でも”かえってエントリーする人、審査員双方にとってわかりにくいのでは?”と意見が別れて、擬音語と従来までの評価基準を補足として併記するという、やや中途半端な形での消化となった。

そんな中で迎えた2016年度の授賞式会場は、縁を優先する中で偶然に大阪での受賞式が続いていたからこそ”今度こそ!大阪以外での授賞式開催を!”と個人的には密かに目論んでいたものの、大阪外の会場の全てと調整がつかず、結局はこちらも4年続いて大阪、今度は阿波座にある江之子島文化芸術創造センターとなる。

とは言え、そんな事務局内部の事情はさておき、昨年の2015年度のファイナリストそれぞれの活動発表の解釈が自由で音楽ライブあり、パフォーマンスありと個性的で印象的に残っていたが、またそれとは別の意味で、この2016年度のファイナリスト15組の方達は、いわば正攻法的にそれぞれに”素晴らしいプレゼンテーション”が多く、自身もそれなりに発表する役割を担う事があるからこそ”わかる”驚きがあった。(そういった意味で、純粋に当日の発表だけで結果を決定する”当日特別賞はこれまでにない激戦だったとも言えるかもしれない)

そして、この2016年度のグランプリ受賞者は「音遊びの会」。こちらはこれまでのグランプリの受賞者とまた違って、2005年に結成されてからじっくりと活動を続けている事を僕自身が知っていたからこそ、これまでとまた違う意味で嬉しく思った。あいにく当日はスケジュール的に他のメンバーが忙しい中、代理出席という形にはなったものの、後日にわざわざ送ってくれた「音遊びの会」の皆さま全員での受賞記念集合写真を見て、その思いはとても強くなった。

以下、2016年の結果を紹介する。

1位 音遊びの会

2位 しおや歩き周りの音楽会

3位 まちくさ研究室 重本晋平

当日特別賞 マキコムズ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?