「言葉の意味が落ちてゆく」
というのは、意図的にそうしようとするより、その様になっている”状態”を活かした方が断然に楽（効率がいい）だろうと思う。

”やろう”とする事は、この機能を止めて、またはそれに逆らってそれをしようとする事も多く、だから自分からの抵抗を極力浴びない様に”シレ～”っと入って行く。

昨日の終わりで少し触れている、表・裏のことを現わす時、実物に自然と現れるその”陰”は、実物があってのもので、それ自体をもし”表”に出せるなら、それは既に表の存在で、そこにまたカゲは出ることになる。だから、「書いていく」と宣言をしてしまってその流れで行われている事は、地上のスライドのようなもので、書く対象として「感じていたもの」は、ソコにあると感じている状態のものと質が変わってしまう様に思っている―――、”やろう”とする行いを先に露わにした。

縦で感じているものを、横で滑らせているので、そもそもできない状態を自ら作ってしまった、という感じ。タテ・ヨコという事のイメージは、私の頭の中でタテは層、横は地上としているので、この地上で明確に「やること」は勿論、「やる！」の表明で良いのだけども、私は”ソコにあるもの”、層の下、表からの奥側のそれを示したかった。

そして、だからその現し方というのは、”言葉の意味が落ちる”かの様な、文字のその向こう側に透かして視えてくるソレを掴む、という事の方がとても上手なヒョーゲンのさせ方だと思っている。いや…、そうしようとしなくても、文字表現には、その向こうが透過する様な特徴がある様に思う。逆に文字の向こうが見えない程のぎっしりとした詰まり方＝実動との一致がそこに現れることもあることも、以前に触れたと思う。

表に現わすということは、自然とそこに自分をヒョーゲンさせる事だという思いは今も変わっていない。

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ここからは、先日書くと言っていたものを。

この☆ー☆間のことは、内容的には本当に全く何もないのだけども、その「流れ」を感じたので、表しておきたいと思った。

私は、

「両方からの”違い”に、」と、この時点では自分で違和感を持ちながらも（意味的に納得しないと書いている）、その言葉を使うという選択で押し切っている。文章を読む（入力）ことができる”私”の動きはあるものの、”これしかない”と言って押し切られる出力の採用をしている。

ここで何か、全く憶えていないけども、少しの間ここからアタマは離れていた。他の事へアタマを移したか…、何か少しの時間。そして自然に”ここ”へ戻った時が、向き＝矢印の印象の話、を書いている。

そしてまた次へコマを進めるために少し遡り、前の部分を読むと・・・。

この、”両方からの”という言葉の選択は、その後に書いた→・←の揺さぶりときちんと「つながっている」ということ。この部分に触れたかった。

自覚できる意識、”私”は、アタマの中を視ながら言葉を選んでいて、その時そこで、両方とは捉えずに、単なる”私側から見る”に近い事を描いていた（一方向）。だから”両方”とする事に「？」がついたのだけど、選択は迷わず「両方から」となった。

そしてその流れから、後に続く言葉を、空白を挟んでも「つながるもの」を選ぶ…ということは。

既に「そこまで」は、私の無意識下では読まれて（捉えて）いるからでは？と思ったものだから。その、つながる言葉によってさっきの「？」は、辻褄が合ってしまった。

”私”の意識する、意図して選択しようとする言葉は。

”私”によって揃えられたものが基本。だけどアタマの中、その状態を視ている時に動くモノ（？）は、”私”だけじゃない部分もある。それによって予め決められたものがやんわりとこちらにプッシュされて来ていたなら、”私”が強ければ弾かれ、その双方を見た時に、その選択はこの”私”がしているけども、押された方（納得していない方）を採用をしている。

私の中の「”揃わない私”からあるもの」を拾うか否かは、こちらが決めている。

静かにある私と共にあることで、選択の幅は広がるかもしれない。

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そういえば…先日も、語句に付ける”てにをは”を、全体としてはおかしいけど、それでいくー、という内容をポストした。状態的には同じだ。

何か、そっちの無意識の部分だからハッキリは分からないけど…というこの感じは、”私”の普段の選択とは違うものが湧いている、ということだよね。